スパルタンXは、1984年公開の香港映画。謎の集団に誘拐された美女を救出しようとする三人組の活躍を描く。ジャッキー・チェン&サモ・ハン・キンポー&ユン・ピョウが再集結した大傑作!香港アクション界の三銃士がスペインで大暴れ!スペイン・バルセロナ。
スパルタンX 映画批評・評価・考察
スパルタンX(原題:快餐車、英題:Wheels on Meals)
脚本:28点
演技・演出:18点
撮影・美術:17点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計77点
ジャッキー&サモ・ハン&ユン・ピョウが結集し、バルセロナを中心に全編オールロケを敢行。ジャッキーら3人は幼いころ、同じ演劇学校《中国戯劇学院》に通い、7人グループ《七小福》で友情を深め合った仲。そんな彼らがスペイン現地ロケが見どころの本作では、遺産相続のトラブルに巻き込まれる親友トリオを楽しそうに好演。終盤には3人それぞれの決闘シーンがあり、中でもジャッキーとマーシャルアーツ世界王者ベニー・ユキーデが拳を交える、スピーディな攻防は圧巻です。
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スパルタンX あらすじ(ネタバレ)
スペインのバルセロナ。パン屋の二階に下宿するトーマス(ジャッキー・チェン)といとこのデイヴィッド(ユン・ピョウ)は、ハンバーガーやコーヒーを売るキッチン・カーの経営者だ。今日も二人はキッチン・カーを馳って公園広場へと出かけた。陽気な笑い声が響くその広場には、二人のお得意さんたちが集まってくる。スケート・ボードも軽快に注文を取るトーマス。その日の午後、二人はデイヴィッドの父(ポール・チャン)を見舞いに病院に出かける。ところが父親は、患者仲間のグロリアと愛し合っている。しかも、グロリアと一緒に現われた美しい娘シルビア(ローラ・フォルネル)を見て二度ビックリ。その夜。ストリート・ガールがずらりと立ち並ぶ裏通り。キッチン・カーを停めて営業中のトーマスとデイヴィッド。突然、「スリだ」という叫び声がしたかと思うとシルビアが逃げ込んできた。二人は彼女をかくまい、スリをやめさせる約束でウエイトレスとして雇うことにする。その頃、二人の友人で私立探偵事務所の見習いモビー(サモ・ハン・キン・ポー)は大仕事にありついた。上品な紳士がセピア調の写真を持ってきて仕事を依頼してきたのだ。そんなある日、シルビアが正体不明の男たちに誘拐されかかった。そこにモビーも現われて得意のクンフーでやっつけ、やっとの思いでアパートに辿りつく四人。だかそこにも謎の男たちが待ち伏せていた。実はシルビアは伯爵の娘で、遺産目当ての伯爵の弟モンデール(ペペ・サンチョ)に狙われていたのだ。シルビアは捕われた。彼女を救出するために古城に潜入する三人。モビーはフェンシングの名手のモンデールと、デイヴィッドは殺し屋ゴヤ(キース・ビタリ)と、そしてトーマスは格闘技の王者ガーディ(ベニー・ユキーデ)と戦い、苦闘の末に倒しシルビアを助け出した。
スパルタンX スタッフ
監督:サモ・ハン・キンポー
脚本:エドワード・タン,ジョニー・リー
製作:レナード・K・C・ホー
製作総指揮:レイモンド・チョウ
音楽:キース・モリソン
撮影:ウォン・ニョクタイ,チェウン・イウジョー
配給:ゴールデン・ハーベスト,東宝東和
スパルタンX キャスト
トーマス:ジャッキー・チェン
デヴィッド:ユン・ピョウ
モビー:サモ・ハン・キンポー
シルヴィア:ローラ・フォルネル
デヴィッドの父:ポール・チャン
モンデール伯爵:ペペ・サンチョ
伯爵家の執事:ハーバード・エデルマン
アメリカン・ギャング:ベニー・ユキーデ
フレンチ・ギャング:キース・ヴィタリ
マット:ハーブ・エデルマン
ディノ:ジョセフ・ルイス・フォノル
患者:リチャード・ン
患者:ジョン・シャム