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ヴェノム|『俺たち』はヴェノムだ。この力、病(や)みつき。マーベル史上、最も凶悪なダークヒーロー誕生。

ヴェノム
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ヴェノムは、2018年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。ソニー・ピクチャーズが手掛けるユニバース “Sony’s Universe of Marvel Characters” の最初の作品。日本でのキャッチコピーは、「マーベル史上、最も凶悪なダークヒーロー誕生。」「『俺たち』はヴェノムだ。」「この力、病(や)みつき。」

ヴェノム 映画批評・評価・考察


ヴェノム(原題:Venom)

脚本:30点
演技・演出:17点
撮影・美術:18点
編集:9点
音響・音楽:8点
合計82点

これは予想外に面白かった!主演のトム・ハーディがあまり好きじゃなかったのですが、ふりきった演技力で魅せてくれました。スパイダーマン3に出てきたヴェノムの演出も良かったんですが、こちらの方がパワフルで迫力がありました。トム・ハーディの声がクリスチャン・スレイターに似ていることもあり、独特の言い回しもなんか似てるように思いました。この声、なんか好きです。クールです。
ストーリーはシンプルで、やや単調なものの優れたアクションシーンの連続で飽きずにみれる内容です。蛇足にも思えるラストシーンは、いかにもマーベル。(続編のお知らせみたいな演出)。は、いらない。

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ヴェノム あらすじ(ネタバレ)

カリフォルニア州のサンフランシスコで記者として働いていたエディ・ブロックは、ライフ財団が死者を出すほど危険な人体実験をホームレスを利用して行っていることを知り、恋人であるアン・ウェイングのパソコンから得た情報を基にライフ財団のリーダーであるカールトン・ドレイクに実験のことを問い詰めるが、ライフ財団の根回しにより会社をクビになり、それに巻き込まれる形でアンも職を追われたため、仕事と恋人の両方を失う。

それから半年。就職先を探していたエディはライフ財団の研究者ドーラ・スカース博士の力を借りてその実験施設に侵入。そこで知り合いのマリアが被験者として捕まっていることを知り、彼女を助けようとしたものの、その身体に巣食っていたタール状の地球外生命体・シンビオートに寄生されてしまう。

それ以来、エディにはシンビオートの声が頭の中で聞こえるようになり、凶暴性や空腹感が日に日に強くなっていく。「”俺たち”が一つになれば、何だってできる」と嘯いたシンビオートはエディの体を蝕み、一体化し、ヴェノムとして名乗りを上げる。ヴェノムはそのグロテスクな姿で容赦なく人を襲い、そして喰らう。相手を恐怖に陥れ、目玉、肺、そして膵臓…体のどの部位も喰い尽くす。 エディは自分自身をコントロールできなくなる危機感や恐怖心を覚える一方、少しずつその力に魅了されていく…。

その頃、エディがライフ財団に侵入してマリアと接触したことを知ったドレイクは、マリアに寄生していたシンビオートがエディの身体に「移動」したのではないかと考え、彼もろともシンビオートを捕らえようと暗躍し始める。

一方、本編冒頭からマレーシアに墜落して乗組員をのせたライフ財団所有の宇宙探査ロケットから、別のシンビオートも単独でライフ財団へ向かい、次々と宿主を移り変えながら動き出す。

ヴェノム スタッフ

監督:
脚本:,,,
原作:,『ヴェノム』
製作:,,
音楽:
撮影:
編集:,
製作会社:,,,,,
配給:

ヴェノム キャスト

エディ・ブロック / ヴェノム:
本作の主人公であり、徹底的な取材をこなす敏腕記者。やや自己中心的な一面とその取材方針から周囲と衝突する事があるものの、記者としての使命感や力量は確かであり、また強い正義感の持ち主でもある。高い所が苦手。ドレイクへの取材で、彼に対して以前から行われていたライフ財団による違法な人体実験の事実を追及しようとしたことで職も恋人も失って零落。その半年後、スカースの依頼と協力を受けて財団の研究施設に潜入するが、そこで被験者となっていた友人・マリアを助けようとした所、逆に襲われて液体型地球外生命体・シンビオートに寄生される。それに伴う心身の異変や身体感覚の劇的な変化に見舞われ、トリースを始めとする財団の刺客らの猛追を受ける中で驚異的かつ超人的な能力を持つ生命体・ヴェノムと化す。

アン・ウェイング / シーヴェノム:
エディの元婚約者。愛称はアニー。弁護士としてライフ財団が裏で行っている人体実験について調べていたが、その情報を自身のパソコンから盗み見たエディのとばっちりを受けて事務所を解雇されてしまい、その件に激怒して婚約を解消した。だがその半年後、シンビオートに寄生されてしまったエディの異変を知り、彼を救う為に奔走。終盤におけるライオットとの決戦においても彼女の機転がエディを救うきっかけとなった。

カールトン・ドレイク / ライオット:
医療福祉から宇宙開発まで多くの科学分野で活躍する「ライフ財団」の創始者にしてCEO。イギリス出身。エディの務めるテレビ局のスポンサーでもあり、財団の闇を暴こうとした彼を上層部に圧力をかけて解雇させた。慈善家として知られる人物だが、裏ではホームレスなどの社会的弱者を利用して人体実験を行っているマッドサイエンティスト。環境破壊や資源の枯渇が深刻化している地球に見切りをつけ、人類の宇宙進出を計画している。その為に財団独自の調査で入手したシンビオートの融合実験を行っていたが、その内の一体と共生したエディに目をつけ、執拗に追跡する。

ローランド・トリース:
ライフ財団のセキュリティのリーダー。冷酷な性格で、侵入者を手引きしたのがスカースである事を突き止め、ドレイクに引き渡した。彼の命を受け、部下達と共にエディを追い詰め深手を追わせるが、ヴェノムとして覚醒した彼の妨害や反撃を受けて確保に失敗する。後にヴェノムと分離したエディを拉致し、復讐も兼ねて殺害しようとしたが、シーヴェノムとなったアンの不意討ちを受け、彼女に捕食された。

ダン・ルイス:
エディとの婚約を破棄したアンが新たに交際した医師。非常に誠実な人物で、アンの元婚約者であるエディにも好意的に接し、シンビオートに寄生された彼をアンと共に救おうと尽力する。

ドーラ・スカース:
ライフ財団で働いている研究者。ドレイクから信頼されているものの、シンビオートの危険性や人命を軽視して人体実験を進める彼に耐え兼ね、エディに潜入取材を依頼する。だが、結果的に彼がヴェノムとなる事態を引き起こしてしまい、ドレイクから裏切り者としてシンビオートの実験台にされ殺害された。

チェンさん:ペギー・ルー
コンビニエンスストアの店主。

マリア:
エディが零落した後に親しくなったホームレスの女性で、古新聞を集めて売っている。生活費欲しさからライフ財団に騙され、シンビオートの実験の被験者にされていたところをエディに助けられるが、自我を失ってエディに襲い掛かり、自分に寄生していたシンビオートがエディに寄生すると同時に死亡する。

コリンヌ・ワン:
アイザック:

クレタス・キャサディ:
エンドロール後に登場するサン・クエンティン州立刑務所に厳重収監されている連続殺人鬼。ドレイクの野望を阻止し、ジャーナリストとして復帰したエディが最初に取材した相手。これまでFBIの取り調べに応じなかったがエディに対しては関心を抱き、独占インタビューを依頼。訪れた彼に「俺がここを出たら、大殺戮(カーネイジ)になる」と、不穏な言葉を残した所で物語は幕を閉じる。原作コミックにおいてカーネイジは「もう一人のヴェノム」というべき存在である。

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