ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターンは、1999年公開のアメリカ合衆国の映画。死んだ兵士を戦闘マシーンとして蘇生させるプロジェクト“ユニバーサル・ソルジャー”で甦った男の戦いを描くSFアクション。前作とは異なり、ジャン=クロード・ヴァンダム演じるリュックのヒーロー活劇で描かれている。1992年公開の『ユニバーサル・ソルジャー』と同様ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作で当時は前作の正当な続編として制作されたが、内容は批評家からは酷評され、興業的にも失敗作となった。 そのため、現在ではストーリーの時系列から外され番外編として扱われている。第3作目の『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』が前作の正当な続編となる。
ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン 映画批評・評価・考察
ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン(原題:Universal Soldier: The Return)
脚本:10点
演技・演出:12点
撮影・美術:13点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計49点
ユニソルシリーズの黒歴史となった今作ですが、ヒーローもののアクション映画として見れば悪くない娯楽作品(つまらないですが。。。)となっています。
前作でチョイ役だったマイケル・ジェイ・ホワイト(U.S.2500役)が大出世し、ラスボスとなっています。今作では彼の魅力が生かされていませんでしたが、主演の『スポーン』(1997年公開)やS・セガールと対決した『DENGEKI 電撃』(2001年公開)はとても良い演技をしていました。この他にもテレビドラマ『ウォーキング・デッド』グレゴリー役(ヒルトップの統治者)で存在感のある悪役肌の演技をしたサンダー・バークレーも出演しています。サンダーは『ターミネーター2』でT1000に手包丁で串刺しにされた演技も見事でしたね。(ジョン・コナーの養父)
今作の音楽はドン・デイヴィスで同じく音楽を担当した『マトリックス』も1999年公開作品です。マトリックスでは絶賛され、今作では”うるせぇ”と酷評されるという、改めて映画音楽は、映像との相性が大切ですね。
ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン あらすじ
ベトナムで戦死し、後に初期型ユニソルとして改造されてよみがえったリュック・デュブローは、アンドリュー・スコットとの死闘の後、コトナー博士らの協力で元の人間に戻り、新たなユニソルの開発に関わっていた。ある日、軍事予算削減のためにユニソルの開発の打ち切りをラドフォード将軍に言い渡される。それを察知した研究所のコンピュータ「S.E.T.H.」が暴走し、ユニソルを操作し研究所を占拠する。コンピュータは“U.S.2500”を操り、人類に宣戦布告する。初代U.S.のリュックはこの危機を救うべく“U.S.2500”に立ち向かう……。
ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン スタッフ
監督:ミック・ロジャース
製作:クレイグ・ボームガーテン,アレン・シャピロ,ジャン=クロード・ヴァン・ダム
製作総指揮:マイケル・ラックミル,ダニエル・メルニック
脚本:ウィリアム・マローン,ジョン・ファサーノ
撮影:マイケル・A・ベンソン
音楽:ドン・デイヴィス
編集:ペック・プライアー
美術:デヴィッド・チャップマン
衣装:ジェニファー・L・ブライアン
ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン キャスト
リュック・デュブロー:ジャン=クロード・ヴァン・ダム
セス(S.E.T.H.):マイケル・ジェイ・ホワイト
エリン:ハイジ・シャンツ
ディラン・コトナー博士:サンダー・バークレー
ブラックバーン大尉:ジャスティン・ラザード
マギー:キアナ・トム
ロメロ(Unisol2500):ビル・ゴールドバーグ
ラドフォード将軍:ダニエル・フォン・バーゲン
モロー軍曹:ジェームズ・R・ブラック
キティー・アンダロン:マリア・アリタ
技術者 #2:ブレント・アンダーソン
RLゲート警備員:ウッディー・ワトソン
病院の警備員:ザ・プレデター
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