ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーションは、2009年公開のアメリカ合衆国の映画。『ユニバーサル・ソルジャー』シリーズの3作目であり、ジャン=クロード・ヴァン・ダムとドルフ・ラングレンが1作目以来再び共演した作品。 低予算のビデオ映画であるものの劇場公開されている。前作『ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン』はストーリーの時系列から外されたため、ストーリーは繋がっていない。本作が1作目の正当な続編となっている。1作目では「ユニバーサル・ソルジャー」とは死体を蘇生させた兵士たちであったが、今作では1作目で再生不能なくらいに粉々にされたスコットが登場する事などから、クローン技術によって作られた兵士も含まれることが示唆されている。
ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション 映画批評・評価・考察
ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション(原題:Universal Soldier: Regeneration)
脚本:24点
演技・演出:14点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計69点
監督は高名な映画監督ピーター・ハイアムズの息子であるジョン・ハイアムズで、今作では撮影監督でピーター・ハイアムズが息子の晴れ舞台に参加しています。撮影地がブルガリアで900万ドルという低予算ながら出演者が豪華なのはこの2人だからこそということもあると思います。UFCヘビー級王者のアンドレイ・アルロフスキーが出演したことも話題になりました。ジョン・ハイアムズはUFC関連のドキュメンタリー作品で評価の高い作品を作っていましたのでこういったキャスティングができたのだと思います。
エンターテイメントとしては、微妙な今作品ですが、格闘アクション映画としては評価を高く受けています。劇中の6割~7割が戦闘シーンでカメラワークが素晴らしく臨場感が味わえます。
ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション あらすじ
ロシア首相の愛息と愛娘が、遺伝子技術に基づくハイテク兵士“NGU”に誘拐される事件が発生。さらに、その黒幕であるチェチェン民族主義の過激派トポフ(ザハリー・バハロフ)がチェルノブイリ原子力発電所を占拠、原子炉の爆破を盾に取ってパサラン地区の完全独立を要求する。ロシア首相は米国の初期兵士開発プロジェクト“ユニソル”の科学者たちに協力を求め、4人のユニソルが復帰して解決に当たるが、NGUの圧倒的な攻撃力の前には成す術もなかった。そんな中、5人目のユニソルとして、同プログラムの最強の兵士であったリュック(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)に白羽の矢が立てられる。だが人間性に目覚めた彼は、沸き起こる凶暴性を抑えながら苦しいリハビリを続けていた。ユニソルへの復帰はリハビリの成果を無にすることに他ならない。しかし事態はもはや予断を許さぬ局面に突入しており、米国の対策本部に拉致されたリュックは向精神薬を投与され、能力の回復を強制されるのだった。慈悲や良心を捨て去り、ユニソルとして覚醒したリュックは早速チェルノブイリに送られ、兵士たちを蹴散らし、ゲリラ戦で敵の心臓部へと迫っていく。だがそこには冷凍保存されていた同じユニソルで、かつて死闘を演じたスコット(ドルフ・ラングレン)が待ち受けていた。トポフを抹殺して再び暴走を始めたスコットは、原子炉の爆破スイッチをオンにしてしまう。爆破までのタイムリミットは35分。リュックはスコットとの因縁の対決に挑み、さらにはNGU最強ソルジャー(アンドレイ・“ザ・ピットブル”・アルロフスキー)とも対峙することになる。ハイレベルの肉弾バトルの決着は……。
ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション スタッフ
監督:ジョン・ハイアムズ
脚本:ヴィクター・オストロフスキー
製作:ピーター・ハイアムズ,クレイグ・ボームガーテン,モシュ・ディアマント
製作総指揮:マーク・ダモン,コートニー・ソロモン
撮影:ピーター・ハイアムズ
編集:ジョン・ハイアムズ
配給:SPE
ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション キャスト
リュック・デュブロー:ジャン=クロード・ヴァン・ダム
アンドリュー・スコット:ドルフ・ラングレン
NGU:アンドレイ・アルロフスキー
トポフ指揮官:ザハリー・バハロフ
ケビン・バーク大尉:マイク・パイル
サンドラ・フレミング博士:エミリー・ジョイス
ジョン・コビー大佐:コーリイ・ジョンソン
ポーター博士:ギャリー・クーパー
ボリス大将:アキ・アヴ二
ロバート・コリン博士:ケリー・シェイル
マイルズ:クリストファー・ヴァン・ヴァレンバーグ
ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション 予告編・無料動画
ユニバーサル・ソルジャー 映画シリーズ