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トータル・リコール|1990年に映画化されたフィリップ・K・ディックの短編小説『追憶売ります』を再映画化したSFアクション大作。

トータル・リコール (2012年)
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トータル・リコールは、2012年公開のアメリカ合衆国の映画。1990年に映画化されたフィリップ・K・ディックの短編小説『追憶売ります』を再映画化したSFアクション大作。記憶を操作された主人公の戦いを描く。アーノルド・シュワルツェネッガー主演の1990年の映画『トータル・リコール』と同一であるフィリップ・K・ディックのSF小説『追憶売ります』だが、より原作に忠実なプロットとなっている。劇場版とディレクターズ・カット版では、物語の展開が異なる。なお、ディレクターズ・カット版はブルーレイディスクのみの収録。

トータル・リコール  映画批評・評価・考察


トータル・リコール (原題: Total Recall)

脚本:29点
演技・演出:13点
撮影・美術:18点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計75点

魅力的なヒロインは前作に負けず劣らずですし、コリン・ファレルも良い演技だと思いますが・・・1990年度版のポール・バーホーベン監督(脚本はダン・オバノン)&シュワルツェネッガーのコンビによる演出力には見劣ってしまいます。CGによる映像の美しさはありますし、迫力もありましたが、演出が想像の上を行かないこともあり普通のSF映画の枠で収まってしまってます。これでは、まぁまぁおもしろかった程度で記憶から消えてしまう作品になるかなぁ~。

オマージュについて
1990年版へのオマージュとして「検問所で滞在期間を聞かれて2週間と答える女性」や「乳房が3つある娼婦」が登場します。なお、前者を演じる女優は1990年版で演じたプリシラ・アレンではなく(2008年に70歳で死去)、シャリーン・エアーズになります。逆に、1990年版に登場したリクター、ベニー、エッジマーは登場せず、リクターとエッジマーの役割をローリーとハリーにそれぞれ充てたり、反乱分子のリーダーもミュータントのクアトーから一般人のマサイアスに変更されています。

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トータル・リコール  あらすじ

近未来、“記憶”は簡単に売買されるようになっていた。大きな戦争を経て正常な環境を失った世界で、人々はわずかな土地を、裕福なブリテン連邦と貧しいコロニーという2つの地域に分けて暮らしている。退屈な日常に飽き、刺激を欲した人々は、人工記憶センターであるリコール社の人工記憶を買って不満を解消していた。コロニーで暮らす工場労働者のダグラス・クエイド(コリン・ファレル)も、来る日も来る日も工場で働く日々にふと嫌気がさし、リコール社を訪れる。しかし、彼が記憶を植えつけようとしたとき、突然、ブリテン連邦のロボット警官隊が襲撃してくる。クエイドは自分でも知らなかった戦闘能力を発揮して逃げ切るが、帰宅すると今度は彼の妻ローリー(ケイト・ベッキンセール)が襲ってくる。ローリーはクエイドに、記憶を消されて新しい記憶を植え付けられただけで、この世にダグラス・クエイドという人物は存在しない、と告げる。ローリーを振り切ったクエイドは、行く先で数々の謎のメッセージを受け取り、メリーナ(ジェシカ・ビール)と出会う。メリーナは信用できるのか? 自分は誰なのか? クエイドはその答えを見つけられないまま、ブリテン連邦とコロニーの運命を握る戦いに巻き込まれていく。

トータル・リコール  スタッフ

監督:レン・ワイズマン
脚本:マーク・ボンバック,カート・ウィマー
原案:ロナルド・シャセット,ダン・オバノン,ジョン・ポービル,カート・ウィマー
原作:フィリップ・K・ディック『追憶売ります』
製作:トビー・ジャッフェ,ニール・H・モリッツ
製作総指揮:リック・キドニー,レン・ワイズマン
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
撮影:ポール・キャメロン
編集:クリスチャン・ワグナー
製作会社:オリジナル・フィルム
配給:コロンビア ピクチャーズ,ソニー・ピクチャーズ

トータル・リコール  キャスト

ダグラス・クエイド / カール・ハウザー:コリン・ファレル
ローリー:ケイト・ベッキンセイル
メリーナ:ジェシカ・ビール
コーヘイゲン:ブライアン・クランストン
ハリー:ボキーム・ウッドバイン
マクレーン:ジョン・チョー
マレック:ウィル・ユン・リー
マサイアス:ビル・ナイ

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