1970年代 バイオレンス ホラー

悪魔のいけにえ 82点

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悪魔のいけにえ 映画批評・備忘録

製作費は約4000万円。公開後から2006年9月まで、世界中で総額60億円以上の配給収入を上げ、監督・脚本・制作のトビー・フーパーはこの作品により全米及び英国への進出を果たしました。
近代スプラッターホラーのパイオニア的作品で、公開後に与えた社会的影響は相当なものだと言え、この作品の影響を受け、数々のスプラッターホラーが製作されていきました。また、シチュエーションやキャラクター相関なども後の作品で見受けられます。惨殺・残酷の描写イメージが強い作品ですが、実際の映像はほぼ一瞬であっさりしたものです。そのあたりがまたリアリティがあって怖いんです。また、張りつめた緊張感のなか、ギャグとも見える描写がシュールだったりします。1974年公開作品ですので、『ゾンビ(1978年)』も『13日の金曜日(1980年)』もまだ生まれていない時代にこの衝撃的作品を生みだしたトビー・フーパーは偉大であり狂人(ほめ言葉)だとも思えます。

 

米国テキサス州に帰郷した5人の男女が、近隣に住む人皮のマスクを被った大男「レザーフェイス」に襲われ殺害されていく様子が描かれたホラー作品。真に迫った殺人の描写やそのプロットは後に数多くのフォロワーを生み、マスターフィルムがその描写の芸術性のためにニューヨーク近代美術館に永久保存されることとなった。

後のホラー作品との違いとして、本作ではBGMが一切使用されていないことや、チェーンソーでの殺害シーンでは直接的な切断描写が存在しないことが挙げられる。特にBGMを使用せず効果音のみで場面を演出する手法は、本作のドキュメンタリー的演出の増強に一役買っている。

エド・ゲイン事件
この作品は、1957年にウィスコンシン州プレインフィールドで実際に発生したエド・ゲインによる猟奇殺人事件をモデルにしたということが通説になっているが、フーパー本人はこの事件については記憶が曖昧だとしており、ある評論家がエド・ゲイン事件に似通っている部分があると評したのがこのような説の流れた端緒である。映画冒頭部分のテロップ「これは真実の物語」は少しでも観客の恐怖を煽ろうと後づけで追加した演出であり、上記事件との関連はなかったが、別段否定もせず傍観していたところ、通説のほうが流布してしまい以降その通説が定着することになったという。

悪魔のいけにえ 採点の内訳


脚本:30点
演技・演出:17点
撮影・美術:19点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計82点

悪魔のいけにえ タイトル

悪魔のいけにえ(原題:The Texas Chain Saw Massacre)

悪魔のいけにえ あらすじ

墓荒らしが頻発しているテキサス州に、5人の男女が帰郷がてら墓の無事を確かめるために訪れた。一行はその道中で一人のヒッチハイカーを拾うが、ナイフで自傷行為に及び、切りかかるなどの異常な行動を起こす。その後、一行はガソリンを分けてもらうために近隣の家を訪れるが、そこには先ほどのヒッチハイカーやその弟である殺人鬼・レザーフェイスが住んでおり、一人また一人とレザーフェイスにより殺されていく。墓荒らしの犯人はレザーフェイス一家(ソーヤー家)であった。

悪魔のいけにえ スタッフ

監督:トビー・フーパー
脚本:キム・ヘンケル,トビー・フーパー
製作:トビー・フーパー,ルー・ペレイノ
製作総指揮:ジェイ・パースレイ
音楽:ウェイン・ベル,トビー・フーパー
撮影:ダニエル・パール
編集:ラリー・キャロル,サリー・リチャードソン
配給:ブライアンストン・ピクチャーズ,日本ヘラルド映画

悪魔のいけにえ キャスト

マリリン・バーンズ
アレン・ダンジガー
ポール・A・パーテイン
ウィリアム・ヴェイル
テリー・マクミン
エドウィン・ニール
ジム・シードウ
ガンナー・ハンセン
ジョン・デュガン
ジェリー・グリーン
ジョン・ラロケット

悪魔のいけにえ 予告編

悪魔のいけにえ 商品情報



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