バトルランナー 72点

バトルランナー

バトルランナー 映画批評・備忘録

リチャード・バックマン(スティーヴン・キングの別名義)による同名小説の映画化だが、原作とは内容に差異がある。殺人ゲームショーが高視聴率を占める近未来を舞台にした世界で『ランニングマン』というデス・ ゲーム番組に、シュワルツェネッガー演じる主人公が嵌められて強制的に参加させられるストーリー。
シュワルツェネッガーが超売れっ子俳優になりつつある時の映画で、最初に見たときはそこそこ怖くも恐ろしくもあったような印象だった。今は、ゲラゲラ笑いながら見てますけど。
同時期にシュワルツェネッガーが主役を務めた「プレデター」ほどの作品でもないものの、いろんな意味で面白い作品。各キャラクターが個性的で、テンポが良いので飽きず見れます。
リメイク版のデスレースシリーズなんか好きな人には楽しめる作品です。マスメディアの暴走なども裏背景にある社会派要素の作品ですけど、何も考えずに見れます。

当初、監督にはアンドリュー・デイヴィスが起用されていたが、彼は撮影開始の1週間後に解雇され、ポール・マイケル・グレイザーに交代した。主演のアーノルド・シュワルツェネッガーは監督の交代を「酷い決定」と述べ、グレイザーについては「まるでテレビ番組を作るように映画を撮り、全ての深いテーマが失われた」と述べて映画を損なうものになると批判している。

バトルランナー 採点の内訳


脚本:30点
演技・演出:14点
撮影・美術:13点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計72点

バトルランナー タイトル

バトルランナー(原題:The Running Man)

バトルランナー あらすじ

2017年、独裁政権が支配し社会経済が混乱したアメリカではテレビだけが民衆に与えられた娯楽であった。正義感に溢れる警官ベン・リチャーズは、食料を求めて暴動を起こした一般市民への同情から発砲命令を拒否したため、無実の罪を着せられ凶悪犯として強制労働所へ収容されていた。施設で知り合った反政府組織のラフリンやワイスらと結託して脱獄を果たしたベンは、弟の住んでいるアパートに侵入するが、しかし弟は既に連行されており、現在の住人であるテレビ局員アンバー・メンデスと鉢合ってしまう。ベンは国外へ逃亡すべくアンバーを人質に、夫婦を装い空港へ向かうが、アンバーが大声を出して助けを求めたため警備員に捕らえられてしまう。
人気司会者デーモン・キリアンが率いる「凶悪犯と正義の戦士との戦い」を放映するテレビ番組『ランニング・マン』のスタッフ達は、卓越した身体能力を持ち凶悪犯として時の人となっているベンに目をつけ、新たなチャレンジャーとしてベンに番組出演のオファーをする。『ランニング・マン』は地下に広がる巨大なコースを舞台に、ストーカーの襲撃を突破して、ランナーが三時間の制限時間内にゴールできるかを競うゲームだった。凶悪犯であるランナーはゲームオーバー=死亡だが、無事に脱出できれば無罪放免となり、さらに膨大な賞金を手に入れることができる。
当初は断るベンだったが、ベンが出演しない場合の代役としてラフリンとワイスが捕えられている事を聞かされ、2人の解放を条件に出演を承諾する。ところが蓋を開けるとその約束は果たされず、ラフリン達もベンと一緒にゲームに参加させられるのであった。さらにアンバーもベンが濡れ衣を着せられている証拠を掴んでしまったせいでプレイヤーに仕立て上げられてゲームに送り込まれてしまう。
テレビの中継器を使って真相を報道しようと主張するラフリンとワイス。アンバーと再会したベンは、ラフリンとワイスを殺されながらも、彼らの意思を継いでレジスタンスとの合流を目指す。そして次々と追跡してくるストーカーを相手に健闘を見せ続けると、やがて視聴者は喝采をあげて徐々にベンを応援するようになっていく。さらにゲームをクリアしたはずのランナーたちも密かに殺されていたことを突き止めたベンとアンバーは、ついにレジスタンスと合流を果たす。
キリアンは予想外の展開に業を煮やし、ベンたちが処刑される合成映像をテレビに流して視聴者達からの支持を取り戻そうとする。だがそこにテレビ局を制圧したレジスタンスとベンが現れ、ベンが射殺命令を拒否する映像や『ランニング・マン』をクリアした(とされている)ランナーの死体の映像を流し、番組の真実が暴露する。追い詰められたキリアンは視聴者の求める「刺激」を与えただけだと弁解するが、ベンは「ならば、視聴者にその刺激を与えてやろう」とキリアンをランナーをスタート地点に送り出すシューターに押し込み発射する。キリアンを乗せたシューターは看板に激突し爆発四散、観客は大歓声をあげベンを英雄のように称える。そしてベンがアンバーと共にスタジオを後にすると、国民の大歓声の中『ランニング・マン』はフィナーレを迎える。
そして最後に「みなさんがこんな目に遭わないためには、マスコミの顰蹙(ひんしゅく)を買うような事をしないことです」という文章が表示され、本作は幕を下ろす。

バトルランナー スタッフ

監督:ポール・マイケル・グレイザー
脚本:スティーヴン・E・デ・スーザ
原作:リチャード・バックマン
製作:ジョージ・リンダー,ティム・ジンネマン
製作総指揮:キース・バリッシュ,ロブ・コーエン
音楽:ヴァッサル・ベンフォード
撮影:トーマス・デル・ルース
編集:マーク・ロイ・ワーナー,エドワード・ウォースチカ,ジョン・ライト
配給:トライスター・ピクチャーズ

バトルランナー キャスト

ベン・リチャーズアーノルド・シュワルツェネッガー
本作の主人公。戦闘では容赦のない一面が目立つが、正義感が強く、相手が悪人でも無抵抗の者ならば殺さないことをモットーとする。元は警察官だったが「暴徒(実際には圧政に反対した一般人)を射殺せよ」という上官の命令に逆らったため、逆に「上官の命令に逆らい無抵抗の市民を射殺した」という濡れ衣を着せられて投獄されていた。レジスタンスの協力で脱獄し、弟がいる思った部屋にいたアンバーに成り行きで出会い、彼女を連れて国外逃亡を図ろうとするところを捕らえられ『ランニング・マン』に強制参加させられる。
アンバー・メンデスマリア・コンチータ・アロンゾ
テレビ局の女性職員。端正な容姿の持ち主であり、キリアンをはじめ、女性の側近からも美人と認められている。長髪で当初は総髪だったが、ゲームに参加させられた際にポニーテールにしてまとめた。ベンの弟エドワードが住んでいた部屋を借りたことで、その弟を頼って現れたベンと鉢合わせる。ベンが自分のカードを使って逃亡するための手伝いをさせられ、空港で夫婦としてさりげなく逃亡をするための手伝いもさせられたが、隙を見てベンを出し抜いて、周囲の人間に通告をして逮捕させる。当初はベンを凶悪犯だと思い込んでいたが、ベンが空港で逮捕されたニュースの中で嘘の情報[注 6]が流されたことから報道機関に対して疑問を抱き、暴徒殺戮の真相を探ろうとしたところを捕らえられる。ベンの恋人で荒んだ生活を送ってきたという名目で無理矢理ゲームに参加させられてしまうが、ベンと共闘するうちに信頼関係を築く。彼女がレジスタンスに提出した編集前のテープがキリアンと『ランニング・マン』の実態を暴く切っ掛けとなる。
ウィリアム・ラフリンヤフェット・コットー
強制労働所でベンと知り合ったレジスタンスの黒人メンバー。ベンと共にゲームに送り込まれてしまう。最後はバズソーの攻撃からベンを庇い、そのときに切り付けられた傷が元で命を落とす。死ぬ間際にベンにレジスタンスのアジトの場所を伝える。
ハロルド・ワイスマーヴィン・J・マッキンタイア
レジスタンスのメンバーで、ハッカー。ラフリンと同じく強制労働所でベンと知り合い、そして同じくゲームに送り込まれてしまう。放送乗っ取り用の暗号コードを取得しアンバーに伝えたが、その後現れたダイナモに感電死させられる。
デーモン・キリアンリチャード・ドーソン
『ランニング・マン』のプロデューサー兼司会者。表向きは陽気で人当たりが良く温厚な人物に見えるが、本性は自己中心的で、自分の気に入らない者は抹殺すら厭わない冷血漢。犯罪者として肉体能力にも優れていそうなベンとその仲間に白羽の矢を立てたが、予想以上の奮闘をしたベン達に次第に危機感を抱き、懐柔なども考えたが、通用せず、遂には番組の真実が明かされてしまい、最後は孤立して、ベンによってランナー用のシューターに乗せられ壁に激突。そのときのシューターの爆発により死亡。
サブゼロプロフェッサー・トオル・タナカ
日系人。最初に送り込まれたストーカーで、過去に30人以上のランナーを処刑してきている。アイスホッケー選手の格好をしており、刃がついたホッケースティックを斧のように武器として使い、登場時のパフォーマンスでは分厚い銅鑼を真っ二つに切り裂いた。ベン達との対決場所もスケートリンクのような場所が用意され、ワイスをホッケーゴールに模した檻に閉じ込めるなど優勢に戦いを進めていたが、反撃に出たベンに有刺鉄線で首を絞められ死亡する。
バズソーガス・レスウィッシュ
本名はエディ・ビトウスキー。昨年度のチャンピオンで、ダイナモと同時に送り込まれた2番目のストーカー。バイクに搭乗し、鉄筋すら簡単に切断する特殊スチールで出来たチェーンソーが武器。ラフリンをチェーンソーで切り付けた上にベンを切り殺そうとするが、逆にベンによってチェーンソーを押し返され、股の下から股関を斬りあげられて死亡する。
ダイナモアーランド・ヴァン・リドス
バズソーと同時に送り込まれた3番目のストーカー。強力な電気を発射するスタンガンを武器にしており、電飾に覆われた防具を装備している。登場時にはオペラの歌声を披露しながら「ファンなら拍手を」と自身の名前が書かれたネオンを得意の電気で点灯させた。ワイスを感電死させるが、アクシデントで自分の乗ったバギーに閉じ込められた際に命乞いをして「どれだけのクズだろうと無抵抗の者は殺さない」とベンに見逃される。物語終盤に再登場して対峙したアンバーを犯そうとするものの、アンバーがスプリンクラーを破壊した際に大量の水を被って感電死する。
ファイアーボールジム・ブラウン
火炎放射器を武器とする4番目に送り込まれたストーカー。ロケットベルトを装着し、飛行しての移動もする。ランナーたちの死体を目撃したアンバーを焼き殺そうとするが、ベンによって火炎放射器のパイプを抜かれた上に発炎筒を投げつけられ爆死する。
キャプテン・フリーダムジェシー・ベンチュラ
引退した元チャンピオンで、かつてはランニングマンで10勝をあげた伝説的な元ストーカー。現在は番組でエアロビの指導をしながら戦いとは何たるかを熱く説き、番組を盛り上げる役の出演者。ファイアーボールの戦死後にキリアンから最後の刺客として復帰を指示されるが、己の肉体での闘いに誇りを持っており、ランナー殺傷用の兵器を装着されたことに腹を立てて自ら出演を拒否する。その後は不明。
フィルロジャー・バンパス
ブレンダカレン・リー・ホプキンス
トニーカート・フラー
ミックミック・フリートウッド
スヴェンスヴェン=オーレ・トールセン

バトルランナー 予告編

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