パニッシャーは、2004年公開のアメリカ合衆国の映画。家族を殺されたFBI捜査官が制裁者として生まれ変わる様を描いたアクション・ドラマ。マーベル・コミックの同名のキャラクターをベースにした2004年のアメリカのヴィジランテ・アクション映画。ジョナサン・ヘンズリーが監督、ヘンズリーとマイケル・フランスが脚本を務め、トーマス・ジェーンがアンチヒーローのフランク・キャッスルを、ジョン・トラボルタがキャッスルの家族全員の死を命じる犯罪組織のボス、ハワード・セイントを演じている。
パニッシャー 映画批評・評価・考察
パニッシャー(原題:The Punisher)
脚本:30点
演技・演出:17点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計80点
トーマス・ジェーンの代表作になっても良いような映画でしたが・・・脇役から主演を演じられる俳優に成長したトーマス・ジェーンのかなり熱量の籠った演技が見られる作品です。パニッシャー役は似合っているように思えるのですが、続編は作られませんでした。すごく残念。ハードボイルドなのと残酷描写が多かったこともあり、万人受けしなかったからなのかな?とは思えるのですが、パニッシャーはそもそもそうだろとは思います。他のヒーローとは違って人間的であるがゆえに残酷に感じます。悪役を演じたジョン・トラボルタですが、こういう貫禄のある悪役がよく似合いますね。
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パニッシャー あらすじ(ネタバレ)
裏社会を支配する資産家ハワード・セイント(ジョン・トラボルタ)。ある夜、彼の溺愛する息子ボビー(ジェームズ・カルピネロ)がFBIによって殺された。怒り狂うセイントは、ボビーを死に至らしめたFBI潜入捜査官フランク・キャッスル(トーマス・ジェーン)の一家を虐殺。家族を失ったキャッスルは、セイントを法律では十分に罰しきれないことを知り、闇の私刑執行人パニッシャーへと生まれ変わる。身を隠しているアパートの住人、ジョアン(レベッカ・ローミン=スミス)、デイヴ(ベン・フォスター)、バンポ(ジョン・ピネット)の暖かい友情に恵まれつつも、キャッスルはセイントを制裁する機会を狙っていた。一方、キャッスルが生き延びていることを知ったセイントは、2人の殺し屋、ハリー・ヘック(マーク・コリー)とザ・ロシアン(ケヴィン・ナッシュ)を送り込む。それを交わしたキャッスルは、セイントの妻リヴィア(ローラ・ハリング)と、彼の右腕であるクエンティン・グラス会計士(ウィル・パットン)の行動を追う。そしてクエンティンがゲイであり、それをセイントに隠していることを知った。キャッスルはクエンティンを脅迫。そして彼とリヴィアが浮気しているとセイントに思い込ませた。かくしてセイントはリヴィアとクエンティンを自ら殺害。そのあとキャッスルがセイントを殺害した。そしてキャッスルは、自殺を思い止まり、法で裁けない悪人たちを制裁していくことを決意するのだった。
パニッシャー スタッフ
監督:ジョナサン・ヘンズリー
脚本:ジョナサン・ヘンズリー,マイケル・フランス
原作:ジェリー・コンウェイ,ロス・アンドルー,ジョン・ロミータ・Sr,パニッシャー
製作:アヴィ・アラッド,ゲイル・アン・ハード
音楽:カルロ・シリオット
撮影:コンラッド・W・ホール
編集:スティーヴン・ケンパー,ジェフ・グロ
製作会社:ライオンズゲート・フィルムズ,マーベル・エンターテインメント
配給:ライオンズゲート・フィルムズ,ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
パニッシャー キャスト
フランク・キャッスル:トーマス・ジェーン
ハワード・セイント:ジョン・トラボルタ
クエンティン・グラス:ウィル・パットン
ジョーン:レベッカ・ローミン
スパッカー・デイブ:ベン・フォスター
ナサニエル・バンポ:ジョン・ピネット
マリア・キャッスル:サマンサ・マシス
ウィル・キャッスル:マーカス・ジョーンズ
ジェームズ・ウィークス捜査官:ラッセル・アンドリュース
ボビー・セイント、ジョン・セイント:ジェームズ・カーピネロ
リヴィア・セイント:ローラ・ハリング
ミッキー・デュカ:エディ・ジェミソン
マイク・トロ:エドゥアルド・ヤニェス
フランク・キャッスル・シニア:ロイ・シャイダー