ドラキュラ デメテル号最期の航海は、2023年公開のアメリカ合衆国の映画。王道のゴシックホラー系ドラキュラ映画の傑作を世に送り出してきたユニバーサル・スタジオが、最新作ではモンスターホラー系ドラキュラ映画へ!毎夜、大海原で無慈悲な存在につきまとわれパニックに陥りながらも、生き残りをかけた壮絶な戦いに臨む乗組員たち。人間の生き血を吸うドラキュラから逃れることはできるのか?
ドラキュラ デメテル号最期の航海 映画批評・評価・考察
ドラキュラ デメテル号最期の航海（原題：The Last Voyage of the Demeter）
脚本：28点
演技・演出：17点
撮影・美術：17点
編集：8点
音響・音楽：7点
合計77点
ブラム・ストーカー原作「吸血鬼ドラキュラ」から最恐と言われる第7章を初映画化
モンスターvsサバイバルする人間の息が詰まる死闘はユニバーサル・ホラーの真骨頂!
どこまでも追いかけてくる逃げ場のない恐怖が襲う!
この物語は、毎夜、大海原で無慈悲な存在につきまとわれパニックに陥りながらも、生き残りをかけた壮絶な戦いに臨む乗組員たちの姿を描いています。
ここ最近のエンタメ・ドラキュラ映画ではなく、陰鬱な恐怖を描いた重厚なホラー映画になります。
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ドラキュラ デメテル号最期の航海 あらすじ（ネタバレ）
1897年8月6日、商船デメテル号がイギリスに漂着した。警察が発見した残骸の中には、船長のエリオットが保管していた日誌もあった。
1か月前、デメテル号はロンドンへ輸送するための貨物を受け取るためにブルガリアのヴァルナに入港した。積荷は複数の大きな木箱で構成されており、ルーマニアから地元住民によって輸送されている。しかし、地元住民は日没前にその地域を離れなければならないと主張し、船に荷物を積み込むことを拒否した。そのうちの1人は航海士のヴォイチェクともう1人の乗組員オルガレンに大金を渡し、他の乗組員とともに出発する前に デメテル号の航海の安全を祈った。
ケンブリッジ大学で教育を受けた医師であるクレメンスは、船が乗組員を探していることを耳にした。彼は、自分の医療技術と天文学の知識が彼らにとって貴重な人材になるだろうと乗組員たちを説得しようと試みた。ヴォイチェクは彼を拒否し、代わりに年配の男を雇うが、木箱の1つを積み込むのを手伝っているときに、その男は木箱にあるドラゴンの紋章を認識して怖気づいて、誤ってタックルロープを放してしまい、木箱が落下させてしまう。クレメンスは事故を目撃し、エリオットの孫であるトビーが緩んだ木枠に押しつぶされるのを救った。男はドラゴンの紋章は不吉だと宣言して船を降りた。クレメンスの介入に感謝して、エリオット船長は彼を後任として雇う。
木箱の1つが貨物倉内で落下し、割れていた。クレメンスが調査すると、屋内で土に埋もれた女性を発見した。彼女はかろうじて生きており、彼は感染症と考えられるものを治療するために彼女に輸血を行った。その後、エーゲ海で、クレメンスとオルガレンは甲板上の霧の中に謎の人物を目撃した。
次の夜、船上の犬ハックルベリーを含むすべての動物が殺される。狂犬病の発生を恐れた乗組員たちは死骸を船外に放り出す。秘密の密航者であるアンナが目を覚まし、トランシルバニアから来た怪物、人間の血を食べる生き物について警告する。彼女の町では、それをドラキュラと呼んだ。怪物が彼らを放っておくために、彼女は血の奴隷として与えられていた。彼女は、ドラキュラがすでに船に乗っていて餌を与えようとしており、体にいくつかの噛み傷があったと主張した。
ドラキュラは夜の間に乗組員を狩り、オルガレンに噛みつき、彼を吸血鬼の奴隷に変えた。オルガレンは一時的に拘束され、テーブルに縛り付けられる。彼は脱出し、船倉にいるトビーを見て少年を狩り始め、ドラキュラと一緒に船長室に閉じ込めた。乗組員が彼を救おうとしたとき、トビーはドラキュラに噛まれてしまう。翌朝、乗組員によってマストに縛り付けられていた吸血鬼のオルガレンが、日が昇るにつれて燃え上がった。祖父からの輸血にもかかわらず、トビーは亡くなり、海葬のために帆布の一部に包まれました。葬儀中、船長はトビーが動いているのを見たと信じており、トビーを包みから解きますが、トビーが目覚め暴れだす、そして吸血鬼のトビーは、クレメンスが彼を海に投げ込む前に、太陽光で発火し（祖父も重度の火傷を負いました）。
残りの乗組員は、ロンドンに到着した後にドラキュラが混乱を引き起こすのを防ぐために、船を破壊し、ドラキュラを溺死させたいと考えていた。エリオット船長、エイブラムス、ヴォイチェックはドラキュラに殺され、アンナはクレメンスを救おうとして噛まれてしまう。クレメンスは斧でドラキュラを殴ってアンナを救い出し、アンナはマストの一部でドラキュラを潰すことに成功する。アンナとクレメンスは吸血鬼が死んだと思い船に飛び乗る。沈没する前に、船はイギリスの海岸で座礁し、ドラキュラがマストを体から押しのけ、勝利の咆哮を上げた。
アンナとクレメンスは瓦礫の上に浮かび上がり、彼女はドラキュラに噛まれた後、吸血鬼になることをクレメンスに明らかにする。クレメンスの輸血は変化を遅らせるだけだった。夜が明け、怪物になることを望まなかったアンナは、クレメンスが漂着する日の出の中で進んで焼身自殺を図る。
ロンドンに到着したクレメンスは地元のパブに行き、そこでアンナの肖像画をノートに描く。彼はデメテル号の乗組員から「すべて晴れた」というノックの信号を聞き、貴族の格好をしたドラキュラが彼を笑っているのを見た。吸血鬼は消えた。パブを出たクレメンスはドラキュラの影を見て後を追う。彼は死んだ仲間たちの追悼と名誉のために、ドラキュラを殺して地獄に送り返すと誓うのだった。
ドラキュラ デメテル号最期の航海 スタッフ
監督：アンドレ・ウーブレダル
製作：ブラッドリー・J・フィッシャー,マイク・メダボイ,アーノルド・メッサー
製作総指揮：マシュー・ハーシュ,クリス・ベンダー,アン・ロッドマン,ジェブ・ブロディ,マーク・スピレイン,ケン・シェパード
原作：ブラム・ストーカー
原案：ブラギ・シャット・Jr.
脚本：ブラギ・F・シャット,ステファン・ルツォビツキー,ザック・オルケウィッツ
音楽：ベアー・マクレアリー
撮影：トム・スターン
編集：パトリック・ラースガード
配給：東宝東和
ドラキュラ デメテル号最期の航海 キャスト
クレメンス医師：コーリー・ホーキンズ
アナ：アシュリン・フランシオーシ
ヴォイチェク航海士：デビッド・ダストマルチャン
ドラキュラ：ハビエル・ボテット
エリオット船長：リーアム・カニンガム
ジョセフ：ジョン・ジョン・ブリオネス
オルガネス：ステファン・カピチッチ
ペトロフスキー：ニコライ・ニコラエフ
ラーセン副船長：マルティン・フルルンド
エイブラムス：クリス・ウォーリー
トビー少年：ウッディ・ノーマン
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