スノーホワイト/氷の王国｜悪の女王ラヴェンナと妹フレイヤの因縁に、かつて戦士としてフレイヤに仕えたエリックの運命が絡み合う。

スノーホワイト/氷の王国は、2016年公開のイギリス・アメリカ合衆国合作映画。グリム童話『白雪姫』に大胆なアレンジを加えて映画化したアクション・アドベンチャー「スノーホワイト」の続編。一度は滅ぼされたラヴェンナ女王と、その妹である氷の女王フレイヤによる恐ろしい陰謀に立ち向かう戦士たちの壮大なバトルが綴られる。「白鯨との闘い」のクリス・ヘムズワース、「マッドマックス　怒りのデス・ロード」のシャーリーズ・セロンが前作から引き続き出演。

スノーホワイト/氷の王国　映画批評・評価・考察

スノーホワイト/氷の王国（原題：The Huntsman: Winter’s War）

脚本：25点
演技・演出：16点
撮影・美術：18点
編集：7点
音響・音楽：8点
合計74点

童話「白雪姫」をモチーフにした壮大なファンタジーアクション「スノーホワイト」の続編。今回はスノーホワイトとともに悪の女王ラヴェンナと戦ったハンターのエリックを主人公にして、彼の数奇な過去、そして新たな戦いを描く。「マイティ・ソー」シリーズのクリス・ヘムズワースが前作に続きエリック役を演じるほか、ラヴェンナ役でシャリーズ・セロンが続投、新たに氷の王国の女王フレイヤ役に「クワイエット・プレイス」のエミリー・ブラント、戦士サラ役に「AVA/エヴァ」のジェシカ・チャステインが加わり、それぞれ熱演しました。

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スノーホワイト/氷の王国　あらすじ（ネタバレ）

邪悪な魔術師 ラヴェンナ女王の魔法の鏡は、彼女自身の力がまだ発現していない妹のフレイヤ王女が、貴族アンドリューとの不倫に関わっているだけでなく、彼の私生児を妊娠していることを知ることを可能にします。子供。フレイヤは娘を出産しますが、後にアンドリューが赤ん坊を殺害したことに気づきます。悲しみに煽られた怒りで彼女の傷ついた心は凍りつき、フレイヤは突然現れた力、つまり氷と雪の元素制御で彼を殺害する。

娘の死後、フレイヤは去り、北の氷の山に王国を築きます。非常に恐れられている氷の女王として統治する彼女は、両親を殺害し、子供たちを城に連れて行き、軍隊として訓練するように命令します。彼女は彼らに、自分が経験した愛の痛みを避けるように教えます。それにもかかわらず、彼女の最も優秀な猟師であるエリックとサラは恋に落ちます。サラはエリックに母親のメダリオンのネックレスを渡して「結婚」したと主張する。二人は自由な生活を送るために逃亡計画を立てるが、フレイヤに見つかってしまう。エリックはサラが殴られて川に投げ込まれて殺されるのを目撃する。

1作目でラヴェンナが亡くなってから7年後、ターボルの白雪姫女王は鏡の手招きを聞いて病に倒れます。その闇の魔法のため、彼女はラヴェンナの敗北と死につながる出来事の間に彼女とエリックを保護したのと同じ魔法の場所であるサンクチュアリにそれを運ぶように命令します。白雪姫の夫ウィリアム王は、鏡を運ぶ任務を負った兵士たちが途中で行方不明になったことをエリックに知らせる。その闇の魔法がフレイヤを強くする可能性があることを知ったエリックは、鏡を取り戻そうとすることに同意します。白雪姫のドワーフの同盟者ニオンと異母兄弟のグリフも同行します。

彼らは兵士たちの最後の場所へ向かいます。エリックは、彼らが自分たちの武器で殺し合ったことを発見します。トリオはフレイヤの狩人に襲われますが、生きていることが判明したサラによって救われます。サラはフレイヤに監禁され、つい最近脱獄したばかりだと説明する。彼女はエリックが彼女を捨てたと思って、エリックを許していません。彼らは、エリックがサラの死の幻影を見せられ、サラが戦うのではなく逃げるのを見させられたことを解読した。エリックはフレイヤが二人を騙したと彼女を説得する。

一行は鏡を盗んだゴブリンの森へ向かう。喧嘩中、サラはエリックが自分から贈ったネックレスをまだ着けていることに気づく。彼らは鏡を取り戻し、別の戦いでお互いを救います。その夜、エリックとサラは愛し合う。翌朝、フレイヤは襲撃し、サラがずっと自分に忠誠を誓っていたことを明かす。サラはエリックに矢を放ち、フレイヤはサラがエリックを死から守るためのメダイヨンのネックレスを意図的に攻撃したことに気づかず、鏡を持って出発します。フレイヤは宮殿で鏡に誰が「最も美しい」かを尋ね、白雪姫が彼女を打ち負かして殺したときに鏡と一体となったラヴェンナを復活させます。

エリックはフレイヤを暗殺しようとするが、ラヴェンナによって阻止される。彼女は狩人たちを攻撃し始めますが、狩人たちを自分の子供だと思うようになったフレイヤは氷の壁で彼らを守ります。エリック、サラ、狩人たちが鏡を取り戻しフレイヤを助けるために壁を乗り越える中、姉妹たちは口論する。ラヴェンナは、フレイヤの力の責任は自分にあると口を滑らせます。不審に思ったフレイヤはラヴェンナに、フレイヤの子供はラヴェンナよりも美しくなるだろうと鏡が告げていたことを明かすよう強要する。その後、彼女はアンドリューに娘を殺すように魔法をかけました。激怒したフレイヤは妹に敵対するが、妹に串刺しにされてしまう。残った力で彼女は鏡を凍らせ、エリックはそれを粉砕し、ラヴェンナを永久に破壊します。フレイヤは死に際に、娘を抱く若い頃の自分の幻影と、エリックとサラを見て微笑みます。彼女の最後の言葉は「あなたはなんと幸運だろう」というものでした。

フレイヤの死により、彼女によって監禁されていた人々は解放される。エリックとサラはついに初めて一緒に生活することができました。

スノーホワイト/氷の王国　スタッフ

監督：セドリック・ニコラス＝トロイアン
脚本：クレイグ・メイジン,エヴァン・スピリオトプロス
原作：グリム兄弟『白雪姫』
製作：ジョー・ロス
製作総指揮：サラ・ブラッドショー,パラック・パテル,クロエ・イェリン
ナレーター：リーアム・ニーソン
音楽：ジェームズ・ニュートン・ハワード
主題歌：ホールジー「Castle」(映画オリジナルバージョン)
撮影：フェドン・パパマイケル
編集：コンラッド・バフ
製作会社：ユニバーサル・ピクチャーズ,ロス・フィルムズ,パーフェクト・ワールド・ピクチャーズ
配給：ユニバーサル・ピクチャーズ,東宝東和

スノーホワイト/氷の王国　キャスト

エリック：クリス・ヘムズワース
ラヴェンナ：シャーリーズ・セロン
フレイヤ：エミリー・ブラント
サラ：ジェシカ・チャステイン
ニオン：ニック・フロスト
グリフ：ロブ・ブライドン
ミセス・ブロムウィン：シェリダン・スミス
ドリーナ：アレクサンドラ・ローチ
タル：ソープ・ディリス
リーファ：サム・ヘイゼルダイン
ウィリアム王：サム・クラフリン
ピッパ：ソフィー・クックソン
幼少期のエリック：コンラッド・カーン
幼少期のサラ：ニーヴ・ウォルター
幼少期のタル：ナナ・アジェマン＝ベディアコ
幼少期のピッパ：アメリア・クラウチ
鏡男：フレッド・タタショア
ブラックウッド公爵：コリン・モーガン
エリックの母親：マデリン・ウォーラル
ナレーター：リーアム・ニーソン（クレジットなし）

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