抜き射ち二挺拳銃は、1952年公開のアメリカ合衆国の映画。父の敵である強盗団を追う青年ガンマンの奮闘ぶりを描いた西部劇。拳銃の名手を主人公にしたアクションの名匠ドン・シーゲルの西部劇。原題の意味は、シルバークリークの決闘。
抜き射ち二挺拳銃 映画批評・評価・考察
抜き射ち二挺拳銃(原題:The Duel at Silver Creek)
監督を務めるのはドン・シーゲル。『ダーティハリー』の約20年前の作品になります。敵討ちに燃える青年という西部劇と、事件の黒幕に気づかぬまま翻弄されるというミステリーが融合した物語展開が秀逸で、勢いのあるアクションシーンにも興奮させられます。クエンティン・タランティーノが今作の影響を受けており、彼は『この映画は、非常によく考えられて実行された映画でドン・シーゲルの映画だ』と評価しています。
今作品はAmazonプライムで見ました。
抜き射ち二挺拳銃 あらすじ
ゴールドラッシュに沸くカリフ ォルニア。シルバー・シティ付近では砂金の利権を狙う強盗団達が横行していた。 父親を強盗団に殺された青年リュークは父親の仇を討つべく街を彷徨っていた。 リュークはシルバー・キッドと呼ばれる程の拳銃の名手で、さらにカード の名人であった。保安官のタイロンはかつて稲妻と呼ばれた早撃ちの名手であったが、 ギャングを追跡の際に負傷し、指の自由がきかなくなっていた。強盗団の追跡から街 に戻るとタイロンの親友ダンが殺され金塊が奪われる事件が起こっていた。 タイロンはジョニーという容疑者を見つけるが、ジョニーにはアリバイがあった。 タイロンは酒場で知り合ったリュークを引き金が引けなくなった自分の助手にした。 ある日、リュークはタイロンを襲おうとしたジョニーの友人ブレイクを捕まえる。 ブレイクを取り返しにきた強盗団と対決になる。そこで勝利したリューク たちは黒幕を知り、対決を挑もうとする。
抜き射ち二挺拳銃 スタッフ
監督:ドン・シーゲル
脚本:ジェラルド・ドレイソン・アダムス,ジョセフ・ホフマン
原案:ジェラルド・ドレイソン・アダムス
製作:レナード・ゴールドスタイン
撮影:アーヴィング・グラスバーグ
編集:ラッセル・F・シェンガルス
音楽:ハーマン・スタイン(ノンクレジット),ジョセフ・ガーシェンソン(音楽監督)
制作会社:ユニバーサル・ピクチャーズ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
抜き射ち二挺拳銃 キャスト
ルーク・クロムウェル:オーディ・マーフィ
タイロン保安官:スティーヴン・マクナリー
オパール・レイシー:フェイス・ドマーグ
ジェーン・ダスティ・ファーゴ:スーザン・キャボット
ロッド・レイシー:ジェラルド・モーア
ジョニー・ソンブレロ:ユージン・イグレシアス
パット・フェイス・ブレイク:カイル・ジェームズ
ピート・ファーゴ:ウォルター・サンド
ティンホーン・バージェス:リー・マーヴィン
ジム・ライアン:ジョージ・エルドリッジ