クリムゾン・リバーは、2000年公開のフランス映画。猟奇事件を追う2人の刑事の活躍を描いたミステリー・アクション。「セブン」を思わせるフランス製のサイコ・ミステリー。猟奇事件の驚くべき真相に迫るふたりの刑事を、「レオン」のジャン・レノと「ドーベルマン」のヴァンサン・カッセルが演じている。
クリムゾン・リバー 映画批評・評価・考察
クリムゾン・リバー(仏: Les Rivières Pourpres、英: The Crimson Rivers)
脚本:29点
演技・演出:16点
撮影・美術:16点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計75点
グロさもあり、ハードボイルド路線のミステリー映画。主演のジャン・レノとヴァンサン・カッセルの魅力と色気は申し分なく、二人はとても魅力的に映ります。特にこの頃のヴァンサン・カッセルの空気感は松田優作と被るようなところもあり、カッコいいです。
ただ、今作はダークミステリーの空気感はあるものの、空気感だけで内容は予定調和というか、ご都合主義的というか・・・
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クリムゾン・リバー あらすじ(ネタバレ)
アルプス山脈の大自然の中。裸で目がくりぬかれ手首が切断され、胎児のような形に縛られている変死体が発見された。パリから派遣されたベテラン刑事ニーマンス(ジャン・レノ)は捜査を開始し、アルプス山脈の麓にあるゲルノン大学の閉鎖的な雰囲気に、秘密の匂いを嗅ぎ取る。一方同じ頃、墓の盗掘事件と小学校での強盗事件を調査中の若手刑事マックス(ヴァンサン・カッセル)は、二つの事件に共通してジュディット・エローという少女の死が関係あることに気づき、その点からゲルノン大学に疑惑を抱き始めていた。ニーマンスは、死体の発見者であるゲルノン大学で雪崩の仕組みを研究している女性、ファニー・フェレイラ(ナディア・ファレス)に話を聞きに行く。彼女も大学の閉鎖的な雰囲気に反感を持っているが、必要以上のことは話そうとしない。マックスは、修道院に引きこもっている亡くなった少女の母親(ドミニク・サンダ)に会いに行き、やはり少女の死に関係のあったゲルノン大学へと向かう。そしてニーマンスとマックスは出会い、行動を共にする。やがて猟奇事件の犯人が現われた。それはかつて死んだはずの少女ジュディット・エローであり、それはファニーの双子だった。犯人はニーマンスとマックス、そしてファニーに襲いかかるが、雪崩に巻き込まれ死んでしまうのだった。
クリムゾン・リバー スタッフ
監督:マチュー・カソヴィッツ
脚本:マチュー・カソヴィッツ,ジャン=クリストフ・グランジェ
原作:ジャン=クリストフ・グランジェ『Les Rivieres pourpres』
製作:アラン・ゴールドマン
音楽:ブリュノ・クーレ
撮影:ティエリー・アルボガスト
編集:マリリン・モンチュー
製作会社:ゴーモン,レジェンド・エンタープライゼズ,TF1 Films Production,Canal+
配給:ゴーモン,ギャガ/ヒューマックス
クリムゾン・リバー キャスト
ピエール・ニーマンス:ジャン・レノ
マックス・ケルケリアン:ヴァンサン・カッセル
ファニー・フェレイラ:ナディア・ファレス
シスター・アンドレ:ドミニク・サンダ
ダーマン隊長:カリム・ベルガドラ
ベルナール・シェルヌゼ医師:ジャン=ピエール・カッセル
学長:ディディエ・フラマン
検視担当医:フランソワ・レヴァンタル
道路管理の男:フィリップ・ナオン
ユベール(学長の息子):ローラン・ラフィット
スキンヘッド#1:クリストフ・ベルナール
サルザックの警官#1:トニオ・デッサンヴェル
サルザックの警官#2:オリヴィエ・ルッセ
シスター:フランソワーズ・ロロウ
サルザックの青年#1:サミ・ジトゥーニ
サルザックの青年#2:スリム・ジトゥーニ