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ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖|人間を発狂させる細菌兵器の事故による人々の混乱をセミ・ドキュメンタリータッチで描く。

ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖
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ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖は、1973年公開のアメリカ合衆国の映画。ジョージ・A・ロメロ監督によるカルト・パニックホラー。人間を発狂させる細菌兵器の事故による人々の混乱をセミ・ドキュメンタリータッチで描く。軍が極秘に開発した細菌兵器を積んだ輸送機が墜落、感染した人間は次々と発狂し平和な田舎町はパニックに。狂人と軍隊の殺戮シーンを始めとした残酷描写が秀逸。

ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖 映画批評・評価・考察


ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖(原題:The Crazies, The Crazies/Code Name: TRIXI)

脚本:28点
演技・演出:12点
撮影・美術:12点
編集:6点
音響・音楽:6点
合計64点

 感染すると発狂、殺人衝動が起こるという、とんでもウィルスなんですが、ゾンビウィルスように体が腐るわけでもないので見た目上よく分からないのがビジュアル的にどうなのかな?と思いました。

 後のゾンビ映画でダニー・ボイル監督の『28日後…』『28週後…』は、『ゾンビ』より今作の影響が強いと思いました。『バイオハザード』もそうなのかもしれません。

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バイオハザード|研究中の兵器ウィルスが蔓延し、ゾンビ化した人間があふれる巨大研究所内を舞台に、壮絶なサバイバル戦を描く。
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 いろいろ考えるとゾンビ映画のベースにあるものは、そのほとんどがロメロ作品の影響下にあるんだと思いました。そういうところは、確かにすごい映画なんですが、感動するようなところがなく、怖さについても時代の壁は超えられてないように思いました。

映画は興行的に大失敗に終わり(製作費275,000ドルに対し興行収入は143,784ドルだった)、ロメロは失敗の原因について映画の供給が不十分だったことが原因だと主張し、彼は、ヘッセルは映画を適切に売り込もうと真摯に取り組み、国内のさまざまな場所でさまざまなタイトルで公開したが、世間の注目を集めることはできなかったと述べた。
公開当時は流行らなかったものの、ロメロの知名度が上がるにつれてファンが増え、後にカルト映画として人気になりました。リメイク映画は、2010年にリリースされました。


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ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖 あらすじ(ネタバレ)

ペンシルベニア州エヴァンス市、男は妻を殺し、家に放火します。消防士のデビッドとクランク (どちらもベトナム戦争の退役軍人) が現場に呼び出されます。デビッドの妊娠中のガールフレンド、ジュディという看護師は、放火犯の 2 人の子供が火傷の治療を受けているブルックマイア医師の診療所に呼び出されます。

ライダー少佐が率いる重武装の米軍がブルックマイア博士のオフィスを乗っ取る。数日前、生物兵器を搭載した陸軍機が町の近くに不時着し、コードネーム「Trixie」が水道に感染し、感染力が非常に強く、犠牲者が死亡するか、ヒステリー状態になり、殺人衝動のように正気を失う結果となった。

政府当局は、ウイルスの作成に取り組んだペッケム大佐とワッツ博士をエバンス市に送り、ウイルスを封じ込め、治療に取り組みます。エヴァンス市で戒厳令が宣言され、町に検疫が置かれる。陸軍の兵士は、町の住民を強制的に高校に移動させ、多くの人を家から追い出し、逃げようとする者を射殺します。必要に応じて、核兵器を搭載した爆撃機が町を破壊するために派遣されます。

デビッド、ジュディ、クランク、ティーンエイジャーのキャシー・フルトンと父親のアーティは、町から脱出する方法を見つけようとします。カントリー クラブに隠れて一夜を過ごした後、グループは近くの森を抜け出して、地上と頭上のヘリコプターの両方にいる兵士を逃れようとします。彼らは家の中で数人の兵士を圧倒します。兵士の 1 人がウイルスについて知っていることをデイビッドに打ち明けますが、兵士の 1 人が銃に手を伸ばすと、クランクは発砲して兵士を殺します。デビッドは、ウィルスについて知っていることをジュディに打ち明け、キャシー、アーティ、そしておそらくクランクが感染していると伝えます。

クランクがキャシーとセックスしようとしたことで彼を殴った後、アーティは首を吊る。キャシーは外をさまよい、兵士に殺されます。自分が感染していることに気付いたクランクは、数人の兵士を殺して、デビッドとジュディに逃げる時間を与える。その後、彼は射殺されます。次の夜、目に見えて感染したと分かるジュディは、武装した民間人に殺されます。怒って怯えたデビッドは軍に降伏します。拘留された後、デビッドは最終的に自分がウイルスに免疫があることに気づきますが、彼は知識を独り占めしています。

ワッツ博士は、ウイルスの潜在的な治療法を開発します。しかし、彼がペッケムとライダーにサンプルを取りに行こうとしたところ、彼は殺され、サンプルは検疫から解放された感染した町民の殺到の中で破壊された。 エヴァンス市での経験に落ち込み、取り乱したペッケム大佐は、ウイルスの症状が報告されているルイビルに移動するよう命じられます。

ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖 スタッフ

監督:ジョージ・A・ロメロ
脚本:ジョージ・A・ロメロ
原作:ポール・マッカロー
製作:アルビン・C・クロフト
製作総指揮:ジョージ・A・ロメロ
音楽:ブルース・ロバーツ
主題歌:(Heaven Help us)キャロル・ベイヤー・セイザー,メリサ・マンチェスター
撮影:S・ウィリアム・ハインツマン
編集:ジョージ・A・ロメロ
配給:カンビストフィルム,ハピネット

ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖 キャスト

デヴィッド
演 – W・G・マクミラン
消防士。軍の封鎖範囲からの脱出と安全な場所を目指し、ジュディたちと共に逃亡する。ベトナム帰還兵で、戦闘経験豊富。仲間が次々にトリクシーを発症していく中、最後まで生き残る。
ジュディ
演 –レイン・キャロル
デヴィッドの恋人。ブルックマイヤーの診療所で看護婦をしている。妊娠中であったためにブルックマイヤーによって逃がされるが、軍に発見されて収容所へ移送される途中でデヴィッドやクランクと合流する。物語終盤、軍と感染者の銃撃戦に巻き込まれて命を落とす。
クランク
演 –ハロルド・ウェイン・ジョーンズ
デヴィッドの同僚。デヴィッド同様、ベトナム帰還兵で戦闘経験が豊富。逃亡中にトリクシーが発症し、追跡してきた軍を相手に自ら囮となって大暴れした後、射殺される。
アーティ・ボルマン
演 –リチャード・リバティー
娘のキャシーと共に移送中の車内でデヴィットたちと遭遇し、行動を共にする。トリクシーを発症したためか、たどり着いた農家でキャシーを暴行しようとしてクランクに阻止される。翌朝には首吊り状態で発見されるが、自殺か他殺かは不明。
キャシー・ボルマン
演 –リン・ローリー
アーティの娘。トリクシーの発症により次第に精神に変調を来し、捜索中の軍によって射殺される。
ライダー少佐
演 –ハリー・スピルマン
ペッケム大佐到着時まで部隊の指揮を担当。輸送機が墜落後に積荷が飲料水に混入した可能性を推測し、発熱者の把握を指示するなど一定の対応は取っていたが、事前情報では積荷が無害なワクチンであると伝えられていた。
ペッケム大佐
演 –ロイド・ホーラー
派遣部隊の最高責任者。感染拡大防止を最優先し、町に軍政を敷いた。事態に対して楽観的な上層部と現状の深刻さとの板挟みとなり、苦悩する。ライダー少佐にトリクシーが生物兵器であることを打ち明けた後、町の封鎖と住民の隔離・収容を完了し、任務終了したかに見えたが、ルイビルへの配置転換命令と町の現状を聞かされ、さらに苦悩することとなる。
ブルックマイヤー医師
演 –ウィル・ディズニー
エバンズ・シティで診療所を運営する医者。ライダー少佐に住人の隔離収容先として町の高校を提案する。終盤にはトリクシーを発症し、他の住人たちと共に収容されていた。
ワッツ博士
演 –リチャード・フランセ
トリクシーの開発責任者。上層部によって発生現場に直接送り込まれるが、必要な機材もろくに揃わない状況で本人は場当たり的な軍の無能さに呆れ果てる。物語終盤、高校内の研究室にてトリクシーの抗体を発見する。
トラゲッサー軍曹
演 –ネッド・シュミッケ
市長
演 –ジョージ・A・ロメロ
エバンズ・シティ市長。当初は事態の早期収束のため、軍の感染者隔離を黙認していたが、エスカレートする一方の軍政への抗議と住民の人身保護を要求するため、ペッケム大佐のもとを訪れる。
感染者
演 –ビル・ハインツマン
軍隊を襲撃する感染者集団の一員として登場。ダイナマイトを投げつけ、兵士を吹き飛ばした。

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