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バスケットボール・ダイアリーズ|純粋になりたい─。凶暴な繊細な街、マンハッタン。破滅への道を突き進む少年たち。

バスケットボール・ダイアリーズ
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バスケットボール・ダイアリーズは、1995年公開のアメリカ合衆国の映画。原作はジム・キャロルが13歳から16歳までつけていた日記『マンハッタン少年日記』。公開された当時は、麻薬依存や売春が描かれていたために物議を醸した。アメリカではMPAAによりカットされてR指定を受け、韓国では公開禁止となった。

バスケットボール・ダイアリーズ 映画批評・評価・考察


バスケットボール・ダイアリーズ(原題:The Basketball Diaries)

脚本:30点
演技・演出:15点
撮影・美術:13点
編集:9点
音響・音楽:7点
合計74点

若きレオナルド・ディカプリオが、麻薬中毒、同性愛者への売春と汚れ役を演じきった映画で、ところどころに妄想シーンが挿入されていて、コロンバイン高校銃乱射事件で話題になったシーンでもあります。ディカプリオも若いですが、ミッキー役のマーク・ウォールバーグも若いです。マークはこれが出演3作目ですが、若いころは素行不良だったこともあり、この役を上手く演じています。

1999年にコロラド州で起きたコロンバイン高校銃乱射事件の際に、再びこの映画に注目が集まった。ディカプリオ演じる主人公が、夢の中で黒いトレンチコートを着て学校に行き、生徒や教師を撃つというシーンがあったためである。2014年3月5日、監督のスコット・カルヴァートが、カリフォルニア州ロサンゼルスウッドランドヒルズの自宅にて自殺した。
ジム・キャロルについて
キャロルはヘロイン中毒だった13歳の頃の生活など、10代の日々をつづった『マンハッタン少年日記(The Basketball Diaries)』を1978年に出版した。作家として尊敬を集める一方、1970年代後半にニューヨークのパンク・シーンに受け入れられたキャロルはパンク詩人としてのキャリアをスタートさせ、パティ・スミスの強い要望により自身のバンド、ザ・ジム・キャロル・バンドを結成した。ファンの1人だったザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズの計らいによって、ザ・ジム・キャロル・バンドは<アトランティック・レコード>とアルバム3枚の契約を結ぶことになる。バンドの代表曲は“ピープル・フー・ダイド「People Who Died」”。この曲はスティーヴン・スピルバーグ監督作品『E.T.』でも使用された。 2009年9月11日心臓発作のため死亡した。60歳。

バスケットボール・ダイアリーズ あらすじ(ネタバレ)

ミッションスクールの不良生徒・ジムは仲間のミッキー、ペドロ、ニュートロンとともに非行を働き神父を困らせるものの、バスケットボールへの情熱は人一倍だった。 だが、彼等を理解してくれていたボビーが白血病で亡くなり、ジムはニュートロンをのぞく仲間とともにヘロインを始めた。 コーチ・スウィフティに肉体関係を迫られた後、ジムは試合中に意識がもうろうとするという失態を犯し、警察沙汰に発展した。 麻薬は見つからなかったものの、3人は退学処分を受けた。ジムも母親に問い詰められ、家出をした。 ジム、ミッキー、ペドロは麻薬のために犯罪を犯しては金を得るようになった。 ペドロが逮捕される中、ジムは近所に住むレジーに助けられ、詩の才能を見出された。 麻薬をやめさせようとするレジーから逃げたジムは、男性相手に身体を売りその金で麻薬をミッキーと買った。 だが、その麻薬が偽物だと知ったミッキーは売人を殺害し、ジムは実家に逃げた。母に金をねだるジムに対し、彼女は警察に通報し、ジムは逮捕された。

その後、更生したジムは、舞台に立ち、自らの経験について話した。

バスケットボール・ダイアリーズ スタッフ

監督:スコット・カルヴァート
脚本:ブライアン・ゴルボフ
原作:ジム・キャロル『マンハッタン少年日記』
製作:リズ・ヘラー,ジョン・バード・マヌリス
製作総指揮:クリス・ブラックウェル,ダン・ジェネッティ
音楽:グレーム・レヴェル
撮影:ヴィッド・フィリップス
編集:デイナ・コングドン
製作会社:ニュー・ライン・シネマ,アイランド・ピクチャーズ
配給:ニュー・ライン・シネマ,アスミック・エース

バスケットボール・ダイアリーズ キャスト

ジム・キャロル:レオナルド・ディカプリオ
ミッキー:マーク・ウォールバーグ
ジムの母:ロレイン・ブラッコ
ペドロ:ジェームズ・マディオ
スウィフティ:ブルーノ・カービー
ダイアン・ムーディ:ジュリエット・ルイス
ニュートロン:パトリック・マクガウ
レジー:アーニー・ハドソン
ボビー:マイケル・インペリオリ
フランキー・パインウォーター:ジム・キャロル
ボボ:アレクサンダー・チャップリン
ブリンキー:ブリタニー・ダニエル
スキンヘッド:マイケル・ラパポート
ウィンキー:シンシア・ダニエル
カウンター係:ジョシュ・モステル
ビリー:ジョン・ホイト
告白の司祭:バートン・ヘイマン
マリリン・ソコル

バスケットボール・ダイアリーズ 予告編