緒形 拳(おがた けん、1937年(昭和12年)7月20日 – 2008年(平成20年)10月5日)は、日本の俳優。旧芸名及び本名は、緒形 明伸(おがた あきのぶ)。血液型はB型、趣味は絵手紙・水墨画。芸名の「緒形拳」は恩師である劇作家の北条秀司の夫人によってつけられたもので、元々は「おがた こぶし」という読みであった。30代まではテレビドラマを中心に名を高め、40代に入ってから映画主演の仕事に大きくシフトした。若い頃に主演作がほとんどないという、比較的珍しいタイプの映画スターである。晩年までテレビの仕事にも愛着を持って2時間ドラマなどもこまめに主演し、親しかった勝新太郎から「テレビなんてくだらない仕事は辞めろ」と迫られたこともある。
東京府東京市牛込区(現・東京都新宿区)出身、千葉県千葉市育ち。長男は緒形幹太、次男は緒形直人で共に俳優。義理の娘(直人の妻)に女優の仙道敦子、孫に緒形敦(直人の息子)がいる。