特撮映画

特撮映画

特撮映画(とくさつえいが)は、特撮(特殊撮影)を主眼にした映画のこと。主にそういう技術を目玉にした怪獣映画、SF映画、戦争映画を指す。ただ、この呼称は次第に使われなくなっている。現在、ほぼ全ての商業映画において映像素材に手が加えられており、こうした技術を前面に出した呼称で作品を売ることは少なくなっている。

また、特撮という言葉が技術よりもジャンルとして定着した事で、着ぐるみやミニチュア撮影を使った作品という偏見が定着しており、SFXを使用した海外の大作映画を特撮映画と呼ぶ事は慣例として少なくなった。

日本の特撮映画は、円谷英二が創始したと見てよい。円谷は第二次世界大戦前に映画界でカメラマンとして働いていたが、映画『キングコング』に出会い、同作に使用されている特殊撮影技術に興味を惹かれ、その研究に没頭した。戦時中はその経験を活かし、戦争映画とくに空戦ものを多数制作した。そのため彼は戦後に公職追放の処分を受けたが、公職追放が解けると映画『ゴジラ』の制作に特撮監督として参加し、その後のSF映画・怪獣映画・特撮テレビシリーズといった日本の特撮の礎を築いた。

特撮映画

シン・仮面ライダー|石ノ森章太郎原作の「仮面ライダー」50周年プロジェクトとして、『シン・ゴジラ』などの庵野秀明が監督を務めた特撮アクション。

シン・仮面ライダーは、2023年公開の日本映画。現代を舞台に1971年に放送されたテレビシリーズ『仮面ライダー』、石ノ森章太郎の原作漫画『仮面ライダー』を参照しながら描かれる新たな物語となっている。1971年の放送開始から50周年を迎えた2021年、新たに劇場映画として製作が発表された「仮面ライダー」。『エヴァンゲリオン』シリーズ、「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」の庵野秀明が新たな解釈で監督・脚本を担う。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
特撮映画

シン・ウルトラマン|現代日本を舞台に、未だ誰も見たことのない“ウルトラマン”が初めて降着した世界を描く!

シン・ウルトラマンは、2022年公開の日本映画。1966年に放送された特撮テレビドラマ『ウルトラマン』を現在の時代に置き換えた「リブート」映画であり、タイトルロゴには「空想特撮映画」と謳われている。円谷プロダクション、東宝、カラーが共同で製作し、スタッフとして、企画・脚本の庵野秀明、監督の樋口真嗣など『シン・ゴジラ』の製作陣が参加する。キャッチコピーは「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。」、「空想と浪漫。そして、友情。」
SFパニック

GODZILLA ゴジラ|世界に誇る怪獣“ゴジラ”、豪華ハリウッドスタッフによって新たに製作したパニックアクション。

GODZILLA ゴジラは、2014年公開のアメリカ合衆国の映画。1954年に日本で誕生した、世界に誇る怪獣“ゴジラ”、豪華ハリウッドスタッフによって新たに製作したパニックアクション。東宝の「ゴジラ」フランチャイズのリブート作品であり、30作目。また、「モンスター・ヴァース」の1作目、そしてハリウッドスタジオが製作した2作目の「ゴジラ」映画である。日本での通称は「レジェンダリーゴジラ」「ギャレス版」など。
SFパニック

GODZILLA|ローランド・エメリッヒ監督版ゴジラ。興行的に成功するも”ゴジラ”じゃないと公開当時はファンに酷評された。

GODZILLAは、1998年に公開されたアメリカ合衆国の映画。日本の東宝が創造・所有するキャラクター「ゴジラ」に基づいて製作された。日本での通称は「トライスターゴジラ」「エメリッヒ版」など。2014年の『GODZILLA ゴジラ』製作以前は単に「ハリウッド版」や「アメリカ版」と称されていた。
特撮映画

大怪獣のあとしまつ|この死体、どうする?誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語。

大怪獣のあとしまつは、2022年公開の日本映画。特撮映画でお馴染みの巨大怪獣。その死体が国家を危機に陥れるとしたら……。前代未聞の「あとしまつ」を描く空想特撮エンターテイメント。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
ファンタジー

映画 妖怪人間ベム(実写版)|人間か、妖怪か。決着をつける時がきた。いつの日か人間になることを渇望する妖怪人間ベム、ベラ、ベロ!

映画 妖怪人間ベム(実写版)は、2012年公開の日本映画。1968年に放送され人気を博したアニメを、亀梨和也、杏、鈴木福らの出演で実写化して話題となったドラマ「妖怪人間ベム」(2011年10~12月放送)の劇場版。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
特撮映画

牙狼-GARO- 〜蒼哭ノ魔竜〜|これまでよりもファンタジー要素を前面に押し出し、最強の魔戒騎士・冴島鋼牙の最後の物語を描く。

牙狼-GARO- 〜蒼哭ノ魔竜〜は、2013年公開の日本映画。『牙狼〈GARO〉シリーズの劇場版第2作(呀〈KIBA〉を含めると第3作目)であり、“冴島鋼牙編”の最終作。 これまでの『牙狼シリーズ』とは趣が異なり、異世界・約束の地を舞台にファンタジー色を前面に出した独特の世界観となっており、前作『牙狼〈GARO〉 RED REQUIEM』と同様に、これまでのTVシリーズを知らなくても楽しめる作品となっている。
特撮映画

呀-KIBA- 〜暗黒騎士鎧伝〜|暗黒騎士キバが魔戒騎士バラゴであったころに遭遇した事件を描く暗黒騎士キバ誕生秘話のスピンオフ作品。

呀-KIBA- 〜暗黒騎士鎧伝〜は、2011年公開の日本映画。『牙狼〈GARO〉』のスピンオフである特撮オリジナルビデオ作品。暗黒騎士キバが魔戒騎士バラゴであったころに遭遇した事件を描く暗黒騎士キバ誕生秘話のスピンオフ作品。2011年5月、TVシリーズ第2弾製作と共に製作発表されている。キバ(バラゴ)の語りをメインに、イラストレーションとグラフィックにデジタル処理を施し、実写映像と融合させた「映像絵巻」として表現する。
特撮映画

牙狼-GARO- 〜RED REQUIEM〜|3Dの魔界を黄金騎士が駆ける!牙狼〈GARO〉シリーズ初の劇場版3D映画。

牙狼-GARO- 〜RED REQUIEM〜は、2010年10月30日公開の『牙狼〈GARO〉』の3D映画。牙狼〈GARO〉シリーズ初の劇場版だが、TVシリーズを見ていない人でも楽しめるように、TVシリーズ・TVスペシャルの登場人物は、主人公の鋼牙と魔導輪ザルバを除き一切登場しない。ただしTVシリーズでヒロインを演じた肘井美佳は今作の敵であるカルマの声を特別出演という形で担当しており、クルス役の笠原紳司はTVシリーズにて別の役でゲスト出演している。キャッチコピーは「3Dの魔界を黄金騎士が駆ける!」。
SFアクション

ゼイラム2|宇宙を舞台に活躍する女賞金稼ぎと、制御不能となったゼイラム・ロボットとの戦いを描くシリーズ第2弾。

ゼイラム2は、1994年公開の日本映画。1991年に公開された『ゼイラム』の続編である。宇宙を舞台に活躍する女賞金稼ぎと、制御不能となったゼイラム・ロボットとの戦いを描くシリーズ第2弾。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
SFアクション

ゼイラム|異形の凶悪犯ゼイラムとバウンティハンターのイリアの死闘を描いたSFアクション映画。

ゼイラムは、1991年公開の日本映画。異形の凶悪犯ゼイラムとバウンティハンターのイリアの死闘を描いたSFアクション映画。監督の雨宮慶太の初劇場公開作品。雨宮は元々オリジナルビデオ作品『未来忍者 慶雲機忍外伝』(1988年)の続編を企画しようとしていたが実現せず、3000万円ぐらいの低予算の中で出来る作品を再考し、本作の製作に至った。脚本を執筆したのは雨宮と、視覚効果スーパーバイザーとして著名な松本肇。
SFホラー

鉄男II BODY HAMMER|摂氏1000度のネオ・フルメタル・ボディ 全世界宣戦布告!“こぎ続けるツカモト・シンヤ”

鉄男II BODY HAMMER(てつおつーぼでぃはんまー)は、1991年公開の日本映画。平凡なサラリーマンと、彼を鋼鉄の人間兵器にしようと企む謎の集団との闘いを描いた異色SFバイオレンスホラー映画。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
SFホラー

鉄男|肉体を侵食する金属との壮絶な戦いを、悪夢的映像で描いたサイバー・カルト・エンタテインメント。塚本晋也の監督デビュー作。

鉄男(てつお)は、1989年公開の日本映画。制作費1,000万、4畳半のアパートで廃物のSFXと少数のスタッフで制作。ローマ国際ファンタスティック映画祭のグランプリを受賞。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
特撮映画

スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号|評価・考察・あらすじ(ネタバレ)詳細情報

スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号は、2015年公開の日本映画。2015年3月21・22日の初日2日間で興収1億8676万8250円・動員14万5688人を記録し、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第6位を獲得。「仮面ライダーシリーズ」と「スーパー戦隊シリーズ」のクロスオーバー作品である「スーパーヒーロー大戦シリーズ」の1つであり、通算4作目にあたる。春の東映ヒーロー映画恒例となった、歴代仮面ライダーに変身する人物の出演は、本作品では南光太郎 / 仮面ライダーBLACK / 仮面ライダーBLACK RX役の倉田てつを、乾巧 / 仮面ライダー555役の半田健人、橘朔也 / ...
特撮映画

人造人間ハカイダー|歪んだ「正義」や「秩序」を破壊する者の名はハカイダー。日本特撮作品のダークヒーローの原点。

人造人間ハカイダーは、1995年公開の日本映画。東映スーパーヒーローフェアの作品の一つ。タイトルにあるとおり、原典の『人造人間キカイダー』に登場する敵役のロボット、ハカイダーを主人公とした作品である。しかし原典とは設定が大きく異なり、名前とイメージだけを使用したスピンオフ作品。原典のイメージを元に、正義の味方というよりはアンチヒーロー、あるいはダークヒーローといった立場で、歪んだ「正義」や「秩序」を破壊する者として描かれている。
特撮映画

シン・ゴジラ|往時のファミリー・子供向け路線から一転し、政治色を前面に出した群像劇。

シン・ゴジラは、2016年公開の日本映画。往時のファミリー・子供向け路線から一転し、政治色を前面に出した群像劇。巨大生物(ゴジラ)の出現をきっかけに刻一刻と進行する危機的な大規模災害事象に対して、日本国政府ほか様々な国家機関に携わる者たちが各々の任を全うし、政治的配慮・思惑が錯綜する最中にて問題解決の糸口を模索する様が描かれる。総監督・脚本は庵野秀明が、監督・特技監督は樋口真嗣が手掛けた。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
特撮映画

宇宙刑事ギャバン THE MOVIE|蒸着せよ、銀の魂を継ぐ者よ―― 銀河に危機が迫る時、宇宙刑事が立ち上がる

宇宙刑事ギャバン THE MOVIEは、2012年公開の日本映画。1982年に放映された特撮テレビドラマ『宇宙刑事ギャバン』の映画化作品である。キャッチコピーは「あばよ涙、よろしく勇気!」「蒸着せよ、銀の魂を継ぐ者よ―― 銀河に危機が迫る時、宇宙刑事が立ち上がる」。同年1月に封切られた『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』でギャバンが復活したのを足掛かりに、誕生30周年を記念して初の単独オリジナル作品として映画化。
特撮映画

海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE|スーパー戦隊『海賊戦隊ゴーカイジャー』と80年代のメタルヒーロー『宇宙刑事ギャバン』がコラボするヒーローアクション。

海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIEは、2012年公開の日本映画。特撮テレビドラマシリーズ『スーパー戦隊シリーズ』の『海賊戦隊ゴーカイジャー』と『宇宙刑事シリーズ』の『宇宙刑事ギャバン』の劇場版作品。スーパー戦隊35作記念・宇宙刑事シリーズ30周年記念作品。スーパー戦隊シリーズ第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー』と宇宙刑事シリーズ・メタルヒーローシリーズ第1作『宇宙刑事ギャバン』のクロスオーバー作品であり、『劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』から続く『スーパー戦隊祭』の第4弾である。
特撮映画

劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト|戦闘は最高潮へ。帝王のベルトをめぐる救世主伝説。

劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロストは、2003年公開の日本映画。特撮テレビドラマ「平成仮面ライダーシリーズ」『仮面ライダー555』の映画化作品である。本作はテレビシリーズとはリンクしないパラレルワールドの作品となっている。独立性を高めるため、テレビシリーズでの衣装やセットなどはほとんど使用されていない。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
特撮映画

さくや妖怪伝|妖怪討伐少女伝説。妖怪が神の力を超えた時、少女は史上最強の戦士となった。

さくや妖怪伝は、2000年公開の日本映画。悪しき妖怪退治に立ち上がった少女剣士の活躍を描く時代冒険活劇。日本を代表する特殊メイク・造型の第一人者で、本作が初監督作となる原口智生。特技監督に樋口真嗣。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
コメディ

地球防衛未亡人|地球のために、イキます・・・ 破壊と官能のエクスタシー。怪獣映画のエロティック・パロディ!

地球防衛未亡人(ちきゅうぼうえいみぼうじん)は、2014年公開の日本映画。怪獣映画をベースに、エロティックやパロディ、尖閣諸島問題や原発問題を織り込んだ作品である。キャッチコピーは「地球のために、イキます・・・ 破壊と官能のエクスタシー」映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
コメディ

アウターマン|史上最大の侵略!特撮ヒーローは悪魔だった!?特撮の歴史が、いま変わる!!

アウターマンは、2015年公開の日本映画。河崎実監督による、日本特撮界へのアンチテーゼを込めたパロディ作品である。史上最大の侵略!特撮ヒーローは悪魔だった!?映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
コメディ

大日本人|ダウンタウンの松本人志が企画・監督・主演を務めた、松本自身の考える“ヒーロー像”を描いた異色作。

大日本人(だいにほんじん)は、2007年公開の日本映画。ダウンタウンの松本人志が企画・監督・主演を務めた、松本自身の考える“ヒーロー像”を描いた異色作。脚本は、松本の盟友で放送作家の高須光聖との共同執筆。吉本興業の映画製作進出第1弾でもある。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。