ヴィクター・ガーバー(Victor Joseph Garber、1949年3月16日 – )は、カナダ・オンタリオ州出身の俳優。身長188cm。
1949年にカナダオンタリオ州に生まれる。ロシア系ユダヤ人。9歳の頃から舞台に立ち、16歳の時にはトロント大学の演劇サマーセッションに16週間参加した。また一時期、フォークソング歌手としても活動しており、The Sugar Shoppeというバンドグループで活躍した。1967年には、その年の人気音楽のトップ40に入るほどだった。その人気はアメリカへも飛び火して、『エド・サリヴァン・ショー』や『ジョニー・カーソン・ショー』などへミュージシャンとしても出演している。役者としても徐々に経験を積んでいき、約20年間ブロードウェイで主役を演じ、アラン・アルダやアルフレッド・モリーナら等と共演。トニー賞に4度ノミネートされている。その後、映画やテレビなどにコンスタントに出演を続け、テレビドラマ『エイリアス』で主人公の父親ジャック・ブリストウ役を演じたことにより知名度が上がった。音楽活動は現在でもつづけており、その才能は舞台でも活かされている。中にはスティーヴン・ソンドハイムの『A Little Night Music』や、『スウィーニー・トッド』などでその歌唱力が披露された。舞台ではブロードウェイの他、オフ・ブロードウェイへも出演している。
映画においては、1997年に出演したジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』でも知られるようになり、ゴールディ・ホーン、ベット・ミドラー、ダイアン・キートン主演のコメディ『ファースト・ワイフ・クラブ』や、ショーン・ペンがアカデミー主演男優賞に輝いた『ミルク』などの話題作にも出演。近年ではベン・アフレックが監督してアカデミー作品賞を受賞した『アルゴ』にも出演している。