レイチェル・ワイズ(Rachel Weisz, 1970年3月7日 – )は、イギリスの女優。姓の発音は、出身国においては(英語)ワイズと呼ばれがちだが、父の母語ハンガリー語ではヴェイス、母の母語ドイツ語ではヴァイスと発音される。レイチェル自身は、自分の姓の発音は「ヴァイス」であると表明している。
イングランド・ロンドンのウェストミンスターで生まれ、ハムステッド・ガーデン・サバーブで育つ。父親のジョージ・ワイズはハンガリー出身のの発明家、母親のエディット・ルート・ワイズ(旧姓ティーヒ)はオーストリア・ウィーン出身で元教師の心理療法士。父方のルーツはユダヤ系ハンガリー人であり、母方もユダヤ系イタリア人の血を引いている。レイチェルが15歳の時に両親は離婚した。妹のミニー・ワイズはアーティストである。ケンブリッジ大学で英文学を学んでいたが、演技に興味を持つようになり劇団「Talking Tongues」を結成、エディンバラ・フェスティバルで公演し、ガーディアン賞を受賞する。
1993年にデビューし、主にテレビ映画などに出演。1995年に『デスマシーン』で映画デビュー。同年にショーン・マサイアス演出による舞台『生活の設計』での大胆な演技が評判となり、これを見たベルナルド・ベルトルッチが1996年公開の『魅せられて』に起用。また、同年公開の『チェーン・リアクション』でキアヌ・リーブスの相方を演じハリウッド作品に初出演する。1999年公開の大ヒット作『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』で国際的に名前が知られるようになる。以降、ラブコメやアクションなど、様々な映画に出演する。出世作『チェーン・リアクション』でペアを組んだキアヌ・リーブスとは『コンスタンティン』で再共演している。2005年公開のイギリス映画『ナイロビの蜂』の演技で、第78回アカデミー賞助演女優賞、第63回ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞。2012年、ドーヴィル・アメリカ映画祭でのワイズ
自身が制作に関わっている2017年公開の『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』では、自身初となるレズビアンの女性を演じレイチェル・マクアダムスと濃厚なキスシーンを演じた。