ランス・ヘンリクセン(Lance Henriksen, 1940年5月5日 – )はアメリカ合衆国ニューヨーク出身の俳優。ノルウェー系アメリカ人。
16歳でブロードウェイに立ち、このときの感動を忘れられず俳優の道を目指そうとアクターズ・スタジオ(The Actors Studio)の門を叩こうとするが、引っ込み思案が災いして申し込みを断念。海軍に3年いた後、商船に乗り込み2年を過ごす。その後ニューヨークに戻り壁画作家となるが、やはり役者になろうと決意を固め、アクターズ・スタジオに入学。1972年に念願の映画デビューを果たす。
その後『狼たちの午後』、『未知との遭遇』など話題作に出演するも脇役であり注目されず、しばらく下積み生活を送る。しかし1981年にキャメロン監督のデビュー作『殺人魚フライングキラー』に主演となり、彼の初期作品の常連となる。キャメロン監督の出世作『ターミネーター』にも刑事役で出演した(もともとはヘンリクセンがターミネーターを演じる予定であったが、アーノルド・シュワルツェネッガーに変更となった)。そして1986年、『エイリアン2』のアンドロイド、ビショップ役で注目を集めた以降は『ストーン・コールド』、『ハード・ターゲット』など、敵役としても強烈な印象を残した。2004年公開された『エイリアンVSプレデター』にも出演し強い印象を残したほか、テレビドラマ『ミレニアム』では主演も務めた。2016年には東京コミックコンベンションにて来日する。