メアリー・エリザベス・マストラントニオ(Mary Elizabeth Mastrantonio, 1958年11月17日 – )は、アメリカ合衆国の女優。イリノイ州オークパーク出身。
イリノイ大学では声楽を専攻し、オペラ歌手を志す。しかし次第に演技への道に憧れを抱く。ミュージカル『エビータ』のシカゴ公演のオーディションに合格し、後にブロードウェイに進出して『アマデウス』や『ヘンリー五世』の舞台に出演。
1983年に『キング・オブ・コメディ』に出演するも、編集段階で出演シーン全てがカットされる。結局同年の『スカーフェイス』が正式な映画デビューとなった。1986年には『キング・オブ・コメディ』の不遇に責任を感じたのか、マーティン・スコセッシが再び『ハスラー2』で彼女を起用する。そこでの演技が評価され、アカデミー助演女優賞候補となる。ブロードウェイの舞台にも立っている。