マイケル・ビーン(Michael Connell Biehn、1956年7月31日 – )は、アメリカ合衆国出身の俳優。
アラバマ州出身。父は弁護士のドン・ビーンで母は看護婦のマーシャ・ビーン、弟と妹がいる。幼いころから演技に興味を持ち地方劇団に入団。その後、アリゾナ大学の演技科に進学するが19歳で中退し、LAに渡ってヴィンセント・チェイスに師事する。やがてモデルやCMの仕事を径て1978年に俳優デビューする。1984年にSF映画の古典的名作として知られるジェームズ・キャメロン監督の大ヒット作『ターミネーター』で、宿敵ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)と対決する、未来からタイムスリップしてきた青年戦士カイル・リース役を演じた。その後キャメロンの作品には、『エイリアン2』、『アビス』などに出演した。
ジェームズ・キャメロンの作品によく出演するほか、俳優のビル・パクストンともよく共演する。2007年に公開したロバート・ロドリゲス監督による 『プラネット・テラー in グラインドハウス』に出演した。2010年に公開した『シャドウ・ファイター』で監督に初挑戦した。 その後、2011年に『ザ・マニアック』で再び監督に挑戦した。
ジェームズ・キャメロンとは深い繋がりがある。サム・ライミ監督・トビー・マグワイア主演で映画化された『スパイダーマン』だが、一時期はキャメロンが映画の権利を保有しており、主演のピーターにはマイケル・ビーンを考えていた。『アバター』にも出演する予定だったが、先にシガニー・ウィーバーの出演が決まり、『エイリアン2』の同窓会になるのを避けたいとしてキャメロン監督が出演を止めた。『ユージュアル・サスペクツ』でスティーブン・ボールドウィンが演じたマクマナス役をオファーされていたが、フリードキン監督の『ジェイド』の撮影と重なってしまったため、『ユージュアル・サスペクツ』を降りた。1988年に公開された『第七の予言』と、1991年に公開された『K2/ハロルドとテイラー』のキャンペーンのために来日。『第七の予言』では弟と共に来日している。
1980年に女優のカレン・オルセンと結婚するが、1987年に離婚。『エイリアン2』の撮影中にジーナ・マーチと知り合い、1988年に再婚し1児をもうけるが、2008年に離婚。2010年に女優のジェニファー・ブランクと再婚した。