ブライス・ダラス・ハワード(Bryce Dallas Howard, 1981年3月2日 – )は、アメリカ合衆国の女優、テレビドラマ監督。
カリフォルニア州ロサンゼルス出身。ミドルネームのダラスはテキサス州ダラスに由来している。父親は映画監督のロン・ハワード、母親は女優のシェリル・ハワード。叔父はクリント・ハワードで、祖父はランス・ハワードである。双子の妹(ジョスリン、ペイジ)と弟(リード)がいる。妹のペイジ・ハワードも女優となった。
幼い頃はコネチカット州グリニッジで過ごす。高校時代は演劇キャンプに参加。ニューヨーク大学で演技等を学び、舞台女優としてシェイクスピアやチェーホフの舞台に立っていた。
幼い頃から父親の監督作品にはブライス・ハワード(Bryce Howard)名義で出演していたが、本格な映画出演は2004年公開の『ヴィレッジ』で、この映画で主役の座に抜擢。後に同作と同じくM・ナイト・シャマランが監督した2006年公開の『レディ・イン・ザ・ウォーター』に出演。
2006年にはアルフレッド・モリーナ主演の短編映画を監督している。また、同年にはケネス・ブラナーが監督したシェイクスピアの戯曲『お気に召すまま』でゴールデングローブ賞主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)にノミネートされた。
2007年公開の『スパイダーマン3』ではグウェン・ステイシーを、2009年公開の『ターミネーター4』ではケイト・コナーを演じた。
2015年、大ヒット映画『ジュラシック・ワールド』でクレア・ディアリングを演じ、知名度が大幅アップした。2018年の続編『ジュラシック・ワールド/炎の王国』でも続投した。
2019年、『マンダロリアン』で本格的に監督としてデビュー。なお父であるロン・ハワードは『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で監督を務めており、親子でスター・ウォーズシリーズに監督として参加している。