ガブリエル・アンウォー

ガブリエル・アンウォー

ガブリエル・アンウォー(Gabrielle Anwar, 1970年2月4日 – )は、イギリス、ミドルセックス州レイルハム(Laleham)出身の女優。Anwarはインドの人名で、通常「アンワル」と表記・発音され、映画デビュー作『マニフェスト』の公開時はその表記で紹介されたが、その後の日本公開作で「戦争」を意味する war と同じ発音と誤ったため、「アンウォー」と表記されるようになった(Gabrielleは英語名ゲイブリエルではない)。それもあって、オスカー候補ともなったことのある編集技師でインド人とユダヤ人とのハーフである父タリク・アンワルもタリク・アンウォーと誤記されるようになった。なお、母はイギリス人である。

15歳でBBCのミニシリーズ『Hideaway』(1986年)でデビューし、シリーズ『ジム・ヘンソンのストーリーテラー』(1988年)の一篇でヒロインを演じた後、ドゥシャン・マカヴェイエフ監督作『マニフェスト』(1988年)でアイス売りの少女役で映画デビュー。その後、ゲスト出演した人気テレビシリーズ『ビバリーヒルズ高校白書』でアイススケート選手役に挑み、初主演映画『ワイルドハート/彼女は空を翔けた』(1991年)では旅回りショー一座での40フィート(12.2m)の高さから馬とともにプールへダイビングするショーの花形を演じ、『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』ではアル・パチーノとのタンゴ・シーンで注目を集めた。1990年代には日本のLUXのテレビCMにも出演して人気を集めた。

2007年にシリーズ『THE TUDORS-背徳の王冠-』ではマーガレット・チューダー役で演じた後、一転して『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』の主人公の”凶暴な元恋人”フィオナ・グレナンを演じて、体当たり演技を披露している。