オリヴァー・プラット(Oliver Platt, 1960年1月12日 – )は、カナダ・オンタリオ州出身の俳優。
1960年にカナダオンタリオ州ウィンザーに生まれる。両親はアメリカ人であり、母シエラは社会福祉援助技術のソーシャル・ワーカーとして働き、父親のニコラスは外交官だった。父はパキスタン、ザンビア、フィリピンにおいて大使も務めた。そのこともあり、プラットはアジア諸国を中心に12個もの学校を転々とした。また一時期父親が日本にも外交官として赴任したことがあり、プラット自身もごく短い間ではあるが日本で過ごした。日本滞在中はアメリカンスクール・イン・ジャパンに在籍し。家族が帰国後も父はまだ日本にいたため、夏休みになると東京へ遊びに来ていたという。なお、インタビューにおいてかつて住んだことのある国で最も好きだったのは「東京」と答えており、日本限定で発売されていたバスキン・ロビンスの“抹茶アイスクリーム”が大好物だったと語っている。
その後家族はワシントンD.C.へ移り、9歳の時にジョン・F・ケネディ・センターで見た舞台をきっかけに役者を目指すようになる。その舞台には若き日のモーガン・フリーマンが立っていた。高校卒業後は本格的に役者を目指してタフツ大学へ進学して演技を専攻。同期にはハンク・アザリアがおり、現在も親交があるという。さらにボストンのShakespeare & Companyに参加して舞台に立つようになる。ニューヨークへ移った後は、オフ・ブロードウェイなどで着々とキャリアを重ねていった。少ししてビル・マーレイと知り合い、マーレイがプラットを映画監督のジョナサン・デミに紹介したことから『愛されちゃって、マフィア』で映画デビューを果たした。その後も様々な話題作に出演を続け、コメディからシリアスな映画まで様々な役柄を演じる個性派俳優としての地位を築いた。1992年にはカミーラ・キャンベルと結婚。現在は3児の父親でもある。
プラットの家族構成ではアダムという名の弟がおり、『ニューヨーク・マガジン』でレストラン評論家として活躍している。アダムもオリヴァーと共にアジア各国に住んだことがあり、オリヴァーと同様、日本滞在中にはアメリカンスクール・イン・ジャパンへ在籍した。
母方の遠い親戚にダイアナ妃がいる。