エリック・ボゴシアン(Eric Bogosian 1953年4月24日 – )は、アメリカの俳優、劇作家、小説家。姓についてはボゴジアンと表記される事もある。
マサチューセッツ州ウーバン生まれ。アルメニア系アメリカ人で父親は会計士。オベリン大学卒業後、ニューヨークに移り、自ら書き下ろした脚本を上演する舞台から俳優活動を開始。観客を挑発するかのような過激な一人芝居で注目を集めるようになる。実際に起きた事件を基に書き下ろし自らの主演でオフ・ブロードウェイで上演した“Talk Radio”(ピューリッツァー賞にノミネート)がオリバー・ストーン監督で映画化(『トーク・レディオ』、自身が主演・脚本)され、第39回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(個人貢献賞)を受賞するなど高い評価を受ける。以降、多くの映画・テレビドラマで独特の雰囲気を発散している一方でアルメニア系という出自もあり、アルメニア人虐殺を扱った『アララトの聖母』やアラム・ハチャトゥリアンを取り上げたドキュメンタリー映画でナレーターを務めるなどしている。