渡辺 やよい(わたなべ やよい、1952年8月24日 – )は、日本の女優。東京都北区出身。映画デビュー直後まで、本名(旧姓)の渡辺 弥生(わたなべ やよい)でテレビドラマに出演していた。結婚後の本名は蔵間 弥生(くらま やよい)。
小学生の頃から東映児童演劇研修所に所属していた。1971年に映画『新・ハレンチ学園』の十兵衛役で初主演した。以後、千葉真一主演作品での助演や、東映のポルノ映画、アクション映画、テレビドラマなどに出演した。ヌードも厭わず細身の体ながら豊満な乳房を披露し、雑誌にもヌードグラビアが掲載された。
鈴木則文は渡辺について「演技力も確かで性格も良く、明るい笑顔が魅力。日本的な小柄の体型だが、トランジスターグラマー」と評してる。1972年の『徳川セックス禁止令 色情大名』で主演予定の池玲子が断ったことから鈴木は渡辺を代役に起用するつもりだったが、脚本を共作した掛札昌裕や企画の天尾完次から杉本美樹を推され、意外性を優先する形で渡辺を諦めた。その後も鈴木は渡辺を重要な助演女優として使い続け、東京撮影所で異才監督として売り出し始めた伊藤俊也にも厚遇された。
1979年に関取の蔵間と結婚し、女優を引退した。