ロバート・ハモンド・パトリック・ジュニア(Robert Hammond Patrick Jr., 1958年11月5日 – )は、アメリカ合衆国の俳優。
スコットランド人の血を引いておりジョージア州マリエッタで生まれた。オハイオ州クリーブランド郊外で育つ。ボーリング・グリーン州立大学で学ぶが、演劇に興味を持つようになり中退。26歳の時にロサンゼルスに移り、バーで働きながらオーディションを受け、低予算映画の端役で下積みする。
1991年公開の『ターミネーター2』でT-1000役に抜擢され、一躍有名となった。選ばれたきっかけは、『ダイ・ハード2』でテロリストの一人の役で出演したことであると言われている。
T-1000の役があまりにも強烈だったため、以降の出演作ではこれを踏まえたものが多い。WWE製作のアクション映画『ネバー・サレンダー 肉弾凶器』の中でも、なかなか死なない主人公に対して「あいつはターミネーターか?」と言った仲間に対して、鋭い眼差しを見せた。
また、『X-ファイル』に三人目の主役ジョン・ドゲット特別捜査官として、第8シーズンから参加した。ロバート・パトリックは1993年の映画『未知からの生還』の中で未確認飛行物体に友人を拉致される一般人の役を演じており、それに感銘を受けた『X-ファイル』のクリエータークリス・カーターが、シリーズの主役であったデイヴィッド・ドゥカヴニー降板を受け、フォックス・モルダー特別捜査官に代わるダナ・スカリー特別捜査官の新たなパートナーとして抜擢したものである。その演技力と存在感は高い評価を受け、また、新たなファンを獲得した。