ロッド・テイラー(Rod Taylor、1930年1月11日 – 2015年1月7日)はオーストラリア・シドニー出身の俳優。ロドニー・テイラー(Rodney Taylor)の名で出演している作品もある。新聞のテレビ欄等ではロッド・テーラーと表記されることが殆どだった。
ローレンス・オリヴィエのオーストラリア公演を見て、俳優を志す。オーストラリアでラジオや舞台の経験を積んでから1954年にハリウッドに移り、ジョージ・スティーヴンス監督の『ジャイアンツ』(1956年)では脇役だったが、アルフレッド・ヒッチコック監督の『鳥』(1963年)、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の『砂丘』(1970年)などに出演し、『ホテル』(1966年)や『アフリカ大空輸』(1968年)等では二枚目役を演じ、『戦争プロフェッショナル』(1967年)辺りからはタフガイとしてのイメージも付き始めた。1960年代末からは製作も兼任する様になり、ユーゴ・スラビア映画『ヘル・リバー』(1974年/未/テレビ放映/ビデオ)等、国際的に活動の幅を広げた。1980年代以降は、映画では脇役が多くなり、テレビ出演が主である。
2009年にはクエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』にウィンストン・チャーチル役で出演し、健在ぶりを示した。
声優としても活動しており、ディズニーのアニメ映画『101匹わんちゃん』(1960年)のダルメシアンのポンゴの声を当てている。
2015年1月7日、心臓発作のためロサンゼルスの自宅で死去。84歳没。