ビル・パクストン(Bill Paxton, 1955年5月17日 – 2017年2月25日)は、アメリカ合衆国の俳優、映画監督。
テキサス州フォートワース出身。本名はウィリアム・パクストン(William Paxton)。高校時代から8ミリの自主映画を撮り続け、18歳の時にロサンゼルスへ渡る。そこでジェームズ・キャメロンと出会い、ロジャー・コーマンのニュー・ワールド・ピクチャーズで美術監督となって、『ビッグ・バッド・ママ』や『SEXアニマル/学生夫人』に参加する。
1975年の『クレイジー・ママ』にもスタッフとして参加したが、監督のジョナサン・デミから「出演してみないか」と誘われて映画デビューする。これがきっかけとなって俳優を志すようになった。
その後ニューヨーク大学で演技を学び、ステラ・アドラーに師事する。1983年の『影の私刑(リンチ)』で本格デビューを飾った。『ストリート・オブ・ファイヤー』、『ターミネーター』を経て、1986年、『エイリアン2』のハドソン役で注目を受け、次第に主役格に昇進する。『アポロ13』という秀作にも恵まれて以降、話題作への出演を重ねた。
2013年には、映画『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』の製作にも参加した。
2017年2月25日に心臓手術後の合併症で死去した。61歳没。