ダニー・アイエロ

ダニー・アイエロ(Danny Aiello, 1933年6月20日 – 2019年12月12日)は、アメリカ合衆国の俳優。

1970年代初頭から映画の世界で活動を開始する。ロバート・デ・ニーロ主演の野球映画『バング・ザ・ドラム』(1973年)の端役でデビュー。以降、下品で粗野なキャラクターから、ユーモラスな役、親切な小市民まで幅広い役柄を演じる脇役として活躍する。

1974年の『ゴッドファーザー PART II』ではトニー・ロサトを演じた。マイケル・コルレオーネに謀反を起こしたフランク・ペンタンジェリ(演者はマイケル・V・ガッツォ)を背後から襲撃して殺害しようとするシーンで、ロサトが言った有名な台詞「Michael Corleone says hello!」はアイエロのアドリブである。

1980年のジャン・マイケル・ヴィンセント主演『摩天楼ブルース』では暴漢に抵抗するマンハッタンの住民の一人を演じ、1981年のポール・ニューマン主演『アパッチ砦・ブロンクス』では人種差別主義の巡査を演じて高い評価を受けた。1984年、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で再びデ・ニーロと共演。自身と同じ姓の警察署長ヴィンセント・アイエロを演じた。『ブロードウェイのダニー・ローズ』(1984年)、『カイロの紫のバラ』(1985年)、『ラジオ・デイズ』(1987年)といったウディ・アレン作品にも出演している。

1987年のロマンチック・コメディ『月の輝く夜に』では、シェール演ずるロレッタの婚約者ジョニーを演じ、ロバート・アルトマン監督のファッション映画『プレタポルテ』では女装にもトライした。1992年にはジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件の犯人リー・ハーヴェイ・オズワルドを殺害したジャック・ルビーの伝記映画『ジャック・ルビー』で主人公のルビー役を演じ、1994年の『レオン』ではジャン・レノ演じるレオンに仕事(殺し)の依頼を伝えるカフェの主人を演じた。

映画以外でも活躍しており、1981年にはABCの『ABC Afterschool Special』のエピソード『A Family of Strangers』でデイタイム・エミー賞を受賞したほか、マドンナの『パパ・ドント・プリーチ』のPVにも出演している。

歌も達者で、『ハドソン・ホーク』(1991年)、『ワンス・アラウンド』(1991年)などで披露しているほか、数枚のアルバムもリリースしている。

2019年12月12日、ニュージャージー州の医療施設にて、感染症のために亡くなった。86歳没。

マフィア・ギャング映画

ゴッドファーザー PART II|マフィアのコルレオーネ・ファミリーの昔と前作のその後の両方を描き、アカデミー賞で前作を超す6部門に輝いたシリーズ第2作!

ゴッドファーザー PART IIは、1974年公開のアメリカ合衆国の映画。ゴッドファーザー、ビトー・コルレオーネの縄張りを継いだ三男のマイケルが次々に宿敵を倒し、ファミリーを形成していくまでの過程を、若き日のビトーの足跡を挿入しながら描く。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
犯罪(クライム)

レオン|孤独な殺し屋と、殺された両親の復讐を誓う少女の純愛。リュック・ベッソン監督のハリウッド進出第1作。

1994年製作のフランス・アメリカ合作映画。22分間未公開シーンを追加した完全版が1996年公開された。 リュック・ベッソンのハリウッド初監督作品。会社側はそれほど重視していない作品であったが、『レオン』は予想を上回る大ヒットと批評家からの高評価でリュック・ベッソンの代表作となり、ジャン・レノとナタリー・ポートマンもこの作品でブレイクした。ベッソンは本作を、初期の作品『ニキータ』で描いたテーマを英語で描いた別バージョンであるとしている。特に主人公レオンのキャラクターは『ニキータ』の登場人物「掃除屋」から継承されており、ベッソン自身レオンは掃除屋の血族であると言及している。
サスペンス・スリラー

ラッキーナンバー7|20年前の出来事をきっかけに、NYにやってきた不運な青年を軸に展開するサスペンス映画。

ラッキーナンバー7は、2006年公開のアメリカ合衆国の映画。20年前の出来事をきっかけに、NYにやってきた不運な青年を軸に展開するサスペンス映画。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
アクション映画

ハドソン・ホーク|ブルース・ウィリスが世紀の大怪盗に!ダ・ビンチの秘宝をめぐるアクション大作。

ハドソン・ホークは、1991年公開のアメリカ合衆国の映画。ブルース・ウィリスが世紀の大怪盗に!ダ・ビンチの秘宝をめぐるアクション大作。「ダイ・ハード」でブレイク直後のブルース・ウィリスが念願の企画を映画化した痛快犯罪活劇。リチャード・E・グラントら芸達者な俳優陣がとんでもキャラを怪演する。