ステラン・スカルスガルド(Stellan Skarsgård, スウェーデン語発音: [²stɛlːan ˈskɑːʂɡoːɖ] 1951年6月13日 – )は、スウェーデン・ヨーテボリ出身の俳優。スウェーデン語での発音により近い表記はステッラン・スカーシュゴード。ステラン・スカルスゲールドと表記されることもある。身長191cm。
1968年、テレビミニ・シリーズ『Bombi Bitt och jag』の表題役を得て、俳優デビュー。修学後、舞台俳優となり、1972年にはイングマール・ベルイマンが総監督を務めるストックホルム王立劇場の団員となり、数々の舞台に出演。
1982年、『Den Enfaldige mordaren(安易な殺人者)』での演技でベルリン映画祭男優賞を受賞。一躍国際的に注目され、製作者イスマイル・マーチャントはTV映画『Noon Wine』(1985年)と『ボンベイ大捜査線』(1988年)の主役に起用。1988年に劇団を離れると共に、撮影監督スヴェン・ニクヴィストの息子カール・グスタヴ・ニクヴィストが監督した『屋根の上の女』に主演し、二人の女性を翻弄する男を演じて、スウェーデンのアカデミー賞と言われるゴールデン・ビートル賞の主演男優賞を受賞する。
その後、アメリカ映画などでも活動を始め、1998年には『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』と『アミスタッド』での活躍によりヨーロッパ映画賞において世界映画におけるヨーロッパへの貢献賞を与えられた。その後、同賞において『Aberdeen』(2000年)、指揮者フルトヴェングラーを演じた『Taking Sides』(2001年)で同賞の最優秀男優賞にノミネート。
2006年は『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』に続き、シリーズの第3弾にも出演。更にミロス・フォアマンの『宮廷画家ゴヤは見た』では画家ゴヤを演じている。
チェルノブイリ原子力発電所事故を題材とした2019年放送のHBO制作ドラマ『チェルノブイリ』では、事故の対応に当たったボリス・シチェルビナソ連閣僚会議副議長を演じ、第77回ゴールデングローブ賞助演男優賞(テレビドラマ部門)を受賞。なお、同作は作品賞も受賞している。