ジェレミー・アイアンズ(Jeremy Irons, 1948年9月19日 – )は、イギリスの俳優。
『ゴッドスペル』で舞台デビュー。1971年にロンドンに移り、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの一員として活躍。1984年にはブロードウェイでの演技が認められ、『Real Thing』でトニー賞を受賞。
1980年公開の『ニジンスキー』で映画初出演する。1988年公開の『戦慄の絆』で演じた双子役が高く評価され、以降はハリウッド作品にも多数出演。1990年公開の『運命の逆転』でアカデミー主演男優賞を受賞。その際の受賞スピーチで、『戦慄の絆』の監督であるデヴィッド・クローネンバーグに対し、機会を与えてくれた事への謝辞を述べていた。
1996年の放送のドキュメンタリー番組『The Great War and the Shaping of the 20th Century』と、2005年放送のテレビ映画『エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜』でエミー賞を受賞。これにより、史上14番目のトニー賞・アカデミー賞・エミー賞の三冠受賞者となった。
2003年Comic Reliefというチャリティイベントにおいて、映画ハリー・ポッターのパロディ「Harry Potter and the Secret Chamberpot of Azerbijian」(「ハリーポッターとアゼルバイジャンの秘密のおまる」)にセブルス・スネイプ役として出演した。
2022年3月30日にはロンドン市内で行われた「ウクライナ難民のための夕べ」で、ロシアの詩人マリア・ステパノヴァの『プーチンの想像の産物としての戦争』を朗読した。
いくつもの慈善団体の後援者であり、アイルランドの城などを所有し、地方政治にも関与している。アムネスティ・インターナショナルの活動にも携わっており、死刑廃止を訴えるビデオクリップに出演している。 日本では袴田事件の袴田巌の支援も行っておりビデオメッセージを投稿している。