ケイリー・エルウィス(Cary Elwes, 本名: Ivan Simon Cary Elwes, 1962年10月26日 – )は、イギリス・ロンドン出身の俳優、作家。
父親は肖像画家のドミニク・エルウィス、母テッサはインテリアデザイナーという家庭に生まれる。父方の祖父サイモンも画家。兄のカシアンは映画プロデューサー、もう一人の兄ダミアンは芸術家。父方の祖母は、英国貴族レンネル男爵の娘。
イングランドの名門パブリックスクールであるハーロー校を卒業後、ニューヨークのサラ・ローレンス大学で演技を学び、ロンドンに戻って舞台に立つようになった。1983年の『アナザー・カントリー』でデビュー。パブリックスクールで主人公のガイ・ベネットと愛し合うハーコートという美青年を演じた。
その後アメリカ映画にも多く出演。『ホット・ショット』や『ロビン・フッド/キング・オブ・タイツ』といったコメディから『ソウ』といったホラーまで幅広い作品に出演している。『紅の豚』『耳をすませば』『猫の恩返し』など、しばしばジブリ作品の英語版吹き替えをしている。
2012年、ザ・フーを見いだしたマネージャーのキット・ランバートを題材にした伝記映画の監督を務めると発表された。