カイル・メリット・マクラクラン(Kyle Merritt MacLachlan, 1959年2月22日 – )は、アメリカ合衆国ワシントン州ヤキマ出身の俳優。
スコットランド、コーンウォール、ドイツの血を引く。アイゼンハワー高校卒業。その後1982年ワシントン大学卒業。舞台での活動を認められ、デイヴィッド・リンチの『デューン/砂の惑星』の主役に抜擢される。以来、リンチ作品の常連となり、『ブルーベルベット』やテレビシリーズ『ツイン・ピークス』でブレイクする。
1987年公開の映画『ヒドゥン』では謎の地球外生命体の侵略を阻止しようとする使命感ある主人公を演じた。その後も、フランツ・カフカ原作の不条理劇『審判』の映画化『トライアル/審判』に主演。さらに本来はテレビドラマ名義で放送された単発作品『ロズウェル』も日本では劇場公開されるなど、変らぬ人気を博す。『ツイン・ピークス』が日本で社会現象を巻き起こしていた頃、映画『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』のプロモーションのために来日。1992年~1993年にはジョージアの『ツイン・ピークス』とのタイアップCM、スバル・インプレッサのテレビコマーシャルにも登場した。
2000年以降では、住人が不老長寿という、謎めいた村に引っ越してきたことで、村の秘密に直面して苦悩する主人公を演じた『スプリング 死の泉』など、テレビ作品で多くの主演を務めている。 また人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』では主人公シャーロットの最初の夫トレイ・マクドゥガルを、『デスパレートな妻たち』ではブリーの2番目の夫、オーソン・ホッジを演じている。ブルース・ベレスフォードの最新作『小さな村の小さなダンサー』では主人公の亡命を助ける弁護士役を演じている。