1970年代 サスペンス ホラー

サスペリアPART2 82点

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サスペリアPART2 映画批評・備忘録

アルジェント独自のカメラワーク、演出、そして酷い殺人シーンがサスペンスとしての雰囲気を表すとともにホラー映画のような恐怖を伝えるのが特徴的。また本作の最大の特徴でもある“重要なものを見ているのにもかかわらず見過ごしている”という監督の初監督作品『歓びの毒牙』のオマージュとされる映像トリックはラストで真実を知った際、犯人とは別の驚きを与える。音楽はのちにアルジェント作品の常連となるゴブリンが初めて手掛ける。アルジェント最高傑作と評される作品。
後のホラー映画に多大なる影響を与えた作品で、チャイルド・プレイ、ファイナル・ディスティネーション、ソウなど人形や死に様などを描写する際のカメラワークや脚本は、今作が礎となっているように思える。今作はホラーというよりミステリー・サスペンスで金田一耕助シリーズなどに近い作品だと思える。

※監督の代表作である『サスペリアPART2』と『サスペリア』。日本では本作が『サスペリア』の前に作られたにもかかわらず、2作目という題がつけられた。また内容にも全く関連性がないばかりか、本作はあくまでも生身の人間の犯罪者による猟奇殺人を描いたサイコホラー作品であるため、『サスペリア』に盛り込まれたようなオカルト的要素は終始皆無である。理由としては本作が『サスペリア』より後に輸入されたことと、配給会社が『サスペリア』のヒットを受け、『サスペリア』の続編として公開したほうが売れると考えたためである。これについては監督本人も驚いたとの事。

サスペリアPART2 採点の内訳


脚本:35点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計82点

サスペリアPART2 タイトル

サスペリアPART2(原題:Profondo Rosso、英題:Deep Red)

サスペリアPART2 あらすじ

あるクリスマスの夜、レコードから子供の歌が流れるなか殺人が行われた。子供の叫び声、地面に落ちた血の付いた包丁、その包丁に近づく子供の足。

それから数十年の時が流れた。ある欧州超心霊学会でテレパシーの持ち主であるヘルガ・ウルマンの講演が行われていた。彼女は聴衆の一人がポケットに鍵を持っていることや、名前を言い当てるなどして聴衆を驚かせた。しかし突然彼女は苦しみだし、悲鳴を上げた。聴衆の中にかつて人を殺した邪悪な者を感じたのだと。そしてその者は再び人を殺すと言うのである。彼女が叫ぶ中、聴衆の中の一人がその場を立ち去る。

その晩ヘルガはアパートに戻り電話をしていたが、どこからともなく子供の歌が聞こえてきた。そしてドアの呼び鈴が鳴る。彼女はドアの前で異様な殺気を感じるが、その瞬間ドアが開き、大きな包丁が彼女に振り下ろされた。

その頃アメリカ人作曲家のマークは、泥酔した友人のカルロと出会い雑談していた。そこに女性の悲鳴が聞こえた。マークはカルロと別れアパートに戻ろうとしたが、アパートの窓越しにヘルガが殺されるのを目撃してしまう。急いでマークは彼女の部屋へと向かう。部屋に入り、異様な絵が多く飾られた廊下を通った奥に、息絶えたヘルガが倒れていた。窓から外を見ると黒いコートを着た者が逃げていくのを見る。またそこには店から出たカルロの姿もあった。

警察が部屋を調べている中、マークは妙な違和感を覚える。廊下に並べられた絵が一つ無くなったのではないか?と。そこに女性新聞記者ジャンナが現れる。彼女は警察との会話の中、マークの写真を撮り、翌日の新聞に掲載した。犯人に自分が姿を見たことを知られたと思ったマークは事件の真相を探り始める。

サスペリアPART2 スタッフ

監督:ダリオ・アルジェント
製作:クラウディオ・アルジェント
脚本:ダリオ・アルジェント,ベルナルディーノ・ザッポーニ
撮影:ルイジ・クヴェイレル
音楽:ジョルジオ・ガスリーニ,ゴブリン
撮影:ルイジ・クヴェイレル
配給:リッツォーリ映画,東宝東和

サスペリアPART2 キャスト

デヴィッド・ヘミングス
ダリア・ニコロディ
ガブリエレ・ラヴィア
マーシャ・メリル
クララ・カラマイ
ニコレッタ・エルミ
エロス・バーニ
グラウコ・マウリ
フランコ・ヴァッカロ
ピエロ・マッジンギ
ジェラルディン・フーパー
ジュリアーナ・カランドラ
リアナ・デル・バルツォ
フリオ・メニコーニ

サスペリアPART2 予告編

サスペリアPART2 商品情報




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