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スーパーマン|銀河のかなた、惑星クリプトンから地球にやってきた超人、スーパーマンの活躍を描く。

スーパーマン
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スーパーマンは、1978年公開のアメリカ合衆国の映画。アメコミ生まれの人気ヒーロー・スーパーマンが、超人的怪力で悪に立ち向かうシリーズの第1弾。惑星・クリプトンから地球にやって来たクラーク・ケントが、正義と真実を守るためスーパーマンに変身して数々の事件を解決していく。1999年に再公開が企画され、リチャード・ドナー監督が1978年公開時にカットしたシーンを追加・再編集し、ディレクターズ・カットとなって2000年に公開された。

スーパーマン 映画批評・評価・考察


スーパーマン(原題:Superman)

脚本:37点
演技・演出:18点
撮影・美術:18点
編集:10点
音響・音楽:8点
合計91点

SFブームが盛り上がった1970年代末、何本も作られた映画版やTVドラマ版より格段にビッグなスケールで人気コミックを映画化。スーパーマンの誕生物語を見せ場満載で描き、一流のファンタスティックアドベンチャーとなりました。今日量産されるスーパーヒーロー映画の金字塔であり原点になります。スーパーマン役は2004年に急逝したクリストファー・リーヴ。「ゴッドファーザー」の名優マーロン・ブランドがスーパーマンの父親を演じたのも当時は大きな話題に。まずは見てみて損はない、アメコミ原作映画史上のある頂点だ。監督は後に「グーニーズ」、「リーサル・ウェポン」シリーズなどを手掛ける名監督リチャード・ドナー。

スーパーヒーローといえば、今作を一番最初に思い浮かべる世代なのですが、クライマックスシーンはよく覚えているものの、序盤と中盤がうるおぼえで、再視聴して、ああこういう内容だったんだと思いました。これまでもテレビで何度も視聴しているんですが、印象的なシーンは強く覚えているのに、適役のルーサーやゾッド将軍のことはあまり覚えていませんでした。


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スーパーマン あらすじ(ネタバレ)

果て知れぬ銀河のかなた、惑星クリプトンでは、最大の犯罪者ゾッド将軍(テレンス・スタンプ)、ノン(ジャック・オハローラン)、アーサ(サラ・ダグラス)の3人が裁判にかけられ、時間のない宇宙の囚人空間ファントム・ゾーンヘ追放された。しかし、クリプトンは太陽レッド・サンに異常接近し最期の時をむかえようとしていた。クリプトン科学の最高権威ジョー=エル(マーロン・ブランド)は、異常事態を訴えるが、最長老(トレヴァー・ハワード)もボンド・アー(マリア・シェル)も信じようとしない。そこで、彼は最愛のひとり息子を救おうと、自らの超能力と意志を伝えるグリーン・クリスタルと共に息子を脱出させ、妻ラーラ(スザンナ・ヨーク)と運命を共にした。みどりごを運ぶグリーン・クリスタルは、太陽系第3惑星、地球に向かい、スター・カプセルは、広い麦畑に着陸した。おりしも車で通りかかつたジョナサン(グレン・フォード)とマーサ(フィリス・サクスター)夫妻がのぞきこむと、星の旅の間にひと回り成長した幼子が笑って立っていた。重い車をたちまち持ち上げてしまう怪力に、夫妻は天からのさずかりものであると思い、育てようと決心する。

時がたち、幼子は少年クラーク・ケント(ジェフ・イースト)に成長し、全速力の汽車よりも速く走り、蹴ったフットボールは空のかなたに消えていった。そんな中、パパが死に、悲しむママをあとに北方への旅に立ち、北極へおもむいた彼は、以前に納屋でみつけた緑のクリスタルから驚くべきビジョンを見る。甦えった父親ジョー=エルは、若者(クリストファー・リーブ)となった息子に初めてその出生の秘密と能力と使命を伝えた。こうして、正義と真実のため闘う男スーパーマンが誕生した。必要な情報を得るためとママに仕送りするため彼は大都会メトロポリスのデイリー・プラネット新聞社へ入社した。そこにはロイス・レイン(マーゴット・キダー)という女性記者がいて、彼は、たちまち惹かれるものを感じた。

ある日、屋上から飛び立ったロイスの乗るヘリコプターが宙吊りになり、あわや地上にたたきつけられようとした時、素早く変身したスーパーマンがロイスを空中で抱きとめ、ヘリコプターをもち上げた。呆然としたのはロイスばかりでない。船で逃げようとした強盗団も、ビルをよじ登る泥棒も、彼の前には手も足も出ない、今や、空を飛ぶ赤いマントの男は騒然たる時の人だった。ある夜、ロイスの前に、単独インタビューに応じるべくスーパーマンが姿を見せ、彼女の質問に優しく答え、夜空の散歩へと誘った。地上にもどったロイスは夢見心地で愛を感じた。

だが、スーパーマンを憎む者もいた。地下にアジトをもつ天才的頭脳の大悪人レックス・ルーサー(ジーン・ハックマン)で、彼は子分のオティス(ネッド・ビーティ)と美しいイブ(ヴァレリー・ペリン)をひきいて、大陸間誘導ミサイルに細工し、アメリカの壊滅を計っていた。のりこんだスーパーマンは、ルーサーの準備したクリプトン星の隕石放射能に力を奪われ、捕われの身となってしまうが、イブが、ミサイル落下地点に住む母を救うために、スーパーマンの鎖をほどいてやった。全速力でミサイルを猛追し、宇宙へと軌道をかえさせたスーパーマンだが、残る1発はすでに西海岸を直撃した。流出する大洪水を食い止めようとスーパーマンは必死に山を崩し始めるが、現場に来ていたロイ久はすでに地中深く埋れていた。悲しんだスーパーマンは怒りから全力を尽して飛びたち地球を逆回転させ、時間をもどし全ての出来事を未然に防ぐのだった。

スーパーマン スタッフ

監督:リチャード・ドナー
脚本:マリオ・プーゾ,デイヴィッド・ニューマン,レスリー・ニューマン,ロバート・ベントン,トム・マンキウィッツ(クレジット無し)
原案:マリオ・プーゾ
原作:キャラクター創造 ジェリー・シーゲル,ジョー・シャスター
製作:ピエール・スペングラー
製作総指揮:イリヤ・サルキンド
音楽:ジョン・ウィリアムズ
撮影:ジェフリー・アンスワース
編集:スチュワート・ベアード,マイケル・エリス
配給:ワーナー・ブラザース

スーパーマン キャスト

スーパーマン/クラーク・ケント/カル=エル:クリストファー・リーヴ
ロイス・レーン:マーゴット・キダー
ジョー=エル:マーロン・ブランド
レックス・ルーサー:ジーン・ハックマン
オーティス:ネッド・ビーティ
イヴ・テッシュマッカー:ヴァレリー・ペリン
ジミー・オルセン:マーク・マクルーア
ペリー・ホワイト:ジャッキー・クーパー
ジョナサン・ケント:グレン・フォード
マーサ・ケント:フィリス・サクスター
ララ:スザンナ・ヨーク
最長老:トレヴァー・ハワード ※登場シーンカット
ボンド・アー:マリア・シェル
ゾッド将軍:テレンス・スタンプ
アーサ:サラ・ダグラス
ノン:ジャック・オハローラン
少年時代のクラーク・ケント:ジェフ・イースト
ラナ・ラング:ダイアン・シェリー

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