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忍 SHINOBI|この愛は、終わらない。愛し合う運命。殺し合う宿命―|忍たちが秘術の限りを尽くし闘う圧巻スペクタクルアクション!!

忍 SHINOBI
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忍 SHINOBIは、2005年公開の日本映画。「文春きいちご賞」の2005年のワースト1として選ばれた山田風太郎「甲賀忍法帖」の実写化映画。海外40カ国以上で劇場公開とDVD発売がされている。台湾では興収3位を記録、フランスでは全国ロードショー公開され、アメリカのDVD販売サイトでは外国映画部門で1位を記録した。

忍 SHINOBI 映画批評・評価・考察


SHINOBI-HEART UNDER BLADE-
(シノビ-ハート・アンダー・ブレイド-、仮称:忍-SHINOBI-)


脚本:5点
演技・演出:11点
撮影・美術:14点
編集:5点
音響・音楽:5点
合計40点

最初見たときは、これが甲賀忍法帖が原作だという事に気づかないくらい原作と異なるカラーというかキャラクターの改変がありました。山田風太郎の雰囲気が無さ過ぎるのは、おそらく監督と脚本家が角川映画の『魔界転生』『伊賀忍法帖』とは違いを出したかったのでは?

魔界転生|エロイム・エッサイム 古き亡骸を捨て、蛇はここに蘇るべし。観客動員数200万人・配給収入10億5000万円の大ヒット時代劇
魔界転生(まかいてんしょう)は、1981年公開の日本映画。原作は、山田風太郎の伝奇小説「魔界転生」。天草四郎時貞が唱える呪文“エロイム・エッサイム!”が公開当時、TVのCMなどで使われて流行語になった時代劇。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
伊賀忍法帖|フォッ、フォッ、フォッ、われら、この国に祟りをなさん。『魔界転生』に続く、山田風太郎原作映画の第2弾。
伊賀忍法帖(いがにんぽうちょう)は、1982年12月18日に公開。配給は東映。『魔界転生』(1981年、東映)に続く、山田風太郎原作映画の第2弾。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。

と思うのですが、原作の良さを消して、全く別の作品を作り上げてしまったようです。監督の下山天は、音楽PVの世界では実力者ですが、今作に関してもPVのような映像の美しさや見栄えに拘ったものとなっています。

俳優の演技力が学芸会レベルで全く重厚感を感じることができず、出演俳優が本来持っているポテンシャルが全く発揮されていません。

忍者とは思えない派手な衣装と髪型などにも監督や脚本家の意図が現れています。彼らは物語ではなく見栄えの良い作品が撮りたかったということです。アクションについても虎牙光揮と坂口拓以外は、CGに頼ったもので迫力のある映像とは言い難いものでした。

人物設定の変更、原作と異なる展開と結末、忍法争い勃発に映画オリジナルの動機を追加など、大胆なアレンジが施されている。松竹映画としては珍しく、当時の若手人気タレントを多数起用している。製作費は8億円、宣伝費は7億円である。
本作は松竹が日本初を謳う個人投資家向け映画ファンド(一口10万円単位)を組成し、5億円を資金調達して製作された。しかし、最終興行収入は13億5537万円とファンド目標額の20億円に届かぬ成績となり、後のビデオソフトの収益も苦戦したため、元本割れでの償還となり投資商品として成功したとは言いがたい結果となった。ただし、出資者には鑑賞券の贈呈・エンドクレジットへの名前掲載などの特典が付く一方、出資者に対して知人に映画鑑賞を勧めるよう促す告知をするなど、公開時から苦戦の様相を見せていた。

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忍 SHINOBI あらすじ(ネタバレ)

1614年。初代・服部半蔵との約定で、長きに渡って戦うことを禁じられ、憎しみ合って来た忍者の二大勢力・伊賀と甲賀。だが、伊賀“鍔隠れの里”の党首・お幻の孫である朧と、甲賀“卍谷”の党首・弾正の跡継ぎ・弦之介は、互いの身分を知ることなく出会い、秘かな愛を育んでいた。そんなふたりに悲劇が起こる。

天下人・徳川家康の命によって、伊賀と甲賀、5対5の忍術合戦を強いられたのだ。しかも、その結果次第で次期将軍を決すると言う。かくして、各5人の精鋭のうちのひとりに選ばれた朧と弦之介は、敵同士として戦う破目になるが、実はその指令の裏には、天下統一、泰平の世を目指す家康と側近・南光坊天海の、“忍の根絶やし”と言う真の目的が隠されていた。ただひとりそれを洞見し、戦いを回避させようとする弦之介。

しかし、伊賀甲賀争忍の禁は解かれ壮絶な戦いが展開、伊賀の鍵爪を武器とする野生児・蓑念鬼、糸で敵を切り裂く夜叉丸、毒蛾を操る少女・蛍火、冷徹な策士・薬師寺天膳、甲賀の先読みに長けた盲目の室賀豹馬、棒手裏剣の名手・筑摩小四郎、何人にも姿を変える如月左衛門、体内で猛毒を発生させる妖艶な美女・陽炎が、次々と命を落としていった。そして、朧と弦之介の宿命の対決――弦之介は、朧に両里の命運を託すと、彼女にわざと刺され絶命した。

こうして、最後まで生き残り駿府へと上がった朧は、弦之介の遺志を全うすべく、時を同じくして開始された双方の里への攻撃を中止してくれるよう家康に上申するが、果たして、彼女の願いは自ら両目を潰し秘術を封印することによって聞き入れられ、その後、265年続いた徳川の世をふたつの里は生き抜いたのであった。

忍 SHINOBI スタッフ

監督:下山天
コンセプトデザイン:山田章博
脚本:平田研也
撮影:近森眞史
美術:磯見俊裕
照明:渡邊孝一
録音:鈴木肇
編集:川瀬功
音楽:岩代太郎
アクション監督:下村勇二
衣裳デザイン:小川久美子
VFXプロデューサー:浅野秀二
CGディレクター:林弘幸
テクニカルスーパーバイザー:横石淳
主題歌:浜崎あゆみ「HEAVEN」(avex trax)
製作:「忍 SHINOBI」パートナーズ(松竹、日本テレビ放送網、讀賣テレビ放送、読売新聞、衛星劇場)
配給:松竹

忍 SHINOBI キャスト

朧(伊賀):仲間由紀恵
甲賀弦之介(甲賀):オダギリジョー
蛍火(伊賀):沢尻エリカ
夜叉丸(伊賀):坂口拓
蓑念鬼(伊賀):伊藤俊
薬師寺天膳(伊賀):椎名桔平
陽炎(甲賀):黒谷友香
室賀豹馬(甲賀):升毅
筑摩小四郎(甲賀):虎牙光揮
如月左衛門(甲賀):木下ほうか/三好健児
お幻(伊賀):りりィ
甲賀弾正(甲賀):寺田稔
柳生十兵衛:仁科克基
荷車を引く男:なべおさみ
柳生宗矩:永澤俊矢
服部半蔵正就:松重豊
南光坊天海:石橋蓮司
徳川家康:北村和夫

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山田風太郎 原作映画

魔界転生|エロイム・エッサイム 古き亡骸を捨て、蛇はここに蘇るべし。観客動員数200万人・配給収入10億5000万円の大ヒット時代劇
魔界転生(まかいてんしょう)は、1981年公開の日本映画。原作は、山田風太郎の伝奇小説「魔界転生」。天草四郎時貞が唱える呪文“エロイム・エッサイム!”が公開当時、TVのCMなどで使われて流行語になった時代劇。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
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伊賀忍法帖(いがにんぽうちょう)は、1982年12月18日に公開。配給は東映。『魔界転生』(1981年、東映)に続く、山田風太郎原作映画の第2弾。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
魔界転生(リメイク版)|目覚めよ。死者を蘇せる秘術”魔界転生”、満たされぬ怒りが乱世を呼ぶ
魔界転生(まかいてんしょう)リメイク版は、2003年に公開された日本映画。デジタル技術の向上により、1981年版では描写されなかった原作のシーンが映像化され、魔界衆が誕生する様子が描写された。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
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