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ローマの休日|王女と新聞記者のロマンチックで切ない夢物語が、世界中を虜に!

ローマの休日
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ローマの休日は、1953年公開のアメリカ合衆国の映画。「偽りの花園」「黄昏(1951)」のウィリアム・ワイラーがローマに出向いて製作監督した1953年作品で、王女と新聞記者の恋愛を描くコメディ。初公開時のクレジットでは、原作はアイアン・マクラレン・ハンター、脚色は原作者と「死せる恋人に捧ぐる悲歌」のジョン・ダイトンとの共同となっていたが、後年、原案・共同脚本をダルトン・トランボが担当したと明らかにされた。

ローマの休日 映画批評・評価・考察


ローマの休日(原題:Roman Holiday)

脚本:40点
演技・演出:20点
撮影・美術:20点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計100点(満点)

名匠ウィリアム・ワイラーが贈る「永遠に続く、一日の恋」ー。
王女と新聞記者のロマンチックで切ない夢物語が、世界中を虜に!

オードリー・ヘプバーンがアカデミー主演女優賞を受賞。ローマを舞台にお姫様と新聞記者のロマンチックな恋を描く名作中の名作。ローマを訪れたアン王女は、形式ばった行事ばかりの日々にうんざりして逃げ出してしまう。街にでたアンは、親切なアメリカ人・ジョーと知り合い、一緒に名所を見物して楽しく過ごすが、ジョーの正体はスクープを狙う新聞記者だった…。共演はグレゴリー・ペック。


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ローマの休日 あらすじ(ネタバレ)

ヨーロッパの各国を親善旅行中のある小国の王女アン(オードリー・ヘプバーン)がローマを訪れたとき、重なる固苦しい日程で王女は少々神経衰弱気味だった。侍医は王女に鎮静剤をあたえたが、疲労のためかえって目が冴えて眠れなくなって、侍従がいないのをよいことに王女はひとりで街へ出て見る気になった。が、街を歩いているうちに薬がきいてきて広場のベンチで寝こんでしまった。そこへ通りかかったアメリカの新聞記者ジョー・ブラドリー(グレゴリー・ペック)は、彼女を王女とは知らず、助けおこして自分のアパートへ連れ帰った。

翌朝、彼女が王女であることを知ったジョーは、これこそ特ダネ記事をものにするチャンスと思い、ローマ見物の案内役をひきうけた。アン王女はジョーの魂胆も知らず、まず床屋で髪を短く切って、1日中のびのびと遊び歩いた。ジョーの同僚のカメラマン、アーヴィングは、隠しもった小型カメラでぬけ目なく王女の行動をスナップした。

一方、王女失踪で大使館は上を下への大騒ぎ、しかし、世間に公表するわけにも行かず、本国から秘密探偵をよびよせて捜査に当らせた。夜になってようやくアン王女が遊覧船の上でジョーとダンスを楽しんでいるところを発見した秘密探偵たちが、王女を連れ戻そうとすると、止めに入ったジョーと争うことに。ジョーとアン王女は河にとびこんで追手の眼を逃れることができたが、その間に、2人の胸には深い恋ごころが起っていた。河べりの闇の中で、2人は熱い接吻をかわした。だが、この恋はとうてい望みがない、ジョーはアン王女を大使館に送りとどけ、特ダネ用のメモをこなごなに引きさいた。

数日後、アン王女の新聞記者会見が大使館で行われたとき、アーヴィングはあのとき撮影したフィルムをそっと王女に渡した。そして、ジョーとアン王女とは、目と目を見合わせ、無言の別れを告げあったのであった。

ローマの休日 スタッフ

監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:ダルトン・トランボ,イアン・マクレラン・ハンター,ジョン・ダイトン
原案:ダルトン・トランボ
製作:ウィリアム・ワイラー
音楽:ジョルジュ・オーリック
撮影:アンリ・アルカン,フランツ・F・プラナー
編集:ロバート・スウィンク
製作会社:パラマウント映画
配給:パラマウント映画

ローマの休日 キャスト

ジョー・ブラッドレー:グレゴリー・ペック
アメリカン・ニュース社のローマ支局に勤めるアメリカ人新聞記者。アンと行動を共にするうち次第に真剣な気持ちを抱くようになる。

アン王女: オードリー・ヘプバーン
好奇心旺盛で、外の世界に強い興味を持っている。自身の身分を隠し、ジョーには「アーニャ・スミス」と名乗る。

アーヴィング・ラドビッチ: エディ・アルバート
C・Rフォトサービス所属のカメラマン。ジョーの親友で、王女の特ダネの写真を撮ることに協力する。

大使: ハーコート・ウィリアムズ
王室の人間。職務には厳しい。

ヴィアルバーグ伯爵夫人: マーガレット・ローリングス
アンの世話係。アンのスケジュール管理も行っている。

マリオ・デラーニ: パオロ・カルリーニ
アンの髪をカットした美容師。ロングヘアだったアンが大胆なショートヘアを注文したため最初は戸惑うが、その腕前でアンの満足するカットを行う。カット後にはアンをテヴェレ川の船上で開催されるダンスパーティーに誘った。
日本語吹き替え版では、最初に担当した広川太一郎が原語と異なる、いわゆる”オネエキャラ”で演じている。以降複数の吹き替えではこのキャラクター像が踏襲されている。

プロブノ将軍: トゥリオ・カルミナティ

ヘネシー: ハートリー・パワー
アメリカン・ニュース社の支局長で、ジョーの上司。ジョーが「王女の特ダネスクープを手に入れる」と言った際に、それが出来るか否かで賭けを提案する。

タクシー運転手: アルフレッド・リゾ

ボナコーベン: ハインツ・ハインリヒ
医者。アンの主治医。

ジョバンニ: クラウディオ・エルメッリ
ジョーの住むアパートの管理人。部屋代を2カ月滞納されているため、ジョーに金を貸して欲しいと頼まれた時は断った。

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