バイオハザードV リトリビューション 65点

バイオハザードV リトリビューション

サブタイトルの Retribution は報復、報いを意味する。本作は前作『IV』のラスト直後から続く形で始まる展開となっている。主な舞台はアンブレラ社の生物兵器研究における最高機密オペレーション施設「アンブレラ・プライム」であるが、その中にある生物兵器のシミュレーション実験場という形でアメリカのニューヨーク(タイムズ・スクエア)、日本の東京(渋谷)、ロシアのモスクワ(赤の広場)の街が登場する。
クリーチャーはリッカーや処刑マジニが再登場する他、『バイオハザード4』『バイオハザード5』に登場した寄生虫プラーガが初登場。その他、ゲームでの主要人物である「エイダ・ウォン」「レオン・S・ケネディ」「バリー・バートン」も設定の違いは存在するものの登場する。
バイオハザードシリーズの同窓会的作品になっているものの、ジルがジルだと感じないという没個性となっており、ゲームで活躍する主要人物があくまでも主役のアリスの引き立て役という立場なので、まったくキャラクターの個性を感じない。いつまでたってもB級映画を超えないシリーズなものの、今作は前作に比べればは楽しめる作品に仕上がったと思える。ポール&ミラのバイオハザードというタイトルが似つかわしい。


タイトル

バイオハザードV リトリビューション(原題:Resident Evil: Retribution)


脚本:22点
演技・演出:13点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計65点

あらすじ

アルバート・ウェスカーとの死闘を終え、生存者達を救出してタンカーの甲板へ出てきたアリス・アバーナシーを、上空からアンブレラ社の戦闘部隊が急襲する。それを率いていたのは、かつてアリスと共に戦った仲間のジル・バレンタインだった。圧倒的な戦力差を前にそれでも一人戦うアリスは、多大な犠牲者を生んだ壮絶な銃撃戦の末に戦闘機の墜落に巻き込まれ、海へ転落する。体が深く沈みゆく中、アリスは絶望感と孤独感に打ちひしがれ、意識が遠のいていった。
意識を取り戻すと、目の前には平和な家庭があった。耳の不自由な娘と頼もしい夫に囲まれ、アリスは主婦として幸せな朝のひと時を過ごしていたが、そこへアンデッドが襲来したことで、周囲はたちまち地獄絵図へ変わる。娘を連れて逃げ出したアリスはとある民家へ落ち延びるが、そこで娘を隠してアンデッドを撃退した直後、新たなアンデッドに襲われる。それは、自宅で身を挺してアンデッドから逃がしてくれた夫の変わり果てた姿だった。
再び意識を取り戻すと、アリスは謎の実験施設の独房に囚われていた。そこでジルから執拗な拷問を受けるが、突然セキュリティシステムが停止し、独房の扉が開く。アリスは逃走の末に施設の制御室へ到着するが、そこでアンブレラ社の元工作員エイダ・ウォンに出会う。アリスがエイダを殺そうとした時、モニター越しにある人物が現れる。それは、死んだはずのウェスカーだった。ここがアリスだけでは脱出が困難な場所であり、エイダがウェスカーの命令で救出に来たことを知ったアリスは、やむなくエイダと行動を共にするが、すぐそこにジル率いるアンブレラの攻撃部隊や強力なアンデッド、そしてB.O.W.が迫っていた。
かつての仲間から攻撃され、かつての敵に助けられるアリスは、果たして実験施設から脱出することができるのか。

スタッフ

監督:ポール・W・S・アンダーソン
脚本:ポール・W・S・アンダーソン
製作:ポール・W・S・アンダーソン,ジェレミー・ボルト,ドン・カーモディ,サミュエル・ハディダ
製作総指揮:マーティン・モスコウィッツ
音楽:トムアンドアンディ
撮影:グレン・マクファーソン
編集:ニーヴン・ハウィー
製作会社:コンスタンティン・フィルム,インパクト・ピクチャーズ
配給:スクリーン・ジェムズ,ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

キャスト

ミラ・ジョヴォヴィッチ
ミシェル・ロドリゲス
ショーン・ロバーツ
リー・ビンビン
ヨハン・アーブ
ボリス・コジョー
コリン・サーモン
オデッド・フェール
中島美嘉
シエンナ・ギロリー

予告編

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