パニック・フライトは、2005年公開のアメリカ合衆国の映画。ホテルのマネージャーとして働くリサは、マイアミへ戻る飛行機で隣同士になったリップナーと知り合う。しかし、彼の正体は国家要人暗殺チームのテロリストだった…。原題のRed Eyeは、深夜便旅客機を意味する。
パニック・フライト 映画批評・評価・考察
パニック・フライト(原題: Red Eye)
脚本:33点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計79点
後半の畳みかける大どんでん返し的演出は、同監督の「スクリーム」を彷彿とさせます。落ち着きのないストーリーなのでイライラするところもありますが、クライマックスは意外性があって楽しめます。
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パニック・フライト あらすじ(ネタバレ)
ホテルのベテランフロント従業員のリサは、遅れて出発した深夜の飛行機に乗ったところ、空港でのチェックイン時に知り合ったリップナーと隣同士になる。だが、リップナーは実は暗殺グループの一員であり、離陸後、リサの父親の命と引き換えに、標的の政府高官一家が泊まる予定の部屋を変更するようにリサを脅迫する。
繰り返し対抗するリサだったがうまくいかず、ついに部下のシンシアに変更を指示する。一家は変更された部屋に通された。沖合では釣り船に偽装した暗殺グループが待機していた。夜が明けた着陸直後、リサはあらかじめ乗客から盗んだボールペンでリップナーののどを刺し、リップナーの携帯電話を奪って、開いたばかりの扉から空港ビルへ逃げ出す。声の出なくなったリップナーは後を追う。
ビルを出た直後、車を盗んだリサはホテルへ電話をかけ、シンシアに危険を知らせる。指示通りにシンシアは火災報知器を鳴らし、一家のいる部屋へ向かい、警護員に避難するよう要請する。全員が避難した直後、釣り船から発射されたミサイルが部屋に命中した。
リサは父のいる実家へ向かう。実家の前に止まっていた不審な(暗殺グループの)車の中を確認した直後、実家の玄関の前にいるグループのメンバーに気付くが、相手もリサに気付く。リサは車でつっこみ、銃を撃ってくるメンバーをはね、玄関にぶつかって止まる。家に入ったリサは父と再会する。
その後、リサは家に入ってきたリップナーと格闘する。最後に父が死んだメンバーの銃でリップナーを撃ち、リップナーは抵抗を止めた。ホテルへ行ったリサは、政府高官から礼を言われ、シンシアと二人でバーへ向かい、映画は幕を閉じる。
パニック・フライト スタッフ
監督:ウェス・クレイヴン
脚本:カール・エルスワース
原案:カール・エルスワース,ダン・フース
製作:マリアンヌ・マッダレーナ,クリス・ベンダー
製作総指揮:ボニー・カーティス,ジム・レムリー,J・C・スピンク,メイソン・ノヴィック
音楽:マルコ・ベルトラミ
撮影:ロバート・D・イェーマン
編集:パトリック・ルシエ,スチュアート・レヴィ
配給:ドリームワークス
パニック・フライト キャスト
リサ・ライザート:レイチェル・マクアダムス
ジャクソン・リップナー:キリアン・マーフィー
ジョー・ライザート(リサの父親):ブライアン・コックス
シンシア:ジェイマ・メイズ
チャールズ・キーフ(国土安全保障省副長官):ジャック・スカリア
キーフのシークレットサービス:コルビー・ドナルドソン
ブロンドの女性:ローラ・ジョンソン
ボブ・テイラー:ロバート・パイン
リディア・キーフ:ベス・トゥセイント
ダラスの空港でリサと話す女性:アンジェラ・ペイトン