1990年代 バイオレンス ホラー

ラビナス 66点

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ラビナス 映画批評・備忘録

原題の Ravenous とは、貧欲という意味。アルフレッド・パッカー事件(1873年から翌年にかけてアメリカ合衆国コロラド州で発生した強盗殺人および人食事件である。)のようなカニバリズムを題材としています。
物語は2部構成のようになっていて、前半のロバート・カーライルが語る遭難と飢餓に苦しみ仲間を喰ったエピソードが非常にミステリアスで恐怖心を煽る内容です。
しかし、この話が終わり中盤から終盤までさっきまでの気持ち悪さや恐怖心はどこへやら!人肉食で超人になれるみたいな話になっていき、格闘アクション主体の内容に変わってしまう。斬新な展開なものの、A級映画が突然B級映画に舵を切っていくというとんでも映画となっている。

アルフレッド・パッカー事件
1873年11月、ユタ州ソルトレイクを出発した19名のパーティーがいた。彼らは世界を熱狂させたゴールドラッシュの波に乗り、一攫千金を狙った一行であった。彼ら19名のガイド役を務めたのが探鉱者(山師)のアルフレッド・パッカー(アルフレッド・G・「アルフェルド」・パッカー、Alfred G. "Alferd" Packer)である。さて、山中で金を求める19名だったが、そのうち10名は、途中でたどり着いた集落のインディアンから「金など見つからない。あきらめて引き返したほうがよい」との忠告を受け、それに従って山を下りた。諦められない残りの9名は一攫千金を求め、なおも山中で金を探し求めていたが、さらに4名が「パッカーが信用できない」と判断して引き返したが、その4人のうち2名が途中で遭難死した。山に最終的に残った5人のうち4名も結局生きて戻ることはなかった。
翌年の3月になって、パッカーがただ1人で戻ってきた。4名に置き去りにされたと主張していたが、その割には血色もよく、多額の金銭を持っていた。彼はあちこちの酒場で山中での武勇伝を言いふらしていたが、話すたびに内容が異なっている。そのため、彼が4人を殺したのではないか、との噂が立ち始めた。
そんな折、2人のインディアンが保安官を尋ねてきた。山中で白人の肉を拾ったという。その肉には明らかに刃物で解体した形跡があったため、パッカーが4人を殺し、死体を食べた疑いで追及された。それに対してパッカーが語ることには、「食料不足のために共食いが始まり、弱いものから殺害された。最後に生き残ったベルという男に襲われたので、反対に彼を殺害し、その肉を食って生き延びた」。これが事実であれば、パッカーの行いは正当防衛であり、生き残るためには仕方のないことだったと見なせる。
その後、4人の死体が発見された。そのうち3人の後頭部には銃撃を受けた痕跡があり、もう1人は頭部を粉砕されていた。さらに、現場近くの小屋の中から4人の犠牲者の所持品が発見された。パッカーの証言は明らかにデタラメで、彼が4人全員を殺害し、春が来るまで遺体を「食料」としていたのは間違いない。

ラビナス 採点の内訳


脚本:25点
演技・演出:14点
撮影・美術:15点
編集:7点
音響・音楽:5点
合計66点

ラビナス タイトル

ラビナス(原題:Ravenous)

ラビナス あらすじ

アメリカ・メキシコ戦争で人肉を食べ、ただ一人生き残ったジョン・ボイド大尉(演:ガイ・ピアース)は、帰還を祝う席で出されたステーキを見て吐いてしまい、スローソン将軍の機嫌を損ね、シェラ・ネバダ山脈の西にあるスペンサー砦に赴任させられる。冬はかなり雪深いにもかかわらず、死にかけの男が倒れているのが発見される。コルホーン(演:ロバート・カーライル)と名乗るその男は、仲間と旅の途中で遭難、洞窟に避難し、食料がなくなるとアイヴス大佐というガイドが死んだ者を調理して仲間と食べていたという。しかし、腹を空かせていたアイヴスはついに仲間を殺して食い始め、コルホーンはたまらず逃げてきたのだ。まだ洞窟にマクレディ夫人とアイヴス大佐が残っている事を聞いた彼らは、救助へ向かう。 それがコルホーンの罠だとも知らずに・・・

ラビナス スタッフ

監督: アントニア・バード
製作: アダム・フィールズ ,デヴィッド・ハイマン
脚本: テッド・グリフィン
撮影: アンソニー・B・リッチモンド
音楽: マイケル・ナイマン,デイモン・アルバーン
配給:20世紀フォックス

ラビナス キャスト

ガイ・ピアース
ロバート・カーライル
デヴィッド・アークエット
ジェレミー・デイヴィス
ジェフリー・ジョーンズ
ジョン・スペンサー
スティーヴン・スピネラ
ビル・ブロークトラップ

ラビナス 予告編

ラビナス 商品情報



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