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レイダース/失われたアーク《聖櫃》|神秘的な力を宿していると言う十戒の破片を納めた聖櫃をめぐる考古学者インディアナ・ジョーンズの冒険を描く。

レイダース/失われたアーク《聖櫃》
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》は、1981年公開のアメリカ合衆国の映画。1930年代の戦乱期を舞台に謎の伝説に包まれた黄金のアークをめぐって様々な人々が暗躍するという冒険活劇。映画史に残る名作の一つとして知られる。

レイダース/失われたアーク《聖櫃》 映画批評・評価・考察


レイダース/失われたアーク《聖櫃》(原題:Raiders of the Lost Ark)

脚本:40点
演技・演出:20点
撮影・美術:20点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計100点(満点)

スティーヴン・スピルバーグが監督し、ジョージ・ルーカスが製作総指揮した大ヒットシリーズの第1作。初公開時の1981年最高興行収入を記録するなど成功を収め、アカデミー賞5部門、サターン賞7部門など多数の賞に受賞・ノミネートされました。また、大衆文化にも大きな影響を与える人気となり、公開後には『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年)の3作のほか、テレビシリーズ、ビデオゲーム、テーマパークのアトラクションなど多くの続編やスピンオフが製作されています。1999年、「文化的・歴史的・芸術的にきわめて高い価値を持つ」とみなされアメリカ国立フィルム登録簿に登録されました。

この映画を見て考古学者に憧れた人がいっぱいいるんじゃないでしょうか?多くのシーンの演出のインパクトが絶大でパロディやオマージュが相次いで生まれました。例えば宇宙刑事ギャバンでも巨大な丸岩が転がってくるシーンなどありましたし、当時の新春かくし芸大会の映画パロディにも使われていました。基本的に転がってくる系の演出はこの映画に少なからず影響を受けているように思います。今作の強い影響を受けているのがはっきり分かる大ヒットしたスティーヴン・ソマーズ監督の『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』があります。

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レイダース/失われたアーク《聖櫃》 あらすじ(ネタバレ)

時は1936年。第2次大戦勃発直前の混乱期。勢力を増しつつあるナチス・ヒトラーは、最大の武器として多大な力を発揮するという伝説的なアーク<聖櫃>の行方を執拗に追っていた。そのことを知ったアメリカ側は、阻止すべくあらゆる手段を用いる覚悟でいた。その困難な任務を受けることになったのは、インディアナ・ジョーンズ博士(ハリソン・フォード)。大学で考古学を教える教授である彼はアメリカ政府から、アーク発掘の要請を受け、早速エジプトに渡った。彼は、恩師の娘で、かつて恋人だったマリオン(カレン・アレン)とネパールで再会した。早くもナチス一派の攻撃を受けた彼らは、必然的に行動を共にすることになる。しかし、インディのかわりにマリオンが襲われ、彼女が死んで初めて彼女を深く愛していたことに気がつくインディ。

ナチス側は、腹黒いフランス人の山師ベロック(ポール・フリーマン)を味方につけ、砂漠の廃城に発見されたアークの埋蔵地点発堀を開始した。現地へ急行するインディ。そこで、彼は、マリオンがまだ生きており、ドイツ軍の捕虜となっていたことを知る。そして、敵の裏をかき見事アークを手にしたインディだったが、それもつかの間、アークを奪われると、マリオン共どもヘビの群がる神殿の奥底に閉じ込められた。

そこから脱出した2人は、軍用トラックを駆使して、再びアークを取り戻しカイロからアメリカへと向かった。しかし、ナチスは、Uボートでインディらの乗る貨物船を襲撃、アークとマリオンを奪い去ってゆく。彼らは、ドイツ軍基地になっている、とある島についた。ヒトラーに届ける前に、そのアークを開けることになったのだ。

島に追いついたインディは、マリオンを助けようとして、敵に捕われてしまう。棒にしばりつけられる2人。夜、いよいよ、アークの蓋が開けられた。しかし、中味はただの砂だ。がっかりと顔見合わせた瞬間、すさまじい光が発し箱の中から出て一面をはうと、それは美しい女の姿になり、やがて恐ろしい骸骨に変わり、あっけにとられていた人々を襲い始めた。その寸前にインディは、マリオンに絶対見てはいけないと警告しており、2人だけは、その様子を見ることなしに目を閉じていた。嵐のような騒ぎがおさまると、インディとマリオン以外の人の姿はなく、アークの蓋はもとにおさまり、うそのように静まりかえるのだった。

それから数日後、政府の倉庫に、アークが運び込まれた。そこには、同じような木箱が山と積まれているのだった。

レイダース/失われたアーク《聖櫃》 スタッフ

監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:ローレンス・カスダン
原案:ジョージ・ルーカス,フィリップ・カウフマン
製作:フランク・マーシャル
製作総指揮:ジョージ・ルーカス,ハワード・G・カザンジャン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
撮影:ダグラス・スローカム
編集:マイケル・カーン
製作会社:ルーカスフィルム
配給:パラマウント映画,CIC

レイダース/失われたアーク《聖櫃》 キャスト

インディ・ジョーンズ:ハリソン・フォード
主人公。有名な考古学者にして冒険家。蛇は生まれつき大嫌い。

マリオン・レイヴンウッド:カレン・アレン
かつてシカゴ大学で教鞭を執っていたアブナー・レイヴンウッド教授の娘であり、またインディのかつての恋人。ネパールで酒場を営んでいた。アークを見つける鍵となる「ラーの杖飾り」を父から譲り受けており、インディと共にエジプトへ向かう事となる。酒に強い。

ルネ・ベロック:ポール・フリーマン
フランスの考古学者で、インディのライバル。インディとは違って狡猾な現実主義者で、苦労して手に入れた宝を横から奪っていく、ハイエナのような男でもある。聖櫃を求めナチスと組んではいるものの、内心では考古学に無知なディートリッヒやトートを軽蔑しており、同じ理由からアドルフ・ヒトラーも見下している。マリオンに好意を抱いており、しばしばディートリッヒやトートの手からマリオンを遠ざけようとする。

トート:ロナルド・レイシー
ゲシュタポのエージェント。常に黒いレインコート姿で薄笑いを浮かべており、手荒な拷問を得意とする。ナチスの古参党員らしく、襟には黄金ナチ党員バッジがある。ラーの杖飾りを手に入れるべく、マリオンの酒場に現われるが、火事の火によって高温になった杖飾りをつかんだため右掌に火傷を負い、紋章の跡が刻まれる。

サラー:ジョン・リス=デイヴィス
インディの友人で、エジプトの発掘屋。ディートリッヒ率いるドイツ国防軍聖櫃発掘部隊によって発掘作業に徴用されており、インディに採掘に関する情報を与えるなど、その活動を支援する。ファヤー(Fayah)という妻がおり、9人の子供を授かっている。家族は劇中にも登場している。

ヘルマン・ディートリッヒ:ヴォルフ・カーラー
ナチス・ドイツ聖櫃捜索隊の司令官。所属・階級はドイツ国防軍大佐。ベロックと手を結び、卑怯な手段も使う。
ベロックとは対照的で、考古学には一切の興味も敬意もなく、ユダヤ教の信仰である聖櫃に対しては嫌悪感すら抱いているなど、ヒトラーからの任務を完遂する事が関心事の全てである。小説版では親衛隊将校アイデル(映画では未登場)の横暴な態度や大物ぶる姿勢を指して「黒い制服に身を包んだ道化」と評するなど、ヒトラーに忠誠を誓いながらも、親衛隊や党の上層部を嫌悪する描写がある。

マーカス・ブロディ:デンホルム・エリオット
インディの務める大学の副学部長で、友人であり上司でもある。

イートン:ウィリアム・フットキンス
マスグローブ:ドン・フェローズ
サティポ:アルフレッド・モリーナ
バランカ:ビック・タブリアン
サイモン・カタンガ:ジョージ・ハリス
ゴブラー:アンソニー・ヒギンズ
イラム:トゥッテ・レムコフ
ファヤー:スアド・メソウディ
大男:パット・ローチ
ジョック:フレッド・ソレンソン
整備士:グレン・ランドール・Jr

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インディ・ジョーンズ 映画シリーズ

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