プレデター2 70点

プレデター2

プレデター2 映画批評・備忘録

プレデター』の続編。突如地球に現れた宇宙の狩人プレデターと、その狩りに巻き込まれた警察や麻薬密売組織の繰り広げる死闘を描く。本作の舞台は前作のジャングルから市街地へ移った。前作では最後まで謎に包まれていたプレデターの習性が描写され、キャラクター性が付与されている。

前作『プレデター』に引き続き主演を打診されたアーノルド・シュワルツェネッガーは「前作の良いところが失われてしまった」として脚本を提示された段階で出演を断っている。本作は麻薬カルテルの犯罪が多発するカリフォルニア州ロサンゼルス市を舞台としておりギャングと警察の銃撃、及びプレデター・ハンターが跋扈する最中に市長は休暇で不在という設定になっている。前作との関連性は薄いものの、前作のシュワルツェネッガー演じるシェイファー少佐とプレデターとの戦いが、過去にあった事が映像で語られ、同一の世界観である事が示唆されている。

前作に比べると全体的に雑で大味な作品。スタッフの遊び心が後のプレデター関連の作品には大きな影響を与えていることもあり単体映画としては評価が下がるものの、シリーズとしては重要視されている作品になっている。

プレデター2 採点の内訳


脚本:28点
演技・演出:13点
撮影・美術:15点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計70点

プレデター2 タイトル

プレデター2(原題:Predator 2)

プレデター2 あらすじ

1997年、40度を越える異常気象が続く近未来のロサンゼルスで、L.A市警とコロンビアの麻薬シンジケートとの激しい抗争が行われていた。現場に駆けつけたハリガン警部補は、待機命令を無視しアジトに突入するが、そこにはすでに惨殺されたギャング団の無数の死体があった。コロンビア人と敵対しブードゥ教を信仰するジャマイカ団の仕業だとも疑われたが、武器を持った大勢のギャングが短時間で惨殺され、90kgの巨体がロープも梯子も無しに10m上吊上げられており、逃げた姿も目撃されていないなど、とても人間業とは思えない異常な現場であった。署に戻ったハリガンは、連邦政府から来た麻薬捜査官のキースに、半ば強引に事件捜査の引き渡しを命じられる。
そんな中、今度はジャマイカ団のメンバーが同じように惨殺される。現場に侵入したハリガンはキースから首を突っ込むなと威圧されるが、この事件はコロンビア人が殺された件と同じ怪物の仕業である事や、キース率いる捜査チームが麻薬捜査官じゃない事を悟る。その夜、独断で現場検証をしようとしたハリガンだったが、待ち合わせて先に来た相棒のダニーが怪物の犠牲となってしまう。ダニーを死なせた責任により、勝手な捜査をしない事とキースの邪魔をしない事を改めて命令されるハリガンだったが、ダニーの仇を取るべく部下のレオナとランバートと共に独自に捜査を開始する。犠牲となった死体のいくつかは背骨から頭蓋骨が綺麗に抜かれていたり、現場に残されていた凶器らしき物は地球上にはない素材で作られていた。また共同戦線を張ろうとコンタクトを取ったジャマイカ団のボス、キング・ウィリーも餌食となった。
怪物が出入りしていると思われる食肉処理場に向かおうとレオナとランバートが乗った地下鉄がその怪物に襲撃される。乗客を逃がすために怪物との勝負に挑むランバートだがあえなく犠牲となり、乗客を降ろしたあと現場に引き返したレオナも捕まってしまう。現場に駆け付けたハリガンだが、特定の少人数のみを狙って殺していた今までの現場と違い、一般の乗客も大勢殺される凄惨な大虐殺現場となっていた。また無事に解放されていたレオナは妊娠していた。地下鉄は一般の乗客の多くも護身用の銃を携帯しており、惨殺犯は銃を持たない者と子供は殺さない特徴がある事を悟る。
追跡を開始するハリガンだが、途中で介入してきたキースらによって捕らえられてしまうと、キースはこの際だからとハリガンにすべてを語る。この怪物の正体であるプレデターは、10年前に南米某国のジャングルでコマンドー部隊が襲撃された怪事件のモンスターと同一種族で、宇宙から地球へ人間狩りに飛来した異星人だと言うのだ。姿が見えないのはプレデターの持つ迷彩技術で、キース達はそれらの技術を獲得するためにプレデターの生け捕りを目論む政府の特殊部隊だったのである。キース達は調査の結果、プレデターは赤外線しか可視する事が出来ないため、防護服を着て体温を遮断し、照明も紫外線ライトを使えばプレデターから自分たちが見えない事も掴んでいた。さらにプレデターが食事に出入りしている食肉処理場内には塵を散布しており、これがプレデターの身体に付着すれば姿を消す事も封じる事が出来る。この捕獲作戦がまさに今から実行されるところなのである。しかしこの調査は甘かった。通常は赤外線を可視するプレデターだがそれはモードのひとつに過ぎず、紫外線を可視するモードも持っていたのだ。キースたちの突入部隊はプレデターの逆襲に遭い全滅。救援に駆けつけたハリガンは決死の覚悟でプレデターとの対決に挑む事となる。
圧倒的な戦闘能力と強力な武装を誇るプレデターだったが、キースの部隊が散布した塵の効果でプレデターの迷彩技術が機能しなくなると、ハリガンは奮闘し徐々に相手を追い詰め、逃走するプレデターを追跡した先の地下に、謎の宇宙船を発見する。そこには今まで狩った獲物の頭蓋骨がトロフィーとして飾られていた。ハリガンは宇宙船の内部でプレデターとまたしても対峙すると、死闘の末ついにプレデターを倒すのであった。しかしそれも束の間、そこへ多数のプレデターが出現。死を覚悟するハリガンだったが、その中の一人が「英雄よ」と賞賛の辞を述べ1715年製の銃を渡すと、全員ハリガンに手を出す事なく去っていった。宇宙船は地球を離脱、間一髪脱出するハリガン。現場に駆け付けたキースの部下ガーバーは「あと少しだったのに」と悔しがるが、プレデターは大昔から度々地球に飛来している事を知ったハリガンは、「またチャンスはあるさ」とつぶやくのであった。

プレデター2 スタッフ

監督:スティーヴン・ホプキンス
製作総指揮 :マイケル・レヴィ,ロイド・レヴィン
製作:ローレンス・ゴードン,ジョエル・シルバー,ジョン・デイヴィス
脚本:ジム・トーマス,ジョン・C・トーマス
音楽:アラン・シルヴェストリ
撮影:ピーター・レヴィ
編集:マーク・ゴールドブラット
配給:20世紀フォックス

プレデター2 キャスト

ダニー・グローヴァー
ゲイリー・ビジー
ルーベン・ブラデス
マリア・コンチータ・アロンゾ
ビル・パクストン
ロバート・ダヴィ
アダム・ボールドウィン
ケント・マッコード
モートン・ダウニー・Jr
カルヴィン・ロックハート
ケヴィン・ピーター・ホール
スティーブ・カーン
リリアン・ショーヴァン
ヘンリー・キンジ
マイケル・マーク・エドモンドソン
コリー・ランド
ブライアン・レヴィンソン
シルヴィア・コーダーズ

プレデター2 予告編

プレデター2 商品情報