PLANET OF THE APES/猿の惑星は、2001年公開のアメリカ合衆国の映画。猿が人間を支配する惑星の恐怖を描くSF。68年に作られた同名映画のリメイクならぬ”リ・イマジネーション(再創造)“。ユニークな設定と衝撃のラストでSF映画の金字塔となった68年作品「猿の惑星」を、「シザーハンズ」「バットマン」のティム・バートン監督が再映画化。リメイクを超えたリ・イマジネーション(再創造)として甦る!
PLANET OF THE APES/猿の惑星 映画批評・評価・考察
PLANET OF THE APES/猿の惑星(原題:Planet of the Apes)
脚本:29点
演技・演出:18点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計80点
旧「猿の惑星」は当時の社会情勢を反映させたダークな内容が成功して全5作のシリーズになりましたが、再映画化にはジェームズ・キャメロンなど多くの監督が次々と企画に挑みながら本作の実現まで8年もかかることに。しかし1億ドルの製作費を注いだ本作は、ティム・バートン監督(「シザーハンズ」)の奇抜なビジュアル感覚などが広くアピールし、全世界で大ヒット。また、旧「猿の惑星」と同様、ラストに大きなオチが付くがそれは賛否両論を呼びました。
ラストのオチについては、子供っぽいというか・・・ティム・バートンらしいものです。ただ当時、映画館で見ていた僕も含めて、観客は、え?という感じでポカーンというか失笑というかって感じでした。最後の最後にそう来るかと。今作品は、他のバートン作品と比べると彼のカラーが薄く、どちらかというとシリアスな描写が多い内容でした。セードを演じたティム・ロスの怖いこと怖いこと・・・
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PLANET OF THE APES/猿の惑星 あらすじ(ネタバレ)
2029年。宇宙飛行士レオ(マーク・ウォルバーグ)は、オベロン号に乗って交信普通となったチンパンジーのパイロット、ペリクルーズを捜しに宇宙へと飛び出していく。そして消息を絶ち、意識を失っていたレオが気づいたところは、人間たちが知性を持った猿に支配されている惑星。レオは地球に戻ることを願って、オベロン号を捜しはじめる。彼の勇敢な行動に、美女デイナ(エステラ・ウォーレン)ら人間たちはもとより、聡明なチンパンジーの女性アリ(ヘレナ・ボナム・カーター)ら少数の猿たちも惹かれ、行動を共にするようになった。そんな時、なんとペリクルーズがオベロン号に乗って現われる。彼はこの星の猿たちに、神として崇められていた。レオはペリクルーズの力を使って猿と人間を和解させ、一人で地球に戻る。するとそこには、人間ではなく、猿のモニュメントが建っているのだった。
PLANET OF THE APES/猿の惑星 スタッフ
監督:ティム・バートン
脚本:ウィリアム・ブロイルス・ジュニア,ローレンス・コナー,マーク・ローゼンタール
原作:ピエール・ブール『猿の惑星』
製作:リチャード・D・ザナック
製作総指揮:ラルフ・ウィンター
音楽:ダニー・エルフマン
撮影:フィリップ・ルースロ
編集:クリス・レベンゾン
製作会社:20世紀フォックス映画,ザナック・カンパニー
配給:20世紀フォックス映画
PLANET OF THE APES/猿の惑星 キャスト
レオ・デイヴィッドソン大尉:マーク・ウォールバーグ
セード将軍:ティム・ロス
アリ:ヘレナ・ボナム=カーター
アター隊長:マイケル・クラーク・ダンカン
カルービ:クリス・クリストファーソン
デイナ:エステラ・ウォーレン
リンボー:ポール・ジアマッティ
クラル:ケイリー=ヒロユキ・タガワ
サンダー元老院議員:デビッド・ワーナー
ティバル:エリック・アヴァリ
バーン:ルーク・エバール
ノヴァ:リサ・マリー
グレース・アレクサンダー中佐:アン・ラムジー
フランク・サントス少佐:マイケル・ジェース
マリア・クーパー少佐:アンドレア・グラーノ
スペシャリスト・ハンセン:マイケル・ワイズマン
カール・ヴァセッチ中将:クリス・エリス
ガナー:エヴァン・デクスター・パーク
セードの姪:ディープ・ロイ
ネード元老院議員:グレン・シャディックス
ゼイウス(セードの父):チャールトン・ヘストン
人間の女性:リンダ・ハリソン