パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たちは、2003年公開のアメリカ合衆国の映画。18世紀のカリブ海を舞台に、海賊たちの呪いを解く黄金のメダルの「最後の1枚」をめぐる、アクション・アドベンチャー。港町ポート・ロイヤルの総督の娘エリザベスが、その1枚を持っていたことから、海賊の一団にさらわれ、彼女を愛する青年と、一匹狼の海賊が救出へ向かうという物語。ディズニーランドの人気アトラクション“カリブの海賊”を、ジェリー・ブラッカイマー製作、ゴア・ヴァービンスキー監督で映画化したアクション・アドベンチャー大作。
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 映画批評・評価・考察
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(原題: Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pearl)
脚本:35点
演技・演出:18点
撮影・美術:18点
編集:8点
音響・音楽:10点
合計89点
シリーズ最高傑作と名高い1作目になります。ディズニーのアトラクションを映画化してあって子供が観ることを前提とした作品になります。ただ、子供と言ってもハラハラどきどきするには、リアリティのある仕掛けとアドベンチャー的娯楽演出がバランス良くなければ、飽きる前につまらなくなってしまいます。これは大人も同様ですよね。
作品に高揚感を与えてくる音楽も素晴らしいですし、メリハリのある美しい映像も素晴らしいです。変にファミリー向け映画になってないのも良いです。あとディズニー映画は、長く愛される作品作りが上手い。ジョニー・デップの功績も大きいのでしょうが、ジャック・スパロウのキャラクター性が際立ってます。
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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち あらすじ(ネタバレ)
18世紀、カリブ海の港町ポート・ロイヤル。総督の娘エリザベス・スワンは、子供の頃に漂流から救助された少年ウィル・ターナーが身につけていた黄金の金貨を今でも大切に持っていた。青年となったウィルは、スワン総督の屋敷に剣の鍛冶屋として出入りしていた。2人は互いに恋心を抱いていたが、エリザベスは海軍提督ジェームズ・ノリントンと結婚することになっていた。
海原を背に、船のマストに乗って威風堂々と一人の男が港に入る。男は「キャプテン・ジャック・スパロウ」と名乗り、逮捕しようとする兵士たち相手に騒ぎを起こす。その時、ノリントンと話していたエリザベスが、コルセットが苦しく気を失い海へ落下する。ジャックに助けられたエリザベスは彼の助命を懇願するが、ノリントンは許さずジャックは投獄されてしまう。
その夜、海賊船「ブラックパール号」が現れ、キャプテン・ヘクター・バルボッサ率いる海賊たちに町は襲われエリザベスが捕まってしまう。海賊たちの狙いが自分の持つ金貨であると知ったエリザベスはバルボッサに取引を申し出るが、約束は反故にされ金貨は取り上げられてしまう。
ウィルは脱獄したジャックと海軍の高速船「インターセプター号」をたった2人で奪い、トルトゥーガで船員たちを集めると、エリザベス救出のため「死の島」イスラ・デ・ムエルタへ向かう。途中、ジャックはウィルに、バルボッサ一味が「アステカの金貨」の呪いをかけられ、不死身の体であることを告げる。盗まれた金貨を全て元に戻し、盗んだ人間の血を注ぐことで呪いは解けるという。
「死の島」に到着したバルボッサは、呪いを解こうと金貨を戻し、エリザベスの血を一滴注ぐが勿論何も起きない。金貨を盗んだ最後の一人は「靴ひものビル」ことウィルの父ビル・ターナーだが、エリザベスがターナーと名前を偽っていた。それを知ったバルボッサたちは彼女を殺そうとするが、そこにジャックとウィルが救出に現れる。
ジャックらはブラックパール号に追われ、激しい海戦の末インターセプター号は沈み全員捕まる。そしてジャックとエリザベスは、無人島に2人で置き去りにされるが、エリザベスの機転で救出に来たノリントンに救われる。エリザベスはウィルを助けるため、ノリントンに「死の島」を攻撃するよう説得する。
島へ着くとジャックが洞穴にこっそり向かい、バルボッサに海軍が外で待ち伏せしていることを知らせる。バルボッサは海軍を全滅させるため、手下の多くを軍艦へ向かわせるが、その隙を突いてジャックとウィルはバルボッサたちに戦いを挑む。バルボッサは一旦はジャックを打ち負かし、彼を剣で刺したが殺せなかった。どさくさに紛れてジャックが金貨を1枚盗んでいたのだ。怒ったバルボッサは再びジャックへ襲いかかり、一騎打ちで激しく戦う。不死身同士の戦いで決着がつかないと思われたが、ジャックが常に持ち歩いていた銃でバルボッサを撃つ。同時にウィルが血を一滴金貨に注ぐと呪いが解かれ、バルボッサは倒れる。
その後、海軍に捕らわれたジャックは絞首刑にされかけるが、助けに来たウィルとエリザベスの機転で助かり、迎えに来た「ブラックパール号」へ戻ると大海原へと旅立っていった。ウィルはエリザベスとの結婚を、スワン総督とノリントンへ申し出て認められる。ノリントンはジャックを追跡することを宣言し、ウィルとエリザベスは結ばれるのだった。
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち スタッフ
監督:ゴア・ヴァービンスキー
脚本:テッド・エリオット,テリー・ロッシオ,スチュアート・ビーティー,ジェイ・ウォルパート
原作:カリブの海賊(ディズニーパーク内にあるアトラクション)
製作:ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮:ポール・ディーソン,チャド・オマン,マイク・ステンソン
音楽:クラウス・バデルト,ハンス・ジマー
撮影:ダリウス・ウォルスキー
編集:アーサー・シュミット,スティーヴン・E・リフキン,クレイグ・ウッド
製作会社:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ,ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち キャスト
ジャック・スパロウ:ジョニー・デップ
ウィル・ターナー:オーランド・ブルーム
エリザベス・スワン:キーラ・ナイトレイ
ウェザビー・スワン:ジョナサン・プライス
ジェームズ・ノリントン:ジャック・ダヴェンポート
ヘクター・バルボッサ:ジェフリー・ラッシュ
ジョシャミー・ギブス:ケヴィン・マクナリー
ピンテル:リー・アレンバーグ
ラゲッティ:マッケンジー・クルック
アナマリア:ゾーイ・サルダナ
コットン:デヴィッド・ベイリー
マーティ:マーティン・クレッバ
マートッグ:ジャイルズ・ニュー
ムルロイ:アンガス・バーネット