NIGHT HEAD 劇場版 73点

NIGHT HEAD 劇場版

映画批評・備忘録

1994年公開の日本映画。超能力者である兄弟がたどる数奇な運命を描くサイキック・ドラマで、フジテレビで放映された同名のTVシリーズが、好評を得て新たにオリジナルの劇場版として映画化され、ストーリーはテレビシリーズの完結編となっています。そのためテレビドラマを見ていないと意味が分からないところが多い作品です。

ラストシーンの印象が強烈で、それ以外は忘れてしまった(笑)作品ですが、基本的には『スキャナーズ』や『AKIRA』の影響を強く受けたストーリーです。もともと深夜枠のテレビだったこともあり若干エロティックな描写もあったり、登場人物・キャラクターが濃いのが多いです。超能力者である主役の二人は繊細な感じ・神経質な感じがものすごく伝わってくる豊川悦治と武田真治がハマリ役で、ちょっと可笑しい演出でも、それっぽく見えて緊張感を保てています。
また、天元姉妹役の小島聖と奥菜恵の美しさ、可愛さは当時、衝撃的でした。



NIGHT HEAD(ナイトヘッド) 劇場版

脚本:30点
演技・演出:15点
撮影・美術:14点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計73点

あらすじ

サイコキネシスの力を持つ兄・霧原直人と、リーディングと予知能力のある弟・直也の兄弟は、その能力ゆえ人なみの生活を放棄せざるを得ず、青年期までを「研究所」で隔離されて過ごしてきた。現実社会に戻って来た直人と直也はある日、何者かに追われている男が彼らに何かを訴える残像に遭遇する。その行方をたどっていった2人は、早紀枝という自閉症気味の高校生に出会った。彼女も2人と同じように能力者だった。折しも彼女と彼女をいじめていた5人の女子高生がプールに集団入水自殺を起こす事件が起こり、早紀枝だけが助かった。自分の感情が他人に感染するという″感染能力″を持つ早紀枝は、女子高生たちは自分が殺したのだと罪悪感にかられており、そんな彼女を直人と直也は救おうとするが、その度に三雲玄吾と名乗る男が現れて兄弟の行動を邪魔した。三雲の背後にいる者こそ、兄弟たちを″未知の不確定要素″と位置づける強力な予知能力者・奥原晶子だった。三雲との壮絶な戦いの末、直人は再起不能となり、早紀枝は奥原の手に渡ってしまう。しかも奥原らは早紀枝の妹・知美を殺して早紀枝にショックを与え、能力を最大限に覚醒させてしまった。直也の新しく目覚めた能力により知美は生き返り、弟を守るために再起した直人のより強力な力によって三雲は倒されるた。そのころ奥原は直人と直也がこれからの歴史に必要不可欠な″確定要素″であることを悟り、静かに息をひきとった。早紀枝は能力を失い、それと同時に直人と直也の記憶も失った。2人の行く手には大きな″変革の時″が待ち受けている……

スタッフ

企画:中山和記,松下千秋
原作・監督:飯田譲治
製作:堀口壽一,田中迪
プロデューサー:小川晋一,岩田祐二
脚本:飯田譲治,笠井健夫
撮影:榎田洋美
音楽:蓜島邦明
美術:佐々木修
助監督:舞原賢二
配給:東宝

キャスト

霧原直人:豊川悦司
霧原直也:武田真治
双海翔子:山口リエ(声のみ)
天元早紀枝:小島聖
天元知美:奥菜恵
都築洋介:松尾スズキ
坂口修:走水杏伍
天元久雄:中平良夫
大久保教諭:森下哲夫
佐藤刑事:有福正志
天元悠子:姿晴香
三雲玄吾:篠井英介
奥原晶子:南美江

予告編

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