デンジャラス・ビューティーは、2001年公開のアメリカ合衆国の映画。サンドラ・ブロック演じる男勝りな主人公がひょんなことからメキメキ女を上げていく。王道シンデレラ・ストーリー。コミカルな笑いどころもたっぷりで、かつてない個性的な美女像が描かれる。
デンジャラス・ビューティー 映画批評・評価・考察
デンジャラス・ビューティー(原題:Miss Congeniality)
脚本:32点
演技・演出:16点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計80点
サンドラ・ブロックの魅力たっぷりの作品で、アクションもそこそこ演技幅の広さとユーモラスなセリフまわしもあって、吹替ではなく字幕版で見ないといけない作品です。サンドラ・ブロックの出演映画は、吹替よりも字幕ですね。彼女のしゃべりの面白さは天性のものなので、吹替は相当難しいように思います。今作品、数ある刑事ものの潜入捜査という脚本なのですが、この設定をミス・アメリカのコンテストにサンドラ・ブロックが潜入するという上書きなので、ベタなんだけど面白い作品です。
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デンジャラス・ビューティー あらすじ(ネタバレ)
男勝りなFBI捜査官グレイシー・ハートは優秀ではあるが、皮肉屋で、色気ゼロ、オシャレにも全く関心がなく野暮ったい風貌。イケメンでモテモテの同僚エリック・マシューズとは対照的に、仕事一筋で地味な独身生活を送っている。しかし、とある事件の捜査でミスを犯した結果仲間が怪我してしまい、上司の命令で現場から遠ざけられ内勤を命じられ落ち込んでいた。そんな最中ミス・アメリカ・コンテストの主催者宛てに「シチズン」と呼ばれる連続爆弾魔から爆破予告が届く。それを受けた特捜チームは囮捜査のためコンテストに女性捜査官を潜入させることを決定する。本人が嫌がる中で、他に適任がいないということでグレイシーに白羽の矢が立つ。「ミスコンなんて頭が空っぽの女が出るバカ女の品評会みたいなもの」とハナからコンテストを軽蔑しきっていたグレイシーに見かねたFBIは、過去に何度も優勝者を輩出している伝説の美容コンサルタント、ヴィクター・メリングを雇う。食事のマナーから歩き方までオネエ言葉でレクチャーするヴィクターに辟易しながらも、捜査のためにつき合うグレイシー。彼が率いる優秀な美容チームの協力も得て、見事ミス・ニュージャージーに生まれ変わった彼女は大会出場者の送迎バスに乗り込む。
グレイシーは、ニュージャージーを代表する「グレイシー・ルー・フリーブッシュ」としてコンテストに参加し、ミス・ロードアイランドであるシェリル・フレイジャーと友達になった。コンテストが始まると、グレイシーは才能コンテスト中にグラスハープのスキルと護身術で審査員に感銘を与えた。
現在のコンテスト・ディレクターで元ページェント優勝者のキャシー・モーニングサイド、アシスタントのフランク・トービン、ベテランMCのスタン・フィールズ、急進的な動物の権利活動家としての歴史を持つシェリルなど、複数の容疑者が特定されていた。 グレイシーは、シェリルと他の出場者が夜のパーティーを過ごすときに同行し、グレイシーはシェリルの過去を掘り下げようとしたが、うっかり他の人から、主要な出場者が突然来た後に彼女が勝ったという事実を含め、ページェントの出場者としてのキャシーの過去が疑わしいことを知るのだった。グレイシーは、キャシーが「シチズン」の模倣者であると信じるようになった。グレイシーがこれをエリックとチームに報告したとき、彼女は「シチズン」が無関係の容疑で逮捕されたことを知り、それ以上の脅威がないため、彼らの監督者は任務を取り下げた。グレイシーは、何かがおかしいのではないかと主張したが、エリックとチームは納得できずに去る。家に帰る途中、ビクターはエリックに、フランクが実際にはキャシーの息子であり、彼らがFBI から隠そうとした事実であることを知らせた。
最終ラウンドで、グレイシーは最初の次点者に指名されたときに唖然とした。シェリルはミス・アメリカに選ばれましたが、彼女がティアラを受け取りに行くと、 グレイシーは、フランクが「シチズン」になりすましてページェントに爆弾の脅威を与えたこと、そして爆弾が王冠にあることに気づいた。エリックが爆弾を爆発させようとしているフランクと格闘するとき、グレイシーは王冠のために他の競技者と戦った。グレイシーはティアラを舞台風景に投げ上げ、そこで爆発して舞台に火をつけた。キャシーとフランクが逮捕されると、グレイシーは、キャシーがミス・アメリカ組織から解雇されたことへの復讐として、2人がステージでページェントの勝者を殺したかったと判断した。その後、エリックはグレイシーをデートに誘い、キスをする。その後すぐに、エリックとビクターはグレイシーをだましてページェントの別れの朝食に出席させ、そこで新しいミス・アメリカ(シェリル)がグレイシーを「ミス・コンジニアリティ」と名付けました。
デンジャラス・ビューティー スタッフ
監督:ドナルド・ペトリ
脚本:マーク・ローレンス,ケイティ・フォード,カリン・ルーカス
製作:サンドラ・ブロック
製作総指揮:ブルース・バーマン,マーク・ローレンス,ジンジャー・スレッジ
音楽:エド・シェアマー
撮影:ラズロ・コヴァックス
編集:ビリー・ウェバー
製作会社:ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ,キャッスル・ロック・エンターテインメント
配給:ワーナー・ブラザース
デンジャラス・ビューティー キャスト
グレイシー・ハート:サンドラ・ブロック
ヴィクター・メリング:マイケル・ケイン
エリック・マシューズ:ベンジャミン・ブラット
スタン・フィールズ:ウィリアム・シャトナー
ハリー・マクドナルド:アーニー・ハドソン
キャシー・モーニングサイド:キャンディス・バーゲン
クロンスキー捜査官:ジョン・ディレスタ
シェリル【ミス・ロードアイランド】:ヘザー・バーンズ
カレン【ミス・ニューヨーク】 :メリッサ・デ・ソーサ
レズリー【ミス・カリフォルニア】:ウェンディ・ラクエル・ロビンソン
メアリー・ジョー【ミス・テキサス】:ディアドレ・クイン
アラナ【ミス・ハワイ】:エイシャ・デマーコス
フランク・トービン:スティーヴ・モンロー