沈黙の傭兵(ちんもくのようへい)は、2006年公開のアメリカ合衆国の映画。武闘派スター、スティーヴン・セガールが寡黙な傭兵に扮したバトルアクション。CIAの罠にはまり親友を失った傭兵が、友の復讐を誓い、新たなミッションを遂行するアクション。
沈黙の傭兵 映画批評・評価・考察
沈黙の傭兵(原題: Mercenary for Justice)
脚本:12点
演技・演出:14点
撮影・美術:12点
編集:6点
音響・音楽:6点
合計50点
親日家で武術の達人でもある人気スター、セガールの主演作。正式なシリーズではありませんが、セガール印のアクションとして本作の邦題にも「沈黙」が付けられています。本作ではセガール扮する凄腕の傭兵は、殺された戦友の遺族を人質に取られ、意に添わない危険な任務を負わされることに。もちろんそのままで終わるはずもなく、“このオヤジ、ヤリすぎ。”という劇場公開時のキャッチコピーの通り、悪を完膚無きまでにたたきのめす、痛快な反撃が用意されています。
今作品はAmazonプライムで見ました。
沈黙の傭兵 あらすじ(ネタバレ)
アフリカの独裁国家、ガルモラル島。軍事政権から島民を解放するというCIAの大義名分の下、シーガー(スティーヴン・セガール)ら屈強な傭兵たちが手配師のチャペル(ロジャー・グーンヴァー・スミス)によって集められた。だが政府軍との戦いが繰り広げられる中、突然フランス軍が介入、仲間のラジオが殺害され、傭兵たちは撤退を余儀なくされる。シーガーはCIAのドレシャム(ルーク・ゴス)の謀略だと悟る。
一方、ラジオの家を訪れたシーガーは、悲しみに沈む未亡人と息子を勇気づけ、親友の復讐を誓う。その帰り道、チャペルからシーガーに新たなミッションが下る。それは、南アフリカのランベルド刑務所に投獄された大物武器商人の息子を4日以内に脱出させること。しかもチャペルからラジオの未亡人と息子を人質にとったと告げられ、シーガーはやむなく協力を承諾する。
そんな中、ドレシャムはシーガーを始末するために、彼の元恋人であるがシーガーに不信感を抱く有能な傭兵でもあるマキシーン(ジャクリーン・ロード)を利用する。マキシーンがドレシャムと共にケープタウン入りしたことを察知したシーガーは、銀行を襲う計画をマキシーンにそれとなく伝える。その後シーガーは彼女をディナーに誘い、二人はまだ愛が冷め切っていないことを確認しあう。シーガーたちの作戦本部がもぬけの殻となり、ついに強盗が実行されると踏んだドレシャムは銀行でシーガーの到来を待つ。しかし実際に襲われたのはランベルト刑務所であった。騙されたことに気付いたドレシャムは、慌てて全警備を刑務所へとまわす。
そのとき、用意周到に計画されたシーガーの真のミッションが開始されたのだった。
沈黙の傭兵 スタッフ
監督:ドン・E・ファンルロイ
脚本:スティーヴ・コリンズ
製作:ランドール・エメット,ジョージ・ファーラ,ダニー・ラーナー,レス・ウェルドン
製作総指揮:アヴィ・ラーナー,スティーヴン・セガール,トレヴァー・ショート
音楽:スティーヴン・エドワーズ
撮影:ドン・E・ファンルロイ
編集:ロバート・A・フェレッティ
配給:アートポート
沈黙の傭兵 キャスト
ジョン・シーガー:スティーヴン・セガール
マキシン・バーノル:ジャクリーン・ロード
アンソニー・チャペル:ロジャー・グーンヴァー・スミス
ジョン・ドレシャム:ルーク・ゴス
サミュエル・ケイ:マイケル・ケネス・ウィリアムズ
ブルドッグ:エイドリアン・ギャレイ
クルーガー:ラングレー・カークウッド
ニュースキャスター:レスリー=アン・ダウン