マニアック 44点

マニアック

マニアック 映画批評・備忘録

『タクシードライバー』、『ロッキー』、『ロッキー2』などの名脇役として知られる俳優ジョー・スピネルが脚本・主演し、特殊メイクアップアーティストのトム・サヴィーニが特殊効果を担当するとともに、役者としても出演している。交友をもっていたシルヴェスター・スタローンが、未だ日の目を見なかった時代に企画した『ロッキー』によって成功したことに感化され、自作映画を企図し、今作で製作総指揮、脚本、主演を担った。なお、スピネルはキャロライン・マンローのファンで、この作品で彼女を出演させている。

主人公が変態猟奇殺人鬼というマニアックすぎる映画で、女性の頭の皮を剥ぎ取りマネキンに被せるという異常性癖を持っている主人公がひたすら惨殺する様子を描き、終盤は自分が殺害してきた女性の悪夢に苦しめられるシーンに移ります。残酷シーンが続いてきた中で、悪夢のシーンも後の作品に多大な影響を与えた狂気の映像です。残酷描写の特撮の完成度の高さは、これほどのインパクトは衝撃的なものでした。

マニアック 採点の内訳


脚本:5点
演技・演出:10点
撮影・美術:17点
編集:6点
音響・音楽:6点
合計44点

マニアック タイトル

マニアック(原題:Maniac)

マニアック あらすじ(ネタバレ)

巨漢のマザコン男が夜毎に女を捕まえてはその頭皮をはぎ取る姿を描く。

中年男のフランク・ジトーは幼少の頃、母親からお仕置きと称されて何度も衣装棚に閉じ込められており、その棚の中から母が日々着飾っては別の男と寝ているのを目撃していた。フランクはそれでも美人の母が好きだったがやがて死別。以来女性に対して「着飾って自分を弄んだ挙句結局どこかへ去ってしまう」という強迫観念に駆られるようになる。

やがてフランクは生身の女性を愛することができなくなり、決して自分から離れていかない、人形やマネキンで部屋を埋め尽くすようになっていった。しかしそれだけでは飽き足らず、フランクは着飾った女性や男を誘う娼婦に対して抑えようのない激情に駆られるようになる。気づけばフランクは女性を殺しては衣服と頭皮を剥ぎ取り、自室のマネキンに被せて悦に入る猟奇殺人鬼になっていた。自分のしたことに怯え、何度も外出をやめようと思うものの過去に囚われたもう一人の自分に押し切られ夜毎に街へと繰り出してしまうのだった。

ある日、いつものように獲物を探して徘徊していたフランクは公園で偶然写真に撮られたことをきっかけに写真家のアンナ・ダントニと知り合う。次の獲物を彼女に定め、親交を深めていくフランク。しかし彼女を人気のない墓地に連れ出してついに殺そうとした瞬間に激しく抵抗され、取り逃がすどころか腕に怪我まで負わされてしまう。母の墓前で失態を犯したフランクは自分を叱りつけ閉じ込めようとする母の声の幻聴を聞きながら自宅へ逃げ帰るが、今度は部屋中のマネキンが殺した女性たちの怨念となって襲い掛かってくる幻を見て発狂してしまう。

翌朝、前夜の事件を知った二人の警官がフランクの部屋に突入すると、ベッドの上には腹部に刃物を突き立てたままピクリとも動かないフランクが倒れていた。二人はフランクが死んだと判断し部屋を立ち去るが、それを待っていたかのようにフランクは目を見開くのだった。

マニアック スタッフ

監督:ウィリアム・ラスティグ
脚本:C・A・ローゼンバーグ,ジョー・スピネル
原案:ジョー・スピネル
製作:アンドリュー・ガローニ,ウィリアム・ラスティグ
製作総指揮:ジョー・スピネル,ジャド・ハミルトン
音楽:ジェイ・チャタウェイ
撮影:ロバート・リンゼイ
編集:ロレンツォ・マリネッリ
製作会社:マグナム・モーション・ピクチャー
配給:Analysis Film Releasing Corporation

マニアック キャスト

フランク・ジトー – ジョー・スピネル
アンナ・ダントニ – キャロライン・マンロー
娼婦 リタ・モントーネ – アビゲイル・クレイトン
看護師 – ケリー・パイパー
ディスコ・ボーイ – トム・サヴィーニ
看護師2 – シャロン・ミッチェル
ホテル支配人 – ウィリアム・ラスティグ

マニアック 予告編

Tom Savini on “Maniac” トム・サヴィーニの特撮について

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