崖っぷちの男は、2012年公開のアメリカ合衆国の映画。30億円のダイヤモンド横領罪で服役し脱走した元ニューヨーク市警官が、高層ビルから飛び降りようと身を乗り出す中、次第に彼の目的が明らかになっていくサスペンス。
崖っぷちの男 映画批評・評価・考察
崖っぷちの男(原題:Man on a Ledge)
脚本:29点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計75点
まさに崖っぷちの男の話なのですが、高層での駆け引きは、かなり緊迫感を持たせていますし、映画映えしています。ただ、これ以外のシーンが今一つなのが勿体ない。起承転結が、意識的にされているのでエンタメとしては面白い映画でした。ただ個人的には序盤が見事過ぎて、中盤がいまいちなんですよね。
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崖っぷちの男 あらすじ
30億円のダイヤモンドを横領した罪で服役しているニューヨーク市警の元警察官ニック・キャシディ(サム・ワーシントン)は、脱獄し、高級ホテルの高層階に現れた。そして窓枠を越え、飛び降りようとする。大勢の人が固唾をのみながらニックを見守る。ニックは要求を伝えるための交渉人としてニューヨーク市警の女性刑事リディア(エリザベス・バンクス)を指名する。ニックからある依頼を受けた弟(ジェイミー・ベル)、元同僚のニューヨーク市警警官たち、ニューヨークでも指折りのダイヤモンド王と呼ばれる実業家(エド・ハリス)らの様々な思惑が交錯する中、ニックの本当の目的が明らかになっていく……。
崖っぷちの男 スタッフ
監督:アスガー・レス
脚本:パブロ・F・フェニベス
製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ,マーク・ヴァーラディアン
製作総指揮:ジェイク・マイヤーズ,デヴィッド・レディ
音楽:ヘンリー・ジャックマン
撮影:ポール・キャメロン
編集:ケヴィン・スティット
製作会社:ディ・ボナヴェンチュラ・ピクチャーズ
配給:サミット・エンターテインメント,ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
崖っぷちの男 キャスト
ニック・キャシディ:サム・ワーシントン
4千万ドルのモナークダイヤを盗んで売りさばいたとの罪を着せられ、懲役25年の刑に服していた元NY市警官。父の葬儀の場で脱走をはかり、無実を証明するために、ニューヨークの高級ホテル「ルーズヴェルト・ホテル」の21階から飛び降りようとする。
リディア・マーサー:エリザベス・バンクス
NY市警の女性交渉人。1ヶ月前に自殺志願者の説得に失敗して死なせてしまった経験を持つ。交渉人としての経験に基づく直感から、ニックの無実を信じるようになる。
ジョーイ・キャシディ:ジェイミー・ベル
ニックの弟。一見頼りない不良だが、ニックの立てた計画を忠実に実行する。
マイク・アッカーマン:アンソニー・マッキー
ニックの元相棒。服役中のニックが父の葬儀に参列できるように特別にはからうが、脱走したニックを追うことになる。
アンジェラ(アンジー)・マリア・ロペス:ジェネシス・ロドリゲス
ジョーイの恋人。勝ち気でセクシーな美女で、ジョーイの相棒としてニックの計画を手伝う。
デヴィッド・イングランダー:エド・ハリス
実業家で、ダイヤモンド王。ニックが盗んだとされるモナークダイヤの元所有者。
スージー・モラレス:キーラ・セジウィック
TVレポーター。正義や倫理よりも目の前の話題性を追い求める。
ジャック・ドハーティ:エド・バーンズ
NY市警の交渉人。リディアの同僚。ニックがリディアを交渉人に指名したことに不快感を示すが、暴走しがちなリディアを冷静にバックアップする。
ダンテ・マーカス:タイタス・ウェリヴァー
NY市警官。ニックの飛び降り騒ぎの現場の指揮を執る。
ヴァレット:ウィリアム・サドラー
ニックの部屋の客室係。ニックを気にかけ、食事を差し入れるなどしてくれる。